ニューヨークの風
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MRIの帰りに風そよぐ公園のコンサートへ [2008年07月31日(木)]
 
随分、回復したのですが、未だに頭が痛いので、今日、MRIを撮ってきました。



今日の段階では、大きな異常が認められないままに帰ってきました。途中で大きな注射をされたり、閉所恐怖症になりそうな圧迫感がありましたが、陽気な施術士さんに「なんで一度も結婚してないのさ?」と、からかわれながら、愉快な時間(?)を過ごしました。終了後、「写真撮ってもいい?」と聴いたら、「そんなこと言う患者はいないよ!」と大笑いされながら、撮影許可を取ったので大丈夫です。



アパートに戻ってきたら、コンシェルジュ・デスクに、家の傍の丘の上の公園で開催されている無料コンサート「CONCERTS IN THE PARK」の案内が展示されていました。夏限定のコンサートとして、42丁目の1st avenueの上に南北に分かれた公園で実施されます。



そういえば、この1週間、病院との往復以外、外出していないなと思って、夕暮れ時で風が気持ち良かったので、ふらふらと、ほんの少しだけでも…と公園に行ってみました。



毎夏、ミュージック・カレッジの学生がボランティアで実施していて、ジャズや管弦楽、ブラス・バンドなど、テーマが変わり、2週間ごとに行なわれるのです。



風にそよぐ木々と爽やかな管弦楽が、夏の夕暮れ、心を静めてくれました。何気ないコンサートなんですが、とってもロマンティックなので、いつか大切な人と行きたいと思いつつ、まだ一度も実現できていません。
今シーズンは、8月13日に、もう一回、チャンスがあります。もし、N.Y.にいらしたら、是非、立ち寄ってみてください。訪れた際は、無償で私たちを楽しませてくれている若きプレイヤーに、少しでもいいので、チップをお忘れなく。

復活の兆し [2008年07月29日(火)]
 
先週来、倒れていて、お騒がせ致しました。普段、偏頭痛もちではない上に、ここまで頭が痛くなったことがなく、自分でも驚きました。だいぶよくなりましたが、まだ、頭はキリキリ痛んでいます。診断結果は、くも膜下ではないにせよ、原因不明。感染症の疑いがあるかもしれないとのこと。偏頭痛をお持ちで苦しんでいらっしゃる方の気持ちがよくわかりました。



1週間くらい、ほとんど寝たきりで、何も食べられない状態でした。ひたすら眠り続け、夢ばかり見ていました。夢の中で、原稿を書いている夢を何度も見ました。
人間は、よく、ここまで何も食べずに飲み物だけで生きていけるなあと自分の体で人体実験をしているようでした。

あっという間に夜になり、目が覚めるとまた夜…という日々が続きました。病気のときほど、一人身の淋しさを感じるときはないですね。しかし、何かあったときのために書いておいたブログを見てくれたお友達が、私が出るまで電話を鳴らしてくれたり、生存確認をしてくれたりしました。無理して外出すると嘔吐したり貧血を起こしてしまう私に、お野菜炒めとおにぎりを差し入れをしてくれた優しいカップルにも感謝です。そして、体調を気遣ってくださり、締め切りを考慮してくださった編集担当の小松さんにも。このブログは、楽しんで書いているので、書くだけで元気になります。生きる支えになっているのかも…。



街の騒音やTVの音さえも煩わしかったのですが、朦朧とする意識の中で、TVで放映されていた同時多発テロ直後のツインタワーの映像を見ました。ここで実際に惨事に巻き込まれた人たちは、私なんかの苦しみ以上に大変な思いをしたのだと思うと、偏頭痛くらいで弱音を吐いている自分が情けなくなってきて、倒れていなんかいられない!と、少しでも早く復活しようと言う意識に変わりました。
たまたま、私が倒れる数日前に復興中のグランドゼロの様子を撮影してきたのですが、その写真を見て、いったい、私は何をしているんだろうと…。
以来、元気になろうとする気力が頭の痛みを上回ってきているような気がします。そして、こうしてブログを更新できるようになりました。

人生、予期せぬときに、予期せぬことが起こるもの。すべてにおいて「私は大丈夫」という過信は、万事において危険だと言うことを身をもって痛感しました。
学んだのが、偏頭痛には、和食(ほうれん草、干し海老や乾燥ひじきなどのマグネシウム系の物、玄米)などが良いそうですよ。医食同源とはよく言ったもの。病人にポンとビスケットとジュースを渡すアメリカの食生活では、よくなるものも、あまりよくなりそうにないですからね。

初・ER! [2008年07月25日(金)]
 
昨日、朝の4時ごろから、猛烈に頭の右半分の額が痛くなって、2時間ほど、横になったりして痛みが治まるのを待っていましたが、堪えきれずに、一番近所の病院NYU Hospitals CenterのER(Emergency Room)に行ってしまいました。



最初に、いつも行っている日本語病院の提携のほかの病院に行ったのですが、「ドクターが来るのが8:30AMだから、それまで何しててもいいよ」なんて呑気なことを言われ、「こんなことじゃ、生死を争う人は死んでしまうわ」と思いながら、その病院の並びにあるNYUならどうかとチェックをしにいって“逃亡”してきたのです。というか、私も、あと2時間も、この頭痛を我慢する余裕がなかったからです。幸運にも、NYUは、迅速に対応してくれました。



家を出る前に、冷静になろうと、ネットで症状と照らし合わせて、自分の病状を把握しようとしました。普段、我慢強いので、滅多なことで病院へも行かず、薬も飲まないからです。大袈裟にしたくなかったのですが、「もしや、これって、くも膜下出血か髄膜炎に近い…?」と想い、早い対応がいいと書いてあるため、勇気を出して、病院に行ったのでした。



血液検査や血圧を計られた後、あまりにひどい頭痛を治めるため、モルヒネを投与されました。でも、まったく効かず、もう一本、投与されて、かえって、ふらふらになってしまいました。
しかし、滅多にない経験なので、こうして写真を撮ってみたりして…。われながら、余裕だなと思いながら、こんな状況を興味を持つしかないと、気力が落ちないように、平静を保ってみました。しかし、あまりの頭痛のため、ほとんど眠れず…。脱水症状を防ぐため、水分も補給してもらいながら、眠らされること4時間。



今度は髄膜炎の検査です。腰に太い注射を二本して、髄液を採るんですが、痛いこと!
その結果は、まだ出ていませんが、6時間後に「そろそろ帰る事ができますか?」と先生に起こされ、帰ろうとするも、会計の最中に貧血を起こして、また寝かしてもらうことに。
その後、また3時間ぐらい、寝かせてもらいましたが、また、起こされ、ふらふらになって帰りました。
以来、さきほどまで、寝たきり状態。しかし、こうして執筆できるので大事には至っていないと思います。皆さんも、何があるかわかりません。普段から水分や栄養をたくさん摂って、この夏を元気に乗り切ってくださいね。

真夏の夜の音楽祭 [2008年07月23日(水)]
 
すべてが密集しているマンハッタン。さすがのニューヨーク好きの私も、ずっといると、たまに息がつまりそうに感じるときがあります。特に夏場は、なんとも言えない熱気や騒音が地下から湧き上がってきて、暑さに輪をかけて不快感をもよおします。そんなとき、気持ちをリラックスさせるために、良い音楽を聴きにコンサート・ホールに行くことが、私にとっての清涼剤!特に、新緑に囲まれた野外で、真夏の夜のクラシックを聴くことが、毎夏の楽しみの一つとなっています。

N.Y.から少し足を延ばしたボストン郊外で毎夏行なわれる「タングルウッド音楽祭」。


ボストン・フィルハーモニックによる演奏は秀逸! 真ん中のまるっちい男性が名指揮者のJames Levin。指揮に熱中しすぎてステージから転げ落ちて肩を骨折したというエピソードも

普通のコンサート・ホールのように屋根の下の席もありますが、この音楽祭の名物は、ピクニックのセッティングをしたり、寝転んだりして、自在に楽しめる芝生席。コンサートによってラッシュチケット(開場時間直前にでるチケット)が出る場合もあり、チケット代は、なんと$9〜!
マンハッタンから車で3〜4時間の距離。コンサートによってはボストンのシンフォニー・ホールから専用のバス(ボストン市内と会場の往復で$30)も出ています。一昨年は、ボストンに一泊して、そのバスで会場に行きました。


一昨年の様子。芝生席は自由席なので、早くから、ピクニックしながら眺めの良い席を確保する人々の姿も見受けられます

昨年は、マンハッタンのグランド・セントラル・ターミナルからバスが出ていたので、ためしにそれで行ってみました。N.Y.を3PMくらいに出発し、運転手さんが道に迷ってしまって開演ギリギリに到着。
通常、夜のコンサートは8:30PMからなので、インターミッションも入ると終わりは深夜0時に及びます。そこから、マンハッタンまで4時間くらいかけて帰って来た時は、さすがに疲れましたが、面白い経験でした。確認したところ、残念ながら、今年は、マンハッタンからはバスが出ていないようです。


今日、たまたま、「タングルウッド音楽祭」のポスト・カードが家に届き、「ああ、今年も行きたいなあ!!」という想いでいっぱいになってしまいました。気が付けば、2004年以来、毎年、行っているからです。
しかし、カーネギー・ホールくらいなら、いつも一人でコンサートに行くのですが、さすがにタングルウッドに一人は淋しい!!ので、賛同してくれる仲間を募り、機会を見つけようと思います。無類のBRAHMS好きの私は、今週末のALL BRAHMS PROGRAMが気になるところ…。
会場では、ワインやフードも売っていますが、自分たちで持ち込み可能です。もし、訪れるなら、虫除けスプレーとキャンドル、ビニール・シートや折りたたみ式の椅子、山の中なので夜は冷えるのでフリースなどをお忘れなく。
8月末まで実施しています。星空の下、芝生に寝転んで聴くクラシックは、きっと忘れられない夏の思い出になると思います。

一方、マンハッタンのセントラル・パークでも、真夏の夜に束の間の森林浴をしながら、クラシック・コンサートが開催されるんです。なんと、こちらは無料!



Naumburg Orchestra Concert」と言う、野外クラシック・コンサートが8月5日7:30pmより開催されます。
こんな素敵なイベントを103年前から実施していたニューヨークって、やはりすごいと思いました。

そろそろ、息がつまりそうになってきているので、近々、足を延ばしてみたいと思っています。毎年実施される至福のコンサート、機会があれば、是非、行ってみてください。

世界の名シェフの店から「SATC」ゆかりの店まで! [2008年07月18日(金)]
 
毎年恒例のレストラン・ウィークが7月21日〜25日、28日〜8月1日に行われます。有名レストランのランチが$24.07、ディナーが$35(いずれも3コースのプリフィックス)とは破格です。

世界的な名シェフのお店から、映画版「SATC」ゆかりの店まで、このイベントに参加しているお店を紹介します。

こちらは、今年オープンして以前紹介したこともあるフレンチ・シェフ、ダニエル・ブルーのワイン・バー「Bar Boulud」。自家製のパテなどシャキュルトリが名物。こちらは、ランチのみ適応(ディナーには適応されません)。



同じフレンチのシェフでありながら、アメリカン・キュイジーヌのお店を経営しているジャン・ジョルジュの「The Mercer Kitchen」も参加しています。ちなみに、普段は、このスペースは宿泊者オンリーで、お店の手前か地下で食事をすることになるのですが、ここは映画版「SATC」に登場するので、お見逃し無く。
ランチとディナーに、それぞれの価格が適応されます。



同じく、「SATC」絡みで、このイベントに参加していて注目すべきは老舗ホテルのメイン・ダイニング「THE CARLYLE RESTAURANT」。 メイン・コースだけでも$36以上するので、かなりお得です。こちらは、ランチとディナー両方に適応。ちなみに、「SATC」に出てくるのは、このホテルのバー「BEMELMANS BAR」ですが、同じような格式と伝統を感じる空間なので、是非、行ってみてください。



N.Y.で活躍する日本人シェフのお店も参加しています。
N.Y.におけるジャパニーズ・レストランのパイオニア的存在の松久信幸さんの「NOBU」(ダウンタウン)は、ランチのみ適応。1994年にトライベッカにオープンして以来、変わらぬ人気を誇る店であり、オーナー・シェフのノブさんは、今尚、世界に店舗を拡大中(現在、世界に22店)。さらに、彼は、次世代のシェフに様々なチャンスを提供しようとしています。その一環として、マイアミ店を任せているエグゼクティブ・シェフのThomas Buckleyとの共著『Nobu Miami The Party Cookbook』が7月末に日本で先行発売されます。(全米は11月1日予定)。パーティ用に最適な洒落たフィンガー・フードなどのレシピ満載です。



昨年、GRAMERCY PARK HOTELにオープンした脇屋友詞シェフのラグジュアリイ・チャイニーズ「Wakiya」も参加。ランチとディナーで適応されます。毎月、N.Y.を訪れている脇屋さんのお料理をN.Y.で頂くのも、なかなかオツなものです。



普段でも人気のお店ばかりである上に、破格の値段設定ゆえ、予約はあっという間に埋まってしまいます。もし、N.Y.にこの時期にいらっしゃることがあれば、早めの予約をオススメします。

また行きたい日本の店 [2008年07月16日(水)]
 
2週間の日本出張を終えて、NYに向かう飛行機の中で、この記事を書いています。以前、お伝えしたように、今回は、夏合宿のような“自主軟禁状態”で、原稿を執筆していたので、2、3回しか外食する機会がなかったのですが、またの帰国時には、是非、行きたいお店に出合えました。とっておきの二軒をご紹介します。

一軒目は、7月11日に西麻布の裏路地にオープンしたばかりの「HOUSE」(港区西麻布2-24-7 4F 03-6418-1595) 。



DEAN&DELUCAを日本に持ってきた横川正樹さんのお店で、ポール・ボキューズが開発した機能的で熱伝導に優れた“STAUB”というキャセロールを使ったお料理がメインです。「暑そう…」なんて言わないで下さい。暑いときだからこそ、熱い物が体に良いといいますよね。もちろん、サラダなど、夏らしく冷たいメニューもありますが、新鮮なお野菜やお魚、お肉を使った鍋料理を頼むと、最後に、そのスープでリゾットを作ってくださる心尽くしのサービスも嬉しいんです。



ビルの4階にあり、周囲をガラス窓に覆われ、見晴らしもよく、空の近くで食事をしているかのよう。誰かのお家にお邪魔したような店内は、とてもコージー。お料理はどれも彩が美しく、全メニュー試してみたいほど。空間も心地よい上に、お値段もリーズナブル!とても気に入ってしまい、この短い滞在中、僅かな時間をぬって、二回も行ってしまいました!オーナーの横川さんの優しさがお料理にも空間にも出ているコージーなお店だと思います。是非、訪れてみてください。

そして、もう一軒は、私の誕生日の事前祝いと帰国ため、家族の“最後の晩餐”として、妹が無理して予約してくれたニューオータニの庭園にある「石心亭」。



良質なる神戸牛を用いた鉄板焼きのお店です。お肉があまり得意ではない私でも食べられるほどに、そのクオリティの良さは保証つき。そして、なんと言っても、私たちのテーブルを担当して下ったシェフの神辺さんの、私たち家族を思いやるスマートなトークも、お料理を一層美味しくしてくれました。滅多にお店や人を誉めない父が、お料理も神辺さんのことも、とても気に入って、「お前の次回の帰国時に来よう」と言うほど。バリエーションも量もレディース・ランチ(4,800円)がオススメです。



そして、ジャパン・トリップの〆は、またもや全日空の機内食。私は、エコノミー・クラスに乗る際、必ず、エイジアン・ベジタリアン・ミールを頼みます。



これは何かというと、香辛料をたくさん使ったカレー風味のインドなのです。胃もすっきりするし、ハズシは無いですね。ほかのエアラインでも頼んだことがあるので、搭乗の2日前までにリクエストしてみてください。

今まで、せっかく日本に来たのだから…と必死になって美味しい物や話題のお店を求め,連日外食続きで胃が疲れきっていました。しかし、今回のように、美味しいものを少しだけで、あとは、栄養たっぷりの母の手料理を食べる生活って、心身ともに、とても楽なんだなと実感しました。自分で食事の支度をしないでいい贅沢を久しぶりに味わうことができました。毎日、栄養に気を配ってくれ、執筆に専念させてくれた母に感謝です。

cafeglobe編集部にお邪魔しました! [2008年07月10日(木)]
 
七月某日、cafeglobe編集部へ夏のご挨拶に伺いました。


 仕事に集中するスタッフの皆さんは、私語も無く、真剣そのもの

連載が始まって以来、数回、訪れているのですが、今回、初めて編集部を拝見することができました!今まで、いろいろな編集部に伺いましたが、メディアのカラーやトーンが編集部の雰囲気に表れていると思うのです。綺麗にオーガナイズされたcafeglobe編集部には、画面通り、女性らしい柔らかさと凛とした雰囲気を感じました。矢野社長の心意気がスタッフの皆さんや空間に、きちんと踏襲されているからかもしれませんね。


訪れる人を一瞬にして和ませる、受付にちょこんと置いてあるフェルトで出来たマグカップ

N.Y.に出張にいらした際、お目当てのレストランを目指して100ブロックくらいご一緒に歩いた南部長と、この連載が誕生するに当たっていろいろご尽力くださった羽生田編集長、そして、私のわがままにフレキシブルに対応してくださる編集担当の小松さんが出迎えてくださいました。南部長が美味しい紅茶をご用意くださり、N.Y.の思い出にしばし盛り上がり、羽生田編集長との、ほぼ一年ぶりの再会を喜びました。とてもお忙しい皆さんにお時間を頂いているので、お仕事のお話を…と思いつつ、あまりに居心地がよくて、皆さんと「SEX & THE CITY」の映画が日本で流行るかどうかなどの話などで盛り上がって、話すだけ話して帰ってきてしまいました。すれ違いで矢野社長にお会いできなくて残念でした。


SATC話に盛り上がる南部長と小松さん。「ウフッ、このクッキー、やめられない…」(羽生田編集長)

ここで、cafeglobeにまつわるトリビアを一つ。cafeglobeのスタッフの方は、皆、名刺の色がそれぞれ違うんです。好みの色の組み合わせを選んでいいとのこと。私はカラーセラピストではないですが、そこで個性が出て、その人がどんな人か、だいたいわかりますよね。ちなみに、このお名刺は、小松さんのもの。いつも前向きで暖かい小松さんらしい配色のように思いました。



なんと小松さんは、お土産に老舗洋菓子店「ROSA」のプリンをご用意してくださっていました。無類のプリン好きの私は、帰宅してから、さっそく頂きました。クリーミーで、N.Y.では味わえない繊細な風味を堪能。そして、何よりも、小松さんのお心遣いが心に沁みました。



こんな思いやりに満ちた、個性溢れるスタッフの皆さんによって、日々配信されているcafeglobeの情報…。スタッフの皆さんは、私のような執筆人のわがままに笑顔で対応し、一つ一つの情報を的確かつ鋭い視点で吟味し、配信しています。読者の皆さんに、スタッフの皆さんの熱意と暖かい気持ちが伝われば幸いです。

そして、これからもスタッフの皆さん共々、楽しく有意義な情報を企画し、配信していければと思っています。

私が育った環境のこと [2008年07月08日(火)]
 
日本に着いて1週間が過ぎました。なんと、まだ時差から抜け切れておらず、夜は8時ごろにどうしても起きていられなくなって、そのまま、コロンと寝てしまい、朝3、4時に起きて、父と犬の散歩に出るという、なんとも健康的な生活をしています。


                露を湛えたアジサイ

今回の出張のメインの目的は、とあるUNICEF親善大使の方(もう、おわかりですよね)のインタビュー。それ以外は、某誌のN.Y.特集の執筆で、ほぼ、実家にひきこもって原稿を執筆しているという異例の日本滞在となっています。こんな滞在も、時にはいいかなとは思いつつ…。N.Y.の情報を楽しみにして下さっている皆さん、今週いっぱい、待ってくださいね。


                実家の庭

実家は都心から電車で40分ほどの神奈川県郊外にあります。私はココで生まれたのではないですが、1歳〜4歳、18歳〜26歳まで過ごしました。小山の中の一軒屋で、家の前まで車が乗り付けられないため、防犯上、親に迎えに来てもらわねばならず、学生の頃から今に至るまで門限(11PM!!)があるんです。学生やOLをしていた頃、門限があることを笑われ、「よく、そんなところに住んでいるね!」と、少々不便な生活を、いろいろな人から馬鹿にされました。残業や酔っ払って満員電車に長時間揺られて帰る夜などは「何で、こんなところに家を建てたんだろう」と、一人で愚痴りつつ…、門限に遅れると親に怒られ、都心、せめて平地に暮らしたいと思っていました。


              様々な種類のアジサイが綺麗

しかし、N.Y.に暮らす今となっては、実家があるこの環境が、多少不便でも、とてもありがたいと思えるようになりました。庭には、私が生まれたときに母が植えてくれた枝垂桜が葉を生い茂らせ、木陰を作って自然の涼をもたらしてくれています。
母が丹精に育てた植物や木々に鶯やメジロなどの野鳥が集まり(時に、彼女は餌付けもしている)、朝は鳥たちのさえずりで目覚めます。雨が降ると緑や土の香りがいっそう引き立って、深呼吸すると、とても気持ちいいのです。排気ガスだらけのN.Y.から、たまに帰ってくると、空気の美味しさ、自然の恩恵を実感します。そして、この環境を維持してくれている両親にも感謝です。この家とこの環境は、人間にとって大切なことを、黙って教えてくれているように感じています。


                   アジサイに彩られた裏山

季節によって表情を変える裏山は、今は、「アジサイ山」となって、無数のアジサイが山を彩っています。ここでは春には梅が香り、秋には美しい紅葉を愛でることができます。

この家に住むようになって、我が家には、動物、特にネコが途絶えたことはありません。この子は、どこからかやって来て、すっかりうちのコになってしまった三毛猫のミケ。人間の言葉を理解し、お話ができる可愛いネコです。庭でモグラやムシを獲って遊んでいます。


             “愛娘”のミケ。年齢不詳。暑くても屋根の上が大好き

現在、二匹の犬と、時々、愛想を振りまきにやってくる、もう一匹、太った猫がいます。そして、さらに、飼ってはいませんが、狸の親子やコジュッケイなんかもやってきます。ヘビやカブトムシも、普通にいます。朝出かけて、夜帰ってくると、家まで続く細い坂道には蜘蛛の巣が張り巡らされ、夏は、蝉がぶつかってきます。いったい、どこなんだ!?ってかんじでしょ。

余談ですが、先日、妹と目黒の庭園美術館の前の木陰を歩いていたとき、上から、どさっと何かが落ちてきました。大きな枝かと思ったら、なんと1メートルくらいの大きなヘビでした!数センチで、妹の頭に落ちるところ…。ビタッとアスファルトに落ちて、するするっと何事もなかったように公園の中に消えていきました。妹は日傘を差していたので、難を逃れましたが、皆さん、都会だからって、何があるかわかりません。頭上もお気をつけ下さいね。以上、日本での滞在の一幕でした。

涼を感じる機内食 [2008年07月03日(木)]
 
ニューヨークの風に乗って、日本に出張に来ています。
上空から観た、N.Y.のビーチ・リゾート「ロングアイランド」は美しかったです。



アメリカのエアラインの機内食は、正直言ってまったく期待できませんが、さすが日本の航空会社!全日空のラウンジと機内で、夏らしいメニューを満喫しました。



こちらは前菜。N.Y.ではなかなか食べられない「ズワイガニともずく酢」や「カボチャなどの焚き合わせ」が嬉しかったです。



こちらは主菜の「ギンダラの酒蒸しの雲丹餡掛け」。



ANA名物の「パフェ」は、季節ごとにフレーバーが変わり、マンゴ・バージョンになっていました。



着陸直前のライト・ミールは、「冷やしとろろ蕎麦」と「海老そぼろ稲荷」。大好きな映画『めぐりあい』を観ながらの和食は格別でした。和食は、飛行機を降りた後も、変な胃もたれなどをしないので、本当に嬉しいです。

私の機内食への期待は、搭乗前のラウンジに置いてある「おにぎり」から始まります。日本ではコンビニなどで、普通に買えるおにぎりですが、N.Y.では、とても貴重!いくら和食が充実してきたとはいえ、一部の日本食料品店でしか買うことができません。ゆえに、御恥ずかしながら、私が全日空を利用する一番の楽しみは、ラウンジのこのおにぎりを食べることと言ってもいいかもしれません(笑)。そして、ラウンジに行くと真っ先におにぎりコーナーに直行する私…。今回は、たまたま、おにぎりが出てきた瞬間に居合わせ、そそくさとお気に入りのおにぎりをゲットしようとしたところ、多くの人が集まってきました。「このおにぎり、人気だから、すぐなくなっちゃうんだよ」と若いカップルが話していましたが、まさにその通り!あまり頻繁に補充されないので、密かな争奪戦が繰り広げられます。昆布、鮭、梅と3種類の中でも、昆布が人気。何気ない日本の味覚を提供してくれる全日空のラウンジ・サービスに、日本人らしい心くばりを感じました。もし、利用することがあれば、ぜひ、試してみてください。

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