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変化する美しさ

2007-09-02 18:50:48

昨年、ケンジントン・ガーデンにて撮影した、プリンセス・ダイアナの写真。




ダイアナさんが、亡くなって10年なんですね。


まったく美しい人だった・・と
何度写真を見ても思ってしまいます。

数年前、図書館で、プリンセス・ダイアナの写真集を
ぱらぱらとめくりました。

若きプリンセスのその姿は、ヒラヒラ、ブリブリのドレスに
髪型もすこしやぼったい、もともとがかわいらしいお顔つきに
あの髪型は、たしかに似合っているといえば、似合っていたような
気もしますが、当時のご本人の姿と、数年後の、大きな変化を
見比べると、「変身」ってすごいなあと思いました。

ぶりぶり、ひらひらのドレスから、胸元、背中を大きく開いたドレス、
すらりとした足を見せて、歩くプリンセスへと変わったときの写真を
見ると、人間って何歳になっても変わるものなんだと。

ストレスからくる過食の問題もありましたし、自殺未遂もあったと
いわれています。
その本人が、ここまで体の線を維持しているのには、驚きです。

追悼番組で、当時のヘアドレッサーや、ご友人が、自信のなかった
プリンセスがどう変わったかをお話されていました。

プリンセスが、人前ではっきりとスピーチをする姿が映り、その姿の
見えぬ部分、スペシャリストについて、話す練習をしていたと。

体型維持のために、エクササイズもがんばる。

もともと、あのブリブリ、ヒラヒラ服は、夫、チャールズ皇太子の好みで
あったともいわれています。
それを脱ぎ捨てて、自分らしい姿を自分で発見するのに、長い間時間を
要したわけですが、華やかにみえる世界の裏の努力はそれはそれは
一般人には想像できぬ、ご苦労であったと思います。

以前、ロンドンにいたときに、聞いたお話が
プリンセス・ダイアナのご成婚時のイギリスは、もちろんのこと女性が
バリバリに働くなんてことはなかったし、
キャリア・ウーマンなんて言葉もなかった。

そうなると、いいお家のお嬢様方は、その年頃になると
自分に見合ったお家の方に嫁ぐのが、普通で。

たぶん、プリンセス・ダイアナもその流れで王室に嫁がれていたのでは
ないかと思います。

ところが、どっこい、嫁いだ相手が、外に女性がいる。

そのまま、おとなしく、うつむいて、ブリブリのお洋服着て
皇太子妃やっていることも、選択の一つだったかもしれないのに、

彼女は、その後、苦しみながらも、大きく成長されたわけです。

この世に、たくさん、自己啓発本があり、わたしはほとんど
読んでいないのだけど、プリンセス・ダイアナの写真を数枚見るたび
に、女性の変化の美しさに魅了されます。

何歳になっても、変化は美しいな・・と。

この世の女性に、ある意味、すばらしい生き方を
見せてくれた方であったと思います。




Posted at 18:50 | ロンドン | この記事の詳細

心でつくる

2007-08-04 14:46:06

もう一週間経ったんだなー。イギリスいったの。





スマイルさんたち。



marbleさんが、綺麗に写真を写してくれて、ブログに載せてくれてうれしかったです。
このスマイルクッキーは、昨年、日本に戻ったときに、個人のお菓子教室で教えて
頂いたもの。お教室のブログを紹介したいけど、ひそかにブログ営業されているので
こちらには載せません。

粉の配合、サクッと感、落としても割れにくいなど、持ち歩くのにいいし、なにより
味がいいのです。

工夫に工夫を凝らして出来上がってレシピを伝授して頂けて、ラッキーでした。
この前、5月に日本の実家でこのクッキーを焼いていると、いつもは口少ない父親が
おいしい、といって手を伸ばしていました。
愛されるお菓子だな・・と思いました。


工夫、気持ち、ものをつくるには、材料も機材ももちろん大切だけど、
一番大切なのは、気持ちです。

今回のイギリス二日間で、改めて感じました。そして、marbleさんと
それをお話しました。



彼女のバックから、このカメラが出てきたときには、びっくり。





古い型のデジカメ、そして、一部壊れているから、針金でぐるぐる巻き(巻いたのは夫君らしい)

あの素敵な写真の数々は、このカメラで写されたものです。

やはり、写真は、機材ではない、心で撮る・・。

実は、この数年、うんざりしていたのが、機材がない、ものがない、お金がない、なにかが
無いことを悲観して、そういったことを口にする人がいたので、正直、そうじゃないと思うと
感じたことがありました。

足りないのは機材ではなく、心。


marbleさんのこのカメラは、日々の彼女の目から映るものを撮って、大事に使ってもらって
いるんですね。



Posted at 14:46 | ロンドン | この記事の詳細

ロンドンの空港にて・・。

2007-08-03 03:59:43
marbleさん夫婦に見送られ、バスは空港へと向かいました。

バスの旅75分。当然ながら、昼寝しちゃいますよね

ぐっすりと寝て気がついたら空港到着。
寝ぼけたまま、バスを降り、ぼーっとしながら、空港の中へ。
チェックインも機械でサクサクと終了です。


時間もあるし、出国審査すませて中でお茶でも飲んでおこうと
出国審査口へと進んだときです。
寝ぼけた目に、ある注意書きが見えました。

100mlルール

ペットボトル持込駄目
リキット類、ジェル類も容量が限られている・・。



んんんん?

ということは・・・・・・。

と寝ぼけた感覚も急に正常になり、そこにたっていたセキュリティの三人に
尋ねました。




これって、ジェル&リキット類に分類されるのであろうか・・・。





marbleさんが別れ際に持たせてくれたブラックベリージャムです。
このジャムはお手製、それもベリー類はご友人の畑から

セキュリティーの三人も数秒無言


これねー、プレゼントでもらったんだ♪と自慢してみました。


お返事は;「バックにいれて、預けるしかないわね・・」と。


え、じゃ、これって、機内持ち込みできないの・・・・・・。

3人はBAのカウンターを指差して、その手前に立っている案内所で相談するように
いいました。


と、いうことで、その小さなカウンターへ向かいました。

おじさんがニコニコと立っています。

「あのね、ジャムもってんだよね」とバックから、ゴソゴソと出して見せました。

おじさん;お!朝ごはんにおいしそうだねえ

おじさん、話わかるじゃん。
えへへ、ちなみにプレゼントと自慢して、おじさんをみると
笑顔で指差した先は、やはりチェックインカウンター

ハイ。列に並びます・・・・・。

ここで、手放すわけにはいかん!

時間はたっぷりあるから並ぶのはぜんぜん問題ない。
でもね、瓶類をバックにいれて預けて割れたらどうすんの・・。
んんんん・・・。

あ・・・。いい方法がある



なにやら、呼び声がきこえたわよ〜ん




うひひ、かえるちゃんで瓶をぐるぐる巻きにしたら、割れないもんねー。

ということで、ジャムとかえるは共にバックにいれられ、預け荷物としてベルトコンベアーへと
のみ込まれていったのでした・・。

そして、出国審査の後、手荷物検査場。

ああ、ジャムを持っていたことに気がついてよかった。
もしバックにいれていたら、没収だったのは確実

ラッキー。


通常の手荷物検査を無事終了して、前に進みました。

するとまた、障害物発見。

でも、その障害物が自分にも適用されるとは思っておらず、天然に左に進むと
「正面に進みなさい」と怒られ、よく見るとまた検査場。

「靴を脱いでください」

と書かれていて、靴を脱ぎ、またその靴をX線に掛けました。

ああ・・勘弁してよ。

ということで、係員に「これ、靴確認、新しいシステム?」と聞くと、無言でうなずいて
いました。

とりあえず、新品の靴でよかった・・。


それからウロウロとお土産を探し、カフェで紅茶を飲みながら飛行機を待ちました。



定刻から30分近く遅れで、飛行機は飛び立ちました。



日が沈む時刻のフライトだったので、空がとても綺麗で。。

空港は面倒だけど、飛んでいる時間は45分だから、また遊びにいきたいなあと
思いました。


オランダに到着して、バックをあけてみると、marbleさんのジャムは割れずに
手元に戻ってきたので、うれしかったな〜。

本当においしそうなジャムで、週末にでもおいしいパンを買って、食べてみようと
思います。

楽しみです


Posted at 03:59 | ロンドン | この記事の詳細

イギリスの化石

2007-08-02 04:20:37
日曜日の朝、ゆっくり起きて朝食を。




前晩、marbleさんと23時までとても素敵なレストランでインド料理を食べて、楽しくおしゃべり。普通、デザートは私は食べないのだけど、この夜は、レモンのシャーベットを頂きました。

おしゃべりに花が咲きすぎたか、朝から声がでない・・



お飲み物は?と朝食時に聞かれ、コーヒーを頼もうとしたけど、声がなかなかはっきりせず。

んんん。

オランダよりイギリスは乾燥していたので、そのせいだったようです。水を飲み、コーヒーを
飲み、軽く朝食をとっているうちに声もでるようになりました。

ある村にある、このホテルの近所は、ほーんとに村。
教会があって、地元の方が礼拝に教会へと入っていかれていました。
のんびりと散歩したあと、荷物をまとめ、チェックアウト。

marbleさんが迎えにきてくれていました


marbleさんの運転でウインザーまでドライブです


現代の化石をめぐるツアー二日目



貴族など家柄のよろしいご子息が学ばれるイートン校。

そしてエリザベス女王がお過ごしになるウインザー城の周りもお散歩しました。



はい、こちらがプリンス・ウイリアム&ハリーが卒業したイートン校。






化石だねええ〜と私。

代々受け継がれる話し方やマナー、お付き合いなど、いわゆる一般人の生活とは
違う人たち。


言葉変えると、現代の化石だな・・・


そもそも、初日のロンドンでも、歩いた場所が、化石ファミリーがたくさん住んでいる地域
を散歩して通ったので、ロンドンの現代化石も見てきました。




イートン校の敷地内だったのか、わからないけど、緑が多い散歩道。





歩きながらのおしゃべりは楽しくて。

marbleさんのお名前を聞いたときは、あまりにも素敵で、お会いできたら
お名前の由来を伺いたいとおもっていました。

そのお名前の通りの方でした。





楽しく歩いたあと、なんと!marbleさんの夫君が来てくださったのです。

お昼を誘っていただいて、カフェで待ち合わせ。

カフェに入ると、すぐ近くに座っていらして、にっこりとされた表情が
とても印象的でした。

すこしお仕事の話も伺ったのですが、専門のとても頭を使う仕事・・・。

すごい・・


とても話題が豊富な方で、どれもそれも私の大好きな話ばかり。

ふと、marbleさんが言った一言に、夫君が一言。


「それって、おさるのジョージみたいだね


私「え、黄色いぼうしのおじさん?」



3人とも軽く30歳すぎてるんですが・・・

どのお話も面白くて、素敵だったんだけど、一番素敵だったのは
この瞬間。夫君がおさるのジョージを言ったこと。


ほんの数時間しか夫君とはお話できなかったのですが、
この方は、まったく違うものを受け入れるスペースを心にもった男性だと
おもいました。
それはとても素敵なことで


あれよ、あれよと時間はすぎてお別れの時間が来ました。

今度はアムステルダムに欲しいと、お誘いしました。

空港までのバス乗り場まで車で送ってくれて、バスターミナルでお別れです。


別れ際、marbleさんが袋をひとつ渡してくれました。

手つくりのジャムとバナナケーキです。

ジャムはmarbleさんが作ったもの。
そして、ケーキは夫君が作ってくれたそうです。




暖かいもてなしと、そして別れ際に素敵なプレゼントを頂いて
胸いっぱいになってバスに乗り込み、お別れしました。


本当に2日間ありがとうございました。

またお会いしましょう。




Posted at 04:20 | ロンドン | この記事の詳細

地図のいらぬ人生

2007-08-01 00:00:19
初めて会ったmarbleさん。
お互い想像の人物とは違ったようで、ちょっと恥ずかしいような、お久しぶりのような
はじめましてのような感じで、ミュージアムを後に。



ハロッズの近くを通り、途中から住宅地にはいる小さな道へ。
大通りは隣なのに、あっという間に人もいなくなって、二人でおしゃべりに花が咲く

かつておぼっちゃまと歩いた住宅地をmarbleさんと歩く。とっても不思議な気持ち。

住んでいた家をmarbleさんに見てもらって、ハイドパークへと向かいました。
実は、知り合いにロンドンでお世話になっていた家を見てもらったのは初めて。それも
marbleさんであったことに、とても嬉しくて。

「あの部屋に住んでいたんですよ」と指をさすと、marbleさんも、その家を見る。



家族や友達のこと、趣味のこと、イギリスのこと、オランダのこと、どれから話して
いいのかわからないけど、おしゃべりは続く、続く。

そして、大好きなケンジントンガーデンへ。

marbleさんは、行き当たりばったりといわれたけど、それには私も負けません!
地図も持たないし、適当に足が向く方向へと進むのみ。

その後、、ノッティングヒルを経て、ポートベローマーケットと散歩は続くのでした。
しかし、お互い、行き当たりばったりなもので、当然ながら地図なんぞ持っておりませぬ。

通りが終わって角になると、ふたりで、じゃ、今度は右に、左にと適当道まっしぐら。


この人、地図を持たない女性だなあ・・とmarbleさんを見る・・・。

つまり、人生の地図も持たないでOKな人だな・・と。

地図が読めない女じゃないですよ。
地図を確認しまくる人でもないですよ。


ちなみにわたしも地図を持たない女です。

あまり人生を地図にすると、先が決まって面白くないもんね・・。

ふらー、


ふらー、

ふら〜っと、歩いて、marbleさんとテキトーにパディントン駅へと向かいました。

本当に気が向くままフラフラしていたら、駅についたので、びっくりでしたけど。

やっぱ、わたしたちには地図いらないよ〜。

行き当たりばったり。


彼女の行き当たりばったりはまるで自分を鏡でみるようでした






Posted at 00:00 | ロンドン | この記事の詳細

やっとお会いできましたね

2007-07-31 03:54:16
土曜日の朝、いつもの出勤時間と同じく玄関をでて、空港へと向かいました。


British Airways、London行きの便です。






近いから、かばんも小さくて、その中にかえるちゃんを一匹、バックへ放り込んで
玄関を出ました。
かえるちゃんもたまには旅行しなくちゃ・・ね。


空港は夏休みでごった返していて、かえるちゃんは余裕でバックの中でくつろがれていましたが、出国ゲートが混みあっていて大変でした。

左奥にみえる飛行機がロンドン行きの飛行機です。



飛ぶこと1時間弱、機上でコーヒー飲んでたら、あっという間にロンドンに到着。


そこから、急行電車に乗って行った先は、ロンドンのヴィクトリア駅。


いつか、会えることがあったら、ヴィクトリア&アルバートミュージアムのシャンデリアの
下でお待ちしています。とmarbleさんと以前約束しました。そして、その日が7月28日のお昼でした。

待ち合わせの時間まであと1時間もあるし。。。ということで、ミュージアムまで歩いていくことにしました。
ごちゃごちゃしたロンドンの込み合う道を抜け、懐かしい場所へ。

おぼっちゃまと一緒にすごした時間を思い出しました。
おぼっちゃまの小学校が見えて、なじみのパン屋さんが見えて、角を曲がると
最後にAfternoon teaをご馳走になったホテルのTea room。

小さなおぼっちゃまの手を引いて歩いた道を一人、ぽつんとあるくと、数年前のこととはいえ、
ちょっとさびしくなった瞬間でした。

わたしがロンドン時代に住んでいた家から、ミュージアムまで歩いて10分も掛かりませんでしたので、以前、すんでいた家の前を経由して、ミュージアムへと向かいました。





いつか会えたら・・場所はここにしましょう。




2年半ぶりに入ったミュージアムはすこし内装が変わっていて、
ああ、ここも変わったな・・としんみり。

まだ時間があったので、大好きなイスラム文化の展示室をぐるりとまわって
シャンデリアのある入り口へと向かいます。

どんな人だろうmarbleさん・・。

日本人らしき人がしばらく見えなかったので、椅子に座って本を読んでいると
そこに、その人が現れました。

Posted at 03:54 | ロンドン | この記事の詳細

ロンドン

2007-06-12 04:06:25
最近、ちょっとロンドンでの暮らしが懐かしくなりました。



たぶん、ブログでmarbleさんとお話しているからかな・・。

時折、私はイギリスのラジオをインターネットを通して聞いています。
Classic FM、私にとってのロンドンを思い出す、音です。

実は、あるときからこのチャンネルはネット上で受信が不可になりました。UK外は配信できないとのこと、たぶん著作権などが絡んでいるのでしょう、UK外は無料ではきけなくなりました。

聴こえなくなったとき、かなりがっかりしたのですが、なんと裏技を見つけてしまい、現在もオランダから聴いています。
(ばれたらどうすんだ・・・)

一時期、このクラシックFMのコマーシャルで、ロンドンの音がきこえてくるものがありました。それは混みあったロンドンの夕方の車の音、こぼれて楽器の音たち、イメージからすると家の近くであった、ロイヤルアルバートホール付近の音です。

ああ、懐かしいと心は、ロンドンのケンジントンガーデンあたりへ飛んでいきます。
音楽とは、音とは不思議なものですね。

心の中で、私の目に映るものは、晴れたロンドンではなく、初めてトランクを持って、おぼっちゃまのお家へ向かったタクシーからみえた風景なのです。

小雨の中、お家に向かう車は、ノッテング・ヒルを過ぎ、ハイストリート・ケンジントン、ケンジントンガーデンを通過して、ロイヤルアルバートミュージアムの脇を通った、その風景。それは一生忘れることができない風景なのです。

初めて、ベビーシッターとして、カバン一つでロンドンについた私。うまくいかなかったらどうしよう、と不安で一杯でタクシーに乗り込んだのですが、不思議とロイヤル・アルバートミュージアムの角を車が曲がったときに、覚悟が出来た、その気持ちが懐かしく、その時の小雨の風景が今も胸に焼き付いています。

昨年、おぼっちゃまがアメリカに戻ってから、その時、ロンドンにはしばらく用はないな、、と思っていたのですが、また近いうちにロンドンへと飛んでいくことになりそうです。



Posted at 04:06 | ロンドン | この記事の詳細

格差社会について

2006-12-16 04:05:15
 最近、marbleさんのブログにて、イギリスの教育事情についてお書きになっていました。
各家庭における子育てに対する問題、それが地域の差であったり、、親の収入の差、諸々で子供を取り巻く環境が違うこと。
イギリスでは、金持ちの家に生れ落ちた子は、その時、親は有名小学校へと入学申し込みをします。私がオーペアをしていた家の子もロンドン市内の名門男子校へと通っていました。
聞くと、やはりおぼっちゃまが生まれた時に父親が入れたい学校へと申し込んだとのこと。

(この家族のことは、カテゴリー;ロンドンのところに書いてます。ごらん下さい)

一年ちかくこの家にいて、いわゆるクィーンズイングリッシュを話す上流家庭の取り巻く環境を
見れたことは非常にいい経験になりました。

一言でいうと、イギリス国内(もちろんロンドンを中心に)のお受験事情は日本並、いや、日本以上にシビアです。

ある日、おぼっちゃまのママは子供を迎えにいった時、数人のお母様方に囲まれました。

「あのね、あなたの子供はこの学校に合わないと思うので、転校したほうがいいわ」

「わたしたちはあなたたちのことを思って言ってあげているの、転校しなさい」

ようするに、おぼっちゃまが邪魔だということです。
その後、ママは担任に相談しました。すると担任は「まったく合わないなんておもってない、やっかみですね。これから受験前になるともっとひどくなるから覚悟しておいたほうがいい」と
いわれていました。

受験。
そう、おぼっちゃまがいった小学校などは、いわゆる日本の6年生までのクラスはありません。これはわたしはまったく詳しくないのですが、一度、入った小学校から8−9歳くらいで、別の学校へと入ります。
もちろん、全寮制の学校もありますが、一番競争が激しい学校が、ウェストミンスターにある学校1学年、1クラス。イギリス全国から受験しても20人しか入れません。つまりイギリスで最高の頭脳が集まる場所だということです。

有名校に通う男子校の親がめざすのは、子供をここにいれること。
ある日、学校説明会におぼっちゃまとパパ&ママはいってきました。
もらってきたパンフレットをみると、上にはロンドン市内有名校の名が三つほど書かれていました。ようするにその数校からの受験者を対象にしているということです。
受験までに確実にやっておいてほしい科目、レベルがかかれていて、中身は忘れましたけど「これをこの年齢の子がやらなければいけないのか」と気が遠くなりました。

その説明会の中に子供を普通の小学校に通わせている親御さんがいたそうです。
質問の時間に「こんな科目、どうやったらいいのか、公立に通わせている子供には入学のチャンスがないのか?」と質問されたそうです。

正直、厳しい私立校+家庭教師+親の根性がないと入れません。
お金のない家には無理なのです。かなしい現実だけど。

私はおぼっちゃまがパパやママと過ごしている時間は、もっぱらバスの一日乗車券を買って一日中、ロンドン市内をバスから見ました。
北から南、西から東と一年間で大体全部をまわったと思います。
ロンドンのセンターから離れていくと、貧しそうな地域や、外国人ばかりの場所、治安が悪そうな場所と様々なところがありました。
バスの窓から格差はありありと見えるものです。
貧しそうな地域の人はなぜか、ブヨブヨと太っている大人や子供が多く、チェルシーやケンジントンあたりを歩くと、太った人をあまりみかけない・・・。

学校で読んだ新聞記事にイギリスは肥満児が多い、キングサイズのチョコやチップスなどを問題視するものがあり、クラスで私はいいました。
「こう書いてあるけど、わたし、太った子供をあまりみないんだよね」

それはね、住んでいる場所が違いすぎるからといわれました。

たしかにおぼっちゃまのクラスメイトも肥満児がいなかったし、小さいながらも毎日、学校で
ナイフとフォークをきちんとつかい適量を食べる小さな紳士たち。

なーんかな、イギリスってやはり階級社会なんだって思いました。
おぼっちゃま、そしておぼっちゃまを取り巻く環境と、ロンドンの中心からすこし出た貧しい地域の子との差があまりにも大きくて。

年中、クラスの子から誕生日パーテイの招待状が届き、これも子供の社交で、プレゼントを用意し、カードを書き、招待された場所へと向かうのです。
場所は、レストランであったり、いろんなところを貸しきったり、おぼっちゃま方の世界。

ある日、ママさんが「おもしろい封筒みせてあげるわ」といわれて、手にしたものが、おぼっちゃまのクラスメートからの手紙。
「ぼくのお誕生日パーティにきてくれてありがとう」ってお礼のお手紙(ちなみに5歳)

封筒がね、このクラスメートのカントリーハウスの紋章というか、住所が印刷されたものなんだけど、番地が載ってないんです。

つまり、その街か村まで郵便物が届けば、そこに住む人たちは、このファミリーが誰であるか、どこにお家があるかわかるんですね、つまり土地の名士ってことです。
番地がいらない人たち・・・。

marbleさんのブログにもコメントしましたが、なかなか素敵な現代の化石・・・の世界でした。










Posted at 04:05 | ロンドン | この記事の詳細

クリスマス、そしておもしろい家具

2006-11-10 05:26:53
 今日のプリバルさんのブログ、リアド思考にね、とっても素敵な鳥かご風のソファーが載ってました。うふふ。
世の中、ロマンチックなもの作る人いるもんですね
その後のブリバルさんの妄想チックな展開がまたおもろかった。

と、この世には面白い家具があるのです。

ロンドンで生活していたころ、世間さまはクリスマス。あるパーティに登場した家具を思い出しました。
普段はお家にいたおぼっちゃまくんのママもパパさんとドレスアップでお出かけしてました。
ある夜のパーティはパパさんの会社が主催のチャリティをかねたディナーで、場所はケンジントンの美術館、そこのフロアーには、特別にディナーで、招待客はもちろんリッチな方々。王女様も出席されたこのパーティの話を聞くのが楽しくて、楽しくて、ママさんはお話上手だったから、玄関で見送った私も
ママのドレスを見て、いろいろと想像しちゃってそれだけで楽しかったです。

「王女が登場されたときはラッパが鳴ったのよ、ドンドンって杖をつくような音も聞こえたわ」
杖をドンドン、「皆様、お静かに王女さまがいらっしゃいました」とのアナウンスで皆、階段の上にご注目。ラッパが鳴り、王女様がご登場されたとか。
まあ、映画の世界なんだけど、現実にやってんですね・・・。

で、このチャリティー。出し物が不思議なものばかり。

王女さまとプライベートジェットで飛ぶ南フランス(女中つき)
など、一般人が競り落とさないようなものばかり・・・

ママさん「ふふ、面白いのがあったのよ、金の馬車、なんに使うと思う?」といわれたので、
わからない、と返事をしたのですが、
この金の馬車ベットだそうです。

金持ちの買い物って理解に苦しむ…。

ママさんいわく「あれはね、相当玄関が大きくないと入らないわ、買った人がいたんだけど、すごいお家でしょうね」だそうです。

たぶん、プリバルさんのブログで紹介されていた、鳥かごタイプの家具も玄関大きくないと入らなさそう・・・。

いずれにしても、この世には不思議な家具やチャリティー品があるものですね。あはは。

明日から3日ほど旅にでます。
ブログの更新は日曜日までありません。

皆様、良い週末をお過ごしください!
Posted at 05:26 | ロンドン | この記事の詳細

信じる力

2006-10-11 03:38:40
 今でも時折、ロンドンでの生活を思い出します。得たもの、お金ではなく、子供との生活の楽しさ、大変さ、他人と過ごすストレス、同時に楽しさ。
なににも変えがたい貴重な経験。

おぼっちゃまに教えてもらったとても大切なこと。それは自分を信じること。

おぼっちゃま、当時5歳。自分に不可能なしと信じていました(たぶん今も)
ある夏休みの朝、二人でご飯を食べて楽しくおしゃべり。彼はパパとママと行ったばかりの
トルコのリゾート地の話をしてくれました。
大人でも怖いと思われる遊び、ロープにつながれ高いところに飛ぶアトラクションに挑戦、見ているママのほうが怖いなあと思っていたそうです。
「僕は鳥になったんだよ」とお話も楽しそう。

ねえ、おねえさんは高いところにジャンプできる?と聞いてきたので、即答できないといいました。
どうしてできないと思うの?とさらにおぼっちゃまは私に聞きます。
「怖い、できないと思う、だから無理」というと、おぼっちゃまはこういいました。
できるとおもったら出来る!できないとおもうと出来ない!信じる!

5歳に励まされ、そうだなあ、出来るとおもったら出来るのかなあ、と考えたものです。
実は、このおぼっちゃまの性格、自分を信じる、出来ると信じる力そして実行する息子に産んだママさんも時折、「何で出来るの?」と真剣にきいていました。

イメージするんだ、自分がそうなったところを想像する、するとぜんぜん怖くない。って。

確かにこの子は体は小さいのにイギリス人の体格のいい男の子に混じって運動会ではメダル取ってきていたし、勉強でも誰にも負けないし、自信を持ってなにごとも出来ると信じる小さな子に、わたしもまずは自分を信じなくちゃな、と思ったものです。

よく私はおぼっちゃまくんが壊れると、おーーーと大きな声で叫んでいました。
するとおぼっちゃまのそれに対する返事が「ちつく?」
そう、落ち着く・・・。

君はなんでも出来るでしょ、もっと落ち着くとなんでも出来るでしょ。というと安心したように
「落ち着く♪、落ち着く♪」と数回つぶやいて、数秒後にはまた違うことに集中していました。

といいながら、学校の授業、試験中、わからなくてパニックになって頭真っ白になっていた当時の私。心の中でおーーー、おーだよ、おー、落ち着け私!大人の私がパニックになっては子供に落ち着けなんていえない、だから落ち着いて、しっかり読んでと自分に言い聞かせて、するとなんかムクムクと気持ちが切り替わっていたような気がします。

自分を信じる、そして窮地にもまず落ち着くことからはじめる。ロンドンで知った大切なこと。

といいながら、よく自分を信じきれなくなるんですが、不思議とあの子が「だめだよ!出来るとおもえば出来る!」と半分怒って私に演説したあの顔が思い出されて、なんかね、なんでも出来るような気がするんです。

不思議ですよね。イメージすること。




Posted at 03:38 | ロンドン | この記事の詳細
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