ニューヨークの風
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絶品のパーク・カフェ! [2007年09月29日(土)]
 
N.Y.は、やっと秋らしくなってきました。
アウトドアでの食事には、風が心地良いです。

今日は、毎年3月〜11月の期間限定で、
マディソン・スクエア・パークに出店する『SHAKE SHACK』
というハンバーガー・スタンドを紹介します。



写真は、名物の「SHACKBURGER」$4.75(シングル・サイズ)と、お肉の変わりにポートベーロ・マッシュルームを用いた「SHUROOM BURGER」$5.25とスモーク・チキンのソーセージの「BIRD DOG」$4.75。どれも、パンが秀逸。そして、とにかく、何を食べてもおいしいのです。それもそのはず、この御店、以前にご紹介した、『UNION SQUARE CAFE』でおなじみのダニー・マイヤー氏が出店したカジュアルなスタンドだからなのです。

月曜日〜土曜日の11AM-11PMまでオープンしていますが、いつも長蛇の列。
その模様はオフィシャル・サイトでライブで配信されているので、混雑具合をチェックできるという親切な配慮も。

さらに、人気メニューのフローズン・カスタードは日替わりなので、様々なフレーバーが楽しめます。“CUSTARD CALENDAR”なるカレンダーがレジ脇に貼ってあるのもユニーク。



おまけにワインやアルコールも置いてあります。
アウトドアで飲酒してはいけないN.Y.ですが、このお店の前であれば大丈夫。

収益の一部は、マディソン・スクエア・パークの維持に充てられます。

このカフェが開いている時期にN.Y.にいらしたら、是非、試してみてください。お天気の良い日は、本当に気持ちが良いですよ!

METRO POLITAN OPERA開幕! [2007年09月27日(木)]
 
9月24日、「メトロ・ポリタン・オペラ」2007-2008シーズンが開幕しました。



オープニング当日、会場のメトロポリタン・オペラ・ハウスには、ソワレやタキシードに身を包んだ紳士淑女が集まり、会場の前の広場には、ニューヨーク・フィルハーモニックのオープニング同様に、ビッグ・スクリーンと客席が用意され、多くのオペラ・ファンが集いました。そして、なんと、タイムズ・スクエアのビッグ・スクリーンでも、同時中継されたのです!



この画期的な試みは、昨年、メトロ・ポリタン・オペラのディレクターに就任したPeter Gelbによって生まれました。観客は、オペラ・ハウスさながらの音響とストーリーの美しさに魅了され、臨時に設けられた客席で、真剣に見入っていました。



幕開けを飾った作品は、Walter Scottの小説『THE BRIDE OF LAMMERMOOR』を元に、イタリアのオペラ作曲家Gaetano Donizettiが作った『LUCIA DI LAMMERMOOR』(ランメルモールのルチア)。最愛の人がいながら、一門を守るため、政略結婚させられるルチアが、結婚式当日に、夫を殺してしまい、常軌を逸していく……という、実話を元にしたおどろおどろしいストーリーです。しかし、フランス人ソプラノ・シンガーNatalie Dessayの可憐で迫真に満ちた演技に、ルチアの叶わぬ恋に同情し、涙が出そうになりました(思い出しただけでも泣きそう……)。

20日にドレス・リハーサルを観て、鳥肌が立つほど感動したのですが、タイムズ・スクエアで観ても、この作品の完成度の高さを感じました。そして、このような画期的な試みが何気なく行われるニューヨークに改めて感心しました。



ニューヨーク・タイムズは、9月25日付けで、そのときの模様を報じ、9月26日付けの紙面でも、この演目は大絶賛していました。



私は、決してオペラに詳しくないですが、日本で編集者をしていた頃から、いろいろな演目を観てきてきました。その中で、この作品が一番、心を揺さぶられました。日本でも上演する予定があると聴きます。ただ、このキャストではない可能性もあるそうなので、とにかく、是非是非、N.Y.に観にきてください!

この作品のこと、そして、以前にお伝えしたニューヨーク・フィルハーモニックのことは、同じく『日経L-CRUISE』にも寄稿していますので、合わせてご笑覧ください。

【N.Y.ランキング】国連総会で騒然! [2007年09月26日(水)]
 
今週、N.Y.には、イランのアハマディネジャド大統領や、ブッシュ大統領が国連総会出席のため来訪。街全体が落ち着きを欠いていました。両者の反対者が、街のあちこちで抗議デモを行って、一時騒然となったり…。



下記の写真で、双眼鏡を手に監視しているSWATの男性をご覧いただけますでしょうか? このように、街の至る所に、シークレット・サービスやSWAT、NYPDが、普通にいるんです。改めて考えてみると、こんなことが家の近所で起こっているのも、かなりシュールですよね。



国連近くの42丁目にある我が事務所の周りは、ブロックされ、外出するにも、回り道させられて、とても不便。しかし、世界中の要人が集まり、いつも以上に、いろいろな国の人々の姿を見受けるので、多国籍な街であることを実感します。当然のごとく、テロの警戒レベルが上がっていますが、ここまで厳重な警戒体制だと、かえって安全なのでは? と思ってしまうほど。



そんな物々しいN.Y.から、ランキングです。



9月は、各局、新番組や人気番組がスタートするため、すべてのメディアで、番組宣伝が多く見受けられます。写真をご覧になっておわかりのように、ニューヨーク・タイムズのすべてのエディションの左端にインデックスのように折り込まれたNBCの番組宣伝広告がユニークでした。興味がなくても、「今日の9時に何があるんだろう」と、つい、ページをめくって見てしまいますよね。果たして、この効果はいかに?

今週は、人気DVDのランキングをお伝えします。
(9月10日〜16日までの集計結果。単位:100万)
1.BLADES OF GLORY  $5.49
2.GEORGUA RULE $2.99
3.DELTA FARCE $2.98
4.FRACTURE $2.77
5.PERFECT STRANGER $2.74

1位の『BLADES OF GLORY』は、『オースティン・パワーズ』や『奥様は魔女』に出演していた名コメディアン、ウィル・フェレル主演によるドタバタ・コメディです。2人の男性フィギュア・スケーターが表彰式で大喧嘩し、シングル・スケート界から永久追放されるも、天敵であるはずの2人が、ひょんなことから、コンビを組むことになり、起死回生を図るというストーリー。表彰式で、頭突きをして、相手を倒すシーンを予告編で見ただけで笑ってしまい、実際に飛行機の中で見ましたが、ウィルのとぼけた演技、小技の効いた笑いのセンスは秀逸でした。

「日本では、アメリカン・コメディがヒットしないので、この映画もその影響で、面白そうなのに、いつ公開するか未定なんです」と、とある雑誌の編集者が嬉しそうにDVDをお土産に買って行きました。

アメリカは、コメディが、ボックス・オフィスのNo.1になることが多いです。笑いのツボは、人類共通のような気がするんですけれどね……。

以上、今週のランキングでした。

待望のニューヨーク・フィルハーモニック2007-2008シーズン到来! [2007年09月20日(木)]
 
9月18日、ニューヨーク・フィルハーモニックの“2007-2008シーズン”が開幕しました! 日々、原稿を書きながら、24時間クラシックだけを流しているFMステーションで、世界中の交響楽団の演奏を聞いていますが、私は、やはり、ニューヨーク・フィルがバランスが取れていて、一番素敵だと思います。



この日、いつも、カジュアルなスタイルでエンタテインメントを楽しむニューヨーカーは、さすがにオープニングとあって、皆、ゴージャスに着飾っていました。



かたや、会場であるリンカーン・センターの「エイブリー・フィッシャー・ホール」内で行われるコンサートを同時中継するために、会場前の噴水広場にビッグ・スクリーンが設けられ、無料で鑑賞できる席も用意されました。こうして、少しでも多くの人に、カルチャーの門戸を開くところに、N.Y.の寛大さを感じます。



ニューヨーク・フィルには、毎年、一人でも良く鑑賞に行きますが、チェロリストのヨーヨー・マの公演のチケットは通常より2割ほど高いのと、私の好みの楽曲を演奏する機会がなかったため、経験したことがありませんでした。普段、穏やかな笑顔の印象がある彼の情熱的なパフォーマンスに、驚きました。あまりの熱のこもった演奏に、弦が切れ、彼は汗びっしょりになっていました。心のこもったものは、国境を超えて、人の心を動かすんだなあと、つくづく実感しました。



毎年、このオープニングの知らせに、秋の訪れを感じます。ニューヨーク・フィルの公演は、6月21日まで続きます。一週間に一度、早朝リハーサルを、なんと、$16で観ることもできるんです(スケジュールは、Webサイト内の“SCHEDULE”の具体的な日付を参照)。N.Y.が世界に誇る珠玉の音色、是非、体験してみてください。

【N.Y.ランキング】VANITY FAIRの威力、恐るべし! [2007年09月18日(火)]
 
日本では、安部首相の突然の辞任→福田首相の就任、アメリカでは、ブッシュ大統領のイラク派兵の縮小の演説など、先週のニューヨーク・タイムズは、ブッシュ、安部、日米の指導者の言動を一面で大きく報道しました。個人的な意見ですが、日米の指導者たち、とても頼りなく感じます……。新たな変革で、それぞれの国に希望の光が差し込むことを祈るのみです。



さて、ニューヨーク・タイムズのランキングです。
今週は、雑誌分野を中心にご紹介します。

●MAGAZINES(9月 単位:広告ページ数)
<GENERAL INTEREST>
1.VANITY FAIR 351.1
2.READER'S DIGEST 88.2
3.THE ATLANTIC MONTHLY 64.0
4.GUIDEPOSTS 63.3
5.SMITHSONIAN 59.3



「VANITY FAIR」、訳すと、“虚栄の祭”……このタイトルが示すごとく、まさに、表面上、ダイナミックでゴージャスに見えるアメリカ社会の虚栄と上澄みをすくい、時にブラックな表現を交えながら、エンタテインメントと政治を、実にうまく融合して、クールにしなやかに物語っています。政治家から圧力を掛けられても、動じない姿勢も素敵。日本では存在しない雑誌ですね。この雑誌のためだったら、今号の表紙のように、ニコール・キッドマンだって、ブラ姿になってしまいます!

誌面や表紙に登場することが、各界の著名人にとって、限りなくステイタスになってるようです。ビジュアルの美しさ、英語の表現など、とても参考になり、そこには、いろいろな人生のヒントが潜んでいます。私が唯一定期購読し、毎号、楽しみにしている雑誌でもあります。

<SHELTER>
1.ARCHITECTURAL DIGEST 227.4
2.DWELL 144.3
3.ELLE DECOR 139.1
4.METROPOLITAN HOME 132.7
5.SOUTHEN LIVING 124.5

建築への関心は、今やグローバルになってきました。日本でおなじみの「ELLE DECOR」が確実にランクインしていますね。

以上、今週のランキングでした。

【N.Y.ランキング】ペンギン人気は不滅!? [2007年09月11日(火)]
 
6回目の9月11日を迎えたN.Y.は雨模様です。跡地のタワーの具体的なプランも発表され、N.Y.は、何があっても確実に前に進んでいます。今週も、そんな力強い街からランキングをお伝えします。



●Magazines(単位:広告ページ)
<Teen/Children>
1.Teen Vogue 243.6
2.Seven Teen 120.1
3.Cosmo Girl 108.2
4.J-14 39.2
5.M Magazine 29.2

『VOGUE』は、どの世代にも強いですね!余談ですが、『ELLE girl』は、日本では雑誌として出版されていますが、昨年から、アメリカではWeb上での展開のみとなりました。Web上での広告収入はわかりませんが、紙媒体とWeb媒体と、国によってニーズが異なるのでしょうか……。アメリカの割り切り方も潔いですね。

●Website(単位:million)
<Social Networking Online>
1.Myspace.com 61.3
2.Facebook 19.5
3.Classmates Online 12.7
4.Windows Live Spaces 8.9
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7.Club Penguin 4.0

上記Webサイトへのビジター数のランキングを表しています。「Myspace」「Facebook」のような、いわゆる“profile site”は依然として人気です。しかし、ニューヨーク・タイムズも“驚いたことに”と報じているのが、7位の「Club Penguin」。なんと、Webサイト上で定期購読を基本とした子供向けのサイトだからです。自分の名前を付けたペンギンが、くるくる動いてお友だちを作ったりする姿が愛らしいです。子供ならずも、大人も嵌ってしまいます。ペンギン人気は不滅ですね!

以上、今週のランキングでした。

WAKIYA GRAND OPENING速報!デ・ニーロ&ノブさんも!! [2007年09月10日(月)]
 
以前にもお伝えしました、脇屋友詞シェフの『WAKIYA AT THE GRAMERCY PARK』が今日、ついにグランド・オープン! 今日は、その速報をお伝えします。



脇屋さんのN.Y.初出店を祝って、パートナーであるロバート・デ・ニーロ氏、『NOBU』の松久信幸氏、ホテル王のイアン・シュレ-ガー氏など、錚々たるメンバーがゲストをもてなし、ソフト・オープンしていたお店は、いっそう華やぎました。



このお店の門出を祝うため、デ・ニーロ氏をはじめとする関係者によるティー・セレモニーが催され、鏡開きのような幸先の良いパフォーマンスによって、会場は、心地よい香りで包まれました。

数年前から、N.Y.出店が望まれていた脇屋シェフ。心強いパートナーに支えられ、満を持しての華々しいオープンと言えましょう。N.Y.ならではのダイナミズムを感じるエレガントでラグジュアリイなチャイニーズを、是非、訪れてみてください。

【N.Y.ランキング】ヒラリー効果、夫にまで! [2007年09月06日(木)]
 
すっかり秋らしくなって、食材がおいしくなってきたN.Y.から、今週のランキングです。



●MAGAZINES(SEPTEMBER,単位:広告ページ数)
<FOOD>
1.COOKING LIGHT 154.5
2.FOOD & WINE 118.3
3.GOURMET 116.3
4BON APPETIT 112.9
5.EVERYDAY FOOD 82.2

フード関連のマガジンは、確実に広告が入ります。中でも、依然として『FOOD & WINE』『GOURMET MAGAZINE』が人気です。アメリカの印刷物は、日本に比べて基本的にクオリティが低いですが、フード・マガジンはビジュアルが美しい上に、アングルが面白いので、是非、注目してみてください。

今回は、出版になる前の本のオーダー・ランキングが載っていたので、その中から注目のものを紹介します。

●POPULAR DEMAND
<BOOKS:NONFICTION(AUGUST)>
1.BECOME A BETTER YOU:7 KEYS TO IMPROVING YOUR LIFE EVERY DAY/JOEL OSTEEN著
2.21 INDISPENSABLE /JOHN C.MAXWELL著
3.VIXEN DIARIES /KARRINE STEFFANS著

7.CLAPTON:THE AUTOBIO/ERIC CLAPTON著
9.GIVING/BILL CLINTON著

7位にエリック・クラプトンの自伝が入っています。日本でも売れそうですよね。9位には、クリントン元アメリカ大統領の2冊目の本『GIVING』がランキングされました。サブタイトルが「HOW EACH OF US CAN CHANGE THE WORLD」となっていて、クリントンが第三世界の子どもと手をつないで歩いている写真が印象的です。2008年の大統領選に出馬している奥さんのヒラリーを支える姿が、確実にアメリカの人々に好印象を残しているクリントン。今週火曜日に発売になったこの本は、First printing run(初版)が75万部。さらに、Advance(前金)と言って、出版前に有名な著者に支払われる金額が多いことなどが報道され、以前より、話題になっていました。

しかし、1位の『BECOME A BETTER YOU:7 KEYS TO IMPROVING YOUR LIFE EVERY DAY』(10月発売予定)の初版は、300万部だそうです。いずれの本も詳しい内容は、まだわかりませんが、注目されている2冊のタイトルから判断するに、アメリカの人々は、世界を変えることより、自分の人生を有意義にすることの方に関心が高いのでしょうか……。個人主義の国らしい、わかりやすい一面を垣間見た気がします。

以上、今週のランキングでした。

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