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αーヒドロキシ酸

2007-12-03 02:20:43
☆今回評価する成分☆

「 α(アルファ)−ヒドロキシ酸 」   


1、α―ヒドロキシ酸とは

α−ヒドロキシ酸とは、食品に含まれている天然の酸です。
フルーツによく含まれるところから、フルーツ酸とも呼ばれています。
クエン酸(かんきつ類)、グリコール酸(さとうきび)、りんご酸(りんご)、酒石酸(ぶどう)などの種類があります。

αーヒドロキシ酸は、肌のバリア機能を壊さずに、表面の古い細胞をはがし、その下にある新しい細胞の成長を促します。
含有量が10%未満のクリームやローションが化粧品として売られています。

クリニックなどで行われているケミカルピーリングでも、主にα―ヒドロキシ酸が使用されています。
ただし、ピーリングで用いるものは含有量が20%以上のもので、皮膚科医の指導の下での使用可能です。



2、期待される効果

☆シミ・くすみをとる

40歳〜70歳 74名の女性に8%のαーヒドロキシ酸(グリコール酸を使用)を1日2回 22週間使用したアメリカでの試験があります。
結果はそばかす、皮膚の黄ばみ、しわを改善、副作用もありませんでした。

その他いくつかの試験でも同様の報告がなされており、シミやくすみに有益であるとの裏づけがあります。


☆にきびを治す

α―ヒドロキシ酸を含有した石鹸やローションを用いた臨床試験で有効であるとの結果が出ております。


☆乾燥肌・シワを改善する

30名の女性を対象にα―ヒドロキシ酸を3ヶ月使用した前と後で、皮膚の荒さ・細かなシワの数・シワの深さを比較した試験があります。

その結果はすべてにおいて改善がみられました。この試験以外にも乾燥肌やシワを改善する有益な試験結果が出ております。

これらのことから、乾燥肌やシワについても有効であるといえます。


3、安全性

含有量が10%未満のものであれば、用法どおりに使用すれば安全でしょう。
人によっては日光に敏感になるので、使用中は必ずSPF15以上の日焼け止めを塗ったほうがいいとされています。

含有量が10%以上のものについては、やけどなどのトラブルを避けるため、皮膚科医の指導のもとでのみ使用してください。


4、医薬品との飲み合わせ

まだ明らかではありませんが、問題はないでしょう。



5、総合評価

さまざまな臨床試験の結果から、α―ヒドロキシ酸はシミ・くすみ・小じわ・にきび・乾燥肌に有効であるといえます。
特にα―ヒドロキシ酸の中でもグリコール酸は分子が小さいので肌の深くへ浸透しやすいようです。

使用中の日焼け対策さえしっかりやれば、安全性も高く有効な方法だと思います。
ケミカルピーリングをするのに踏ん切りがつかない時は、市販のグリコール酸10%以下の製品を使ってみてはいかがでしょうか。

※注意※
輸入品でα―ヒドロキシ酸10%以上の製品が手に入るようですが、個人では絶対に使用しないほうがいいです。


その他α―リポ酸にも同様のエビデンス(科学的な裏づけ)があります。
これは抗酸化作用でシワなどを改善していくようなので、年配の方の老化しかけている肌に向いているかもしれません。

あと、ビタミンAも有効であるといわれていますが、長期間使用における皮膚がんのリスクが拭いきれていないのでおすすめしません。

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