DHAの評価
2008-02-18 00:38:53
D H A
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◆ 1、DHA(ドコサヘキサエンサン)とは
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DHAとはn−3系の多価不飽和脂肪酸の1つで、EPAなどと共にイワシなどの青魚に比較的多く含まれています。EPAの研究から10年ほど遅れて、DHAの研究が始まりました。
特に欧米での関心が高く、研究成果が続々と報告され、信頼性の高いデータが多くあります。
DHAとEPAは兄弟みたいなもので、効果も似ています。少し違う点は、DHAは脳に入ることができるということです。(EPAは脳内に入ることができません)
また、EPAと同様に「中性脂肪が気になる方の食品」という表示で、DHAを成分とした特定保健用食品(トクホ)が許可されています。
今回の評価は一般的に言われている「動脈硬化を防ぐ」「認知症等の予防や改善」「記憶力向上」「抗がん作用」「アトピー、アレルギーを防ぐ」について行います。
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◆ 2、期待されている効果の検証
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■動脈硬化を防ぐ
EPAと同様に、DHAでも数多くの信頼できる試験で、狭心症、心筋梗塞など冠状動脈疾患を防ぐ報告があります。作用としてはコレステロールなどを下げ、血をサラサラにすることによるものだと考えられています。
「中性脂肪を低下させる作用のあるEPA、DHAを含んでおりますので、中性脂肪が気になる方に適します」などの表示が許可された特定保健用食品(トクホ)があります。
EPAと共に、DHAの動脈硬化を防ぐ効果は期待できるでしょう。
■認知症等の予防や改善
2003年に「週に魚類を少なくとも1回食べる人は、食べない人に比べ、アルツハイマー病発症リスクが60%減少する」というアメリカの研究者のデータがあります。
これを受けて、魚に含まれるDHAにその作用があるのではないかと、多くの試験が実施されています。ただ、現段階ではそのほとんどがマウスを使った実験で、ヒトを対象にしたものは多くありません。
DHA単独ではまだ検証が必要ですが、魚を食べるのは効果が期待できるでしょう。
■記憶力の向上
“ヒトを対象”にした良質な研究は、調べた限りありませんでした。
効果を確認しているのは、サルやマウスを使用した動物実験や試験管レベルの実験です。この結果をもって、DHAを摂ればヒトでも記憶力が向上するというのは早計です。
まだまだ検証が必要です。
■抗がん作用
観察的な研究として、毎日魚を食べている人は、そうでない人に比べがんになりにくいという研究結果があります。この結果を受け、DHAの抗がん作用に注目が集まっています。
動物実験でのデータは集まりつつありますが、ヒトを対象にしたものはまだ始まったばかりです。認知症の効果と同様に、検証が必要であります。
■アトピー、アレルギー等によい
いくつかの“ヒトを対象”にした試験で、DHAを含む魚油の摂取がアトピー性皮膚炎に対して有効性を示したという報告があります。
これは、DHAの抗炎症、抗アレルギー作用が関与していると言われています。
この効果に関しては期待できるでしょう。
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◆ 3、安全性
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血液をサラサラにするので、出血が止まりにくくなる恐れがあります。
また、息やげっぷが魚臭になることがあります。
米国では、サプリメントからの摂取はDHAとEPAを合わせて1日2gを超えないようにとされています。
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◆ 4、医薬品との飲み合わせ
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血液をサラサラにする薬を飲んでいる方は、出血傾向に注意する必要があります。
また、血圧を下げる可能性もあるので、降圧剤を服用中の方は血圧の下がりすぎに注意してください。
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◆ 5、総合評価
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これまでのところ、効果が期待できるのは「動脈硬化を防ぐ」と「アトピー、アレルギーを防ぐ」です。
EPAでも述べましたが、メタボリック対策にはEPA・DHAサプリメントをおススメします。
また、「認知症等の予防や改善」と「抗がん作用」についてはマウスなどの結果から、これからの研究に期待が集まっています。現在進行中の試験もあるようですので、発表に期待しています。
「記憶力向上」については噂が先行しているといえるでしょう。極端にDHAが脳内で少なくなった場合は、障害が出ると言われていますが、過剰に摂ったからといって記憶力が向上するものではありません。
また、最近は子供に、サプリメントでDHAを摂らせようとする方が多いことに驚いています。
私の考えとしては、サプリメントはあくまでも健康を維持するための補助であると思います。頭がよくなるからとか、記憶力がつくからとして、子供の時からサプリメントでDHAを摂ることはおすすめしません。
それより心のこもった、おいしい魚料理を作ってあげるほうがいいのではないかと思います。
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◆ 1、DHA(ドコサヘキサエンサン)とは
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DHAとはn−3系の多価不飽和脂肪酸の1つで、EPAなどと共にイワシなどの青魚に比較的多く含まれています。EPAの研究から10年ほど遅れて、DHAの研究が始まりました。
特に欧米での関心が高く、研究成果が続々と報告され、信頼性の高いデータが多くあります。
DHAとEPAは兄弟みたいなもので、効果も似ています。少し違う点は、DHAは脳に入ることができるということです。(EPAは脳内に入ることができません)
また、EPAと同様に「中性脂肪が気になる方の食品」という表示で、DHAを成分とした特定保健用食品(トクホ)が許可されています。
今回の評価は一般的に言われている「動脈硬化を防ぐ」「認知症等の予防や改善」「記憶力向上」「抗がん作用」「アトピー、アレルギーを防ぐ」について行います。
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◆ 2、期待されている効果の検証
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■動脈硬化を防ぐ
EPAと同様に、DHAでも数多くの信頼できる試験で、狭心症、心筋梗塞など冠状動脈疾患を防ぐ報告があります。作用としてはコレステロールなどを下げ、血をサラサラにすることによるものだと考えられています。
「中性脂肪を低下させる作用のあるEPA、DHAを含んでおりますので、中性脂肪が気になる方に適します」などの表示が許可された特定保健用食品(トクホ)があります。
EPAと共に、DHAの動脈硬化を防ぐ効果は期待できるでしょう。
■認知症等の予防や改善
2003年に「週に魚類を少なくとも1回食べる人は、食べない人に比べ、アルツハイマー病発症リスクが60%減少する」というアメリカの研究者のデータがあります。
これを受けて、魚に含まれるDHAにその作用があるのではないかと、多くの試験が実施されています。ただ、現段階ではそのほとんどがマウスを使った実験で、ヒトを対象にしたものは多くありません。
DHA単独ではまだ検証が必要ですが、魚を食べるのは効果が期待できるでしょう。
■記憶力の向上
“ヒトを対象”にした良質な研究は、調べた限りありませんでした。
効果を確認しているのは、サルやマウスを使用した動物実験や試験管レベルの実験です。この結果をもって、DHAを摂ればヒトでも記憶力が向上するというのは早計です。
まだまだ検証が必要です。
■抗がん作用
観察的な研究として、毎日魚を食べている人は、そうでない人に比べがんになりにくいという研究結果があります。この結果を受け、DHAの抗がん作用に注目が集まっています。
動物実験でのデータは集まりつつありますが、ヒトを対象にしたものはまだ始まったばかりです。認知症の効果と同様に、検証が必要であります。
■アトピー、アレルギー等によい
いくつかの“ヒトを対象”にした試験で、DHAを含む魚油の摂取がアトピー性皮膚炎に対して有効性を示したという報告があります。
これは、DHAの抗炎症、抗アレルギー作用が関与していると言われています。
この効果に関しては期待できるでしょう。
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◆ 3、安全性
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血液をサラサラにするので、出血が止まりにくくなる恐れがあります。
また、息やげっぷが魚臭になることがあります。
米国では、サプリメントからの摂取はDHAとEPAを合わせて1日2gを超えないようにとされています。
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◆ 4、医薬品との飲み合わせ
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血液をサラサラにする薬を飲んでいる方は、出血傾向に注意する必要があります。
また、血圧を下げる可能性もあるので、降圧剤を服用中の方は血圧の下がりすぎに注意してください。
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◆ 5、総合評価
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これまでのところ、効果が期待できるのは「動脈硬化を防ぐ」と「アトピー、アレルギーを防ぐ」です。
EPAでも述べましたが、メタボリック対策にはEPA・DHAサプリメントをおススメします。
また、「認知症等の予防や改善」と「抗がん作用」についてはマウスなどの結果から、これからの研究に期待が集まっています。現在進行中の試験もあるようですので、発表に期待しています。
「記憶力向上」については噂が先行しているといえるでしょう。極端にDHAが脳内で少なくなった場合は、障害が出ると言われていますが、過剰に摂ったからといって記憶力が向上するものではありません。
また、最近は子供に、サプリメントでDHAを摂らせようとする方が多いことに驚いています。
私の考えとしては、サプリメントはあくまでも健康を維持するための補助であると思います。頭がよくなるからとか、記憶力がつくからとして、子供の時からサプリメントでDHAを摂ることはおすすめしません。
それより心のこもった、おいしい魚料理を作ってあげるほうがいいのではないかと思います。
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