たおやかな光

“たおやか”とは、しなやかさを表します。ニューヨークで生まれた風とたおやかに生きる光を吸収した執筆家・入澤依里がよそおいも新たに、日々の想いを綴ります。

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人生の凪を楽しむ

2010年6月6日(日) 21:10
突然ですが、思うところあって、今回をもって本連載を終了させていただくことになりました。

2007年5月17日から『ニューヨークの風』として始めたこのブログ。NYから帰国し現在の『たおやかな光』となって計3年が経過しました。今まで読んでいただきました皆様、本当にありがとうございました。

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ミケをはじめ、我が家のペットのことを可愛がってくださってありがとうございました。私が一番気に入っているミケの写真で最後を飾りたいと思います

特に、私が体調を崩し、そして回復する過程で、自らのことのように一喜一憂したりしてくださったこと、心より感謝申し上げます。

何事も終わりは淋しいもの…、自ら連載の終了を決意したものの、正直言ってためらいがありました。しかし、ここはいったん、立ち止まってみて、また違う角度から物事を見つめてみようと思いたちました。

Cafeglobeの矢野貴久子社長と編集担当の羽生田由香さんに連絡したところ、お二人から揃って「連載が終わっても、今後とも末長くお付き合いください」と前向きなお返事を頂きました。

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どんなことも前向きにとらえる矢野社長。見習うこと非常に多し。矢野さん自身が働く女性を元気づける本サイトの姿勢を体現されています

さらに「お疲れ様会というより“おしゃべり会”をしましょう」と言ってくださり、お二人とも小さなお子さんをご家族に預けてまでお時間を作ってくださいました。

私が寄稿するどんなブログに対しても丁寧なコメントを下さり、心温まるサポートしてくださった歴代の編集者の皆様にもどんなに支えられたことか…。

cafeglobeの皆様には感謝の念が尽きません。寄稿していて楽しかったです。

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お世話になったcafeglobeの皆様。向かって右から羽生田さん、南さん、笹田さん。皆さんとお話しているだけで元気をいただきました。ありがとうございました

過去を振り返ることはあまり好きではありませんが、連載終了を決意し、『ニューヨークの風』の最初から改めて読み直してみました。感慨深いものがありました。そして、“風”を感じました。

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「懐かしい道は前進ではなく後退である」と、ある人が言っていました。その通りだと思います。時は一刻一刻と流れています。一度きりの人生なんだから、日々を充実させなきゃもったいない!容赦なく吹きつける風に翻弄されずに自分の夢をしっかり持って前を向いていたいものです

一方、日常生活に特に大きな変化がなく、小さな幸せが嬉しい今は、人生における凪状態とも言えましょうか…。
海洋冒険家の友人の話によると、凪状態の海では夜空の星が鏡のように水面に写ったり、ムーンロードができたり、それはそれは美しい光景が期せずして見えたりするのだそうです。

一度、立ち止まって人生の凪を楽しみつつ、私が向かうべき光の方向へと導いてくれる風を待ってみようと思います。またいつか、何らかの形でお目にかかることもあるかもしれません。

今まで、御精読いただきまして、本当にありがとうございました。
皆様、どうかお元気で。ごきげんよう。
[ 心の音 ]
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ささやかな幸せ

2010年5月25日(火) 23:12
ノースリーブで十分な日があるかと思うと、雨が降りしきり長袖が恋しい肌寒い日もあり…、毎朝の洋服選びに迷ってしまいます。
これから、アジサイが緑に花を添える雨が多いしっとりとした季節になりますね。

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以前は雨の日には特に頭が痛くなったり、出かけても足元が汚れるのが憂鬱でした。しかし、最近では読書をしたり、ジャズやクラシックを聴くのに雨の日は最適だと思えるようになり、むしろ、心が落ち着きます。

「晴好雨奇」―文字通り、晴れた日にも雨の日にもそれぞれの眺めや良さがあり、異なった趣を感じます。さらに、雨は我が家の野菜や木々や花々を幸せにし、収穫した野菜や摘み取った花々は家族を幸せにしてくれます。

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ある日、母が「うちは植物や自然や動物に元気をもらってるから私たちが元気でいられるのよね」と言っていました。NYから戻ってきてから1年半年程経って、やっとそのとおりだと思えるようになりました。

私たちに元気をくれるキャバリアのカイザーが先日10歳のお誕生日迎えました。キャバリアは心臓が弱いので寿命は8歳と言われています。実際にカイは何度も危ない状態になったことがありますが、家族にたっぷり愛されて幸運にも10歳まで生きることができました。

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母がメインでカイの“担当”をしているため、あまり登場回数が多くないカイですが、もちろん私もかわいがっています

命と健康に感謝!こうして小さな幸せを家族で祝える環境に感謝!
ささやかな幸せを感じる今日この頃です。
[ 心の音 ]
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プロフィール
Profile
入澤依里

入澤 依里 Yori Irisawa
執筆家。NYに7年間移住し、『ELLE Japon』 『ELLE a table』などの雑誌や、ウェッブメディア『nikkei BPnet』内でコラム『国境を越える風』などに寄稿。 現在、日本を主な拠点とし、“世界の子供のために役立つこと”をライフワークにするすべを模索中。 翻訳絵本『THE KISSING HAND-キスのおまじない』(アシェット婦人画報社刊)は「全国学校図書館協議会・選定図書」「日本図書館協会・選定図書」に認定された。 翻訳書『静かに恋を見つめてみませんか?』(主婦の友社刊)、『ZAGAT TOKYO』(英訳)がある。


『ニューヨークの風』はこちら

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