ニューヨークの風
2007年08月
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

電話番号を公表しない隠れ家ダイニング [2007年08月30日(木)]
 
トレンドの発祥地が移り変わるN.Y.。今、もっともホットなエリアは、ウエスト・ヴィレッジの「WAVERLY PL」という短いストリートです。このストリートに出店するたいていの店は隠れ家的要素とアットホームさを兼ね備えており、VIP用の電話番号を用意したり、電話番号を公表しなかったり、ニューヨーカーの遊び心をくすぐっています。以前、ご紹介した『MORANDI』も、その1つです。

今回は、電話番号をいっさい公表しない隠れ家ダイニング『WAVERLY INN』をご紹介します。この店は、『VANITY FAIR』の編集長と『MARITIME HOTEL』『BOWERY HOTEL』など、話題のホテルを手掛ける話題のデザイナー2人によってオープンしました。レストラン関係者の間でも「予約がなかなか取りづらいけれど、なんとかして行きたい店」と話題になっています。さらに、取材拒否なので、あまり情報がないところが、またそそります!



予約をしたい場合は、あらかじめ、店を訪れなければなりません。もちろん、変更も同様。ある意味、ゲストの意志を確認できるシステムであり、皆に対して平等とも言えます。



赤煉瓦に蔦が絡まったこの店は、どこかのリゾート地の瀟洒な別荘を訪れたかのようで、マンハッタンにいることを忘れるほど。キャンドルの灯りだけのスペースと、店奥の中庭席がありますが、私は、温室のような中庭席をお薦めします。



お店の人が、スノビッシュにゲストを選んでいるのではないですが、来ている人は一様に洗練されていて、なんだか皆、特別な人に見えてしまいますし、逆にみなさん、この店にいるだけで優雅な気分になることができるようで、よい表情をしています。私のアシスタントが事前にこの店を訪れて予約を取ってくれ、お誕生日を祝ってくれたとき、とても嬉しかったです。



お料理は、シーズナル・アメリカン。シンプルなビーツのサラダや、オーガニック素材を使ったメニューは、どれもおいしいですが、WAVERLY BURGER $14が人気です。

今のN.Y.を知りたいなら、是非、この店を訪れてみてください。

■WAVERLY INN
16 Bank St., New York, N.Y. 10014 at Wavery Pl.

【N.Y.ランキング】世界で一番PVが高いブログとは? [2007年08月24日(金)]
 
日本は40度近くの猛暑が続くと聞きますが、N.Y.は日中でも20度くらいの日が続き、早くも秋のような1週間でした。

さて、今週のニューヨーク・タイムズ・ランキングです。



●MAGAZINES(September issue, 単位:ページ数)
<MEN'S LIFESTYLE>
1.GQ 322.5
2.DETAILS 259.8
3.ESQUIRE 165.5
4.MEN'S HEALTH 155
5.MEN'S JOURNAL 118

メンズ・マガジン、特に『GQ』の広告ページ数は、先週お伝えした『IN STYLE』『VOGUE』『ELLE』などのページ数の2倍なのが驚きです。各誌ともに、電話帳ほどの分厚さで、とても重かった上に、街のニュース・スタンドで、窮屈そうに並んでいました。

1冊あたりの価格を$2未満に落とすという破格の定期購読価格を設定。その分、確実な読者を捉えて部数を稼ぎ、広告主に明確に雑誌のブランド・ネームをアピールして膨大な広告収入を集めるという戦略。割り切るところを割り切っている潔さがいいですね。アメリカならではの、こんなスマートなビジネス・スタイルには、いつもながら本当に敬服です。

さらに、今週は、世界中で56million(5600万)存在するブログの中で、一番PVが多いブロガー・ネームTOP40(blogpulse.com調べ)が載っていたので、その中のメジャーなキャラクターを紹介しましょう。

●NAMING NAMES(Citations in blogs on Friday, Aug 17)
ハリー・ポッター(1位)
ブッシュ大統領(2位)
ブリトニー・スピアーズ(4位)
ジョン・エドワード(5位)
ルディ・ジュリアーニ(8位)

果たして、ハリー・ポッターを“人物”と捉えていいのか疑問ですが、映画の公開、新刊の発売のタイミングも重なって、ブッシュを抜いて堂々の1位を独走中です。ブリトニー・スピアーズは、離婚問題などで注目されているのは頷くことが出来ますが、次期大統領候補の中でも、あまり有力視されていないジョン・エドワードとルディ・ジュリアーニのブログのヒット率が高いというのも意外でした。一方で、ブログやインターネットに注力しているヒラリーがトップ10圏外に落ちています。最近、全米で、彼女への好き嫌いが極端に真っ二つに分かれているという背景を示唆しているかのようで、面白いです。

以上、今週のランキングでした。

N.Y.Cに一番近いワイナリー [2007年08月17日(金)]
 
ニューヨークシティに最も近いワイナリーを発見!
ロングアイランドの「BABYLON」駅から、電車を乗り換えて20分ほどの場所に「SAYVILLE」という小さな町があります。その駅からさらに3キロほどのところに『LOUGHLIN VINEYARDS』という小さいなワイナリーがあるんです。私も今回、知人に教えてもらい、たまたま行ってみるまで知りませんでした。



駅から乗ったタクシー・ドライバーでさえも、何10年も住んでいるのに知らなかったと言うほどの、まさに知る人ぞ知るワイナリー。この先にワイナリーがあるとは思えないような牧草地を抜けて行くと、別荘地のように綺麗な家屋があって、さらに奥に進むと、こじんまりとした小屋が見えてきます。



ちょうどN.Y.ワインが注目され始めた1982年に、この地に誕生した、たった6エイカーほどの小さなワイン畑では、シャルドや、メルローなど、希少で良質なワインを造っています。私が訪れたとき、はじけそうなくらいみずみずしい葡萄が、たくさんなっていました。



週末のみオープンしていて、地元の人が子供や犬を連れて遊びに来ています。オーナーのBarneyさんも、お客さんたちとワイン畑で語らいながら、美酒に酔っていて、のんびりとした、とても幸せな光景でした。



小さな小屋の中では、無料で、4種類のワインのテイスティングができます。



もちろん、気に入ったワインは購入可能。普通のシャルドネもおいしかったですが、このワイナリー・オリジナルの『South Bay Blush』というメルローとシャルドネをブレンドしたロゼの爽やかなテイストには驚きました。普段、ロゼは、あまり好んで飲まないのですが、このワイナリーのロゼは、ジュースのように、さらっと飲めむことができて、暑い夏には最適だと思いました。マンハッタンでは買えない希少性もいいですね。

なんだか、この素朴なワイナリーの実力を見せ付けられた気がします。駅とワイナリーの往復は、徒歩でも可能です。電車の本数が少ないので、時刻表をチェックしてから酔ってください。

【N.Y.ランキング】雑誌広告&ニコール・キッドマン・ランキング [2007年08月14日(火)]
 
シンプルに、ランキングだけを知りたいという声がありましたので、今後、従来のスタイルに戻しますね。
でも、この単なる数字にこそ、NEW YORKのメディアビジネスのスケールの大きさが秘められているんです。是非、それを感じてみてください。

では、今週のNEW YORK TIMES エンタテインメント・ランキングです。最初は、ファッション雑誌の広告ページ。




●Magazines/Fashion(最新号の広告ページ数)
1.IN STYLE 163
2.VOGUE 161.9
3.ELLE 137.7
4.ALLURE 135.8
5.GLAMOUR 127.6

日本でも有名な『VOGUE』『ELLE』を抜いて、アメリカでは、『IN STYLE』が、広告主には人気のようです。9月にN.Y.で行われるファッション・ウィークの影響もあって、各誌、非常に広告が入るため、いつも以上に分厚くなるのが、毎年、この時期のファッション誌の特徴です。

で、アメリカのこの手の雑誌の1ページあたりの広告料金は、日本円に換算して1000万円強。1号あたりですよ。すなわち、『IN STYLE』1冊に、17億円の広告が入っているわけです。これは、日本のファッション雑誌各誌の1年間分の広告収入にあたります。

さらに、今週は、ちょっと変り種のランキングが載っていたので、ご紹介します。

●ニコール・キッドマンの出演映画作品の
BOX OFFICE RANKING(単位:百万)

1.BATMAN FOREVER(’95) $251.6
※邦題『バットマン・フォーエバー』

2.HAPPY FEET(’06) $204.6
※邦題『ハッピーフィート』

3.DAYS OF THUNDER(’90) $131.8
※邦題『デイズ・オブ・サンダー』

4.THE OTHERS(’01) $113.5
※邦題『アザーズ』

5.COLD MOUNTAIN(’03) $108.3
※邦題『コールド マウンテン』

1956年にヒットしたサイエンス・フィクション『THE INVENSION』のリメイク版に出演することになったニコール・キッドマン。それゆえ、NEW YORK TIMESが、彼女の興行成績に注目したわけですが、上位にランキングしているのは、いずれも、彼女の主演作ではないですね。しかし、トム・クルーズと別れてからの出演作は、彼女の演技力が光っていると思います。

以上、今週のランキングでした。

N.Y.の穴場的ビーチ・リゾート [2007年08月13日(月)]
 
マンハッタンから1時間ほどで、綺麗な砂のビーチに行けるってご存知ですか?



日本からN.Y.に来たときに着陸直前に、飛行機の窓の外を覗くと九十九里浜のような東西に長く延びた半島を見ることができます。ロング・アイランドと呼ばれるこの島は、普通に暮らしている人もいますが、ハンプトンなどの高級リゾートやワイナリーがあり、ニューヨーカーがサマー・バケーションに訪れる避暑地でもあります。



その中でも、人気の島「FIRE ISLAND」の一角にある国立公園「ROBERT MOSES」のビーチへは、マンハッタンの「PENN STATION」から、LONG ISLAND RAIL ROADを利用して気軽に行けるうえに、往復の電車代&バス代込みでたった$16という夏限定のパッケージまであるんです。ちなみにこの日は、時間にルーズなアメリカ人にしては珍しく、最寄駅の「BABYLON」から「ROBERT MOSES」までの送迎バスの時間が正確なので驚きました。
※電車でのアクセス情報はこちら



N.Y.近郊のビーチは、入場するのに有料のところが多いのですが、ここはタダである上に、
日本のビーチのように混雑しておらず、とても静かなプライベイト・ビーチのような雰囲気。国立公園内にあるだけに、ビーチにはゴミも落ちていず、砂もとても綺麗。更衣室のシャワーは水ですが、清潔です。ビーチ・バレーやサーフィン、ボディ・ボードも可能です。



マンハッタンだけに留まらず、ちょっと足を延ばして、こんなN.Y.の穴場的リゾートを楽しんでみてはいかがでしょう? カリブでもなく、西海岸でも体験できない、洗練された夏の思い出になるはずです。


セレブも待たせる話題のレストラン [2007年08月10日(金)]
 
ウエスト・ヴィレッジのイタリアン・ビストロ『MORANDI』は、私の最近のお気に入りの店。1ヶ月に、2〜3回は、どうしても、行きたくなってしまいます。今年2月にオープン以来、夜ともなると、店の外まで、人が溢れかえっています。



この店は、『SEX & THE CITY』でも舞台になったこともある『PASTIS』『BALTHAZAR』など、出店する店、すべてが、人で溢れかえるという同じ現象が起こるイギリス人オーナー、キース・マクナリーの最新店です。彼のすべての店に共通する、人気の秘密は、“さり気なさ”。
奇をてらわないシンプルな内装、ゲストに迎合しない独自性を貫いたスタイルが、インディペンデントなニューヨーカーには、心地いいのかもしれません。



そして、もう1つの人気の秘密は、その料理のおいしさとプレゼンテーションにあります。見た目も、実際のテイストも、シンプルながら、とても素晴らしく、再び、この店を訪れて、味わいたくなるような優しい風味なのです。行くと必ず頼むメニューは、「チェリー・トマトとフレッシュ・モツァレラのカプレーゼ」。イタリア直輸入したモツァレラとオリーブ・オイルとN.Y.ローカルのトマトの相性は最高! ビストロなので、お値段が$10台平均なのも、うれしいです。



オープンしてまもなく、ディナーに行った時、リチャード・ギアが、何気なく食事をしていました。そのとき、有名なニュースキャスターのようなセレブが予約をしていても、待たされている光景を目にして、そんな店は最近のN.Y.では、とても珍しいので、驚いた記憶があります。




この店、VIPには、VIP専用予約電話番号を渡しているんです。しかし、それでも待つんですね……。いかにも、N.Y.らしいというか……。N.Y.に来て、この店を訪れるなら、オープン・テラスが気持ちのいいランチ・タイムがお薦めです。



このお店の詳しい情報は、7月28日発売の『ELLE JAPON』のNY特集にて寄稿していますので、ご笑覧ください。

【N.Y.ランキング】家庭不和を抱えた大統領候補の行方はいかに? [2007年08月08日(水)]
 
日本でも報道されているように、民主党の勢力が圧倒的に強く、共和党は精彩に欠けるアメリカ大統領選。そんな中、N.Y.を拠点に共和党から出馬表明しているジュリアーニ氏は、家族に関するゴシップが絶えません。再婚した奥さんが、富と名声のために、略奪策略結婚をするような、したたかな女性であると『VANITY FAIR』で非難されたと思ったら、今度は、前妻との間に生まれた娘が、民主党のオバマ候補を支持するグループ“オバマ・ガール”だったと報じられ、目も当てられない状況。さらに、プロ・ゴルファーの息子は、ゴルフに専念するからと、父親の選挙支援に無関心を表明。

一方の、ジュリアーニ氏本人は、娘への愛情を、遊説先で強調しましたが、なんだか、信憑性ないですね。人間、いろいろな事情がありますが、家庭も治められない人が、果たして一国を治めることができるのでしょうか……。家族の絆を大切にするアメリカ国民が、彼のことを、どう判断するかが楽しみです。

さて、今週の『New York Times』ランキングです。



●MAGEZINE(8月、単位:広告ページ数)
<住まい>
1.Dwell 137.7
2.Southern Living 115.4
3.Country Living 78.0
4.Country Home 71.6
5.Architectual Digest 71.1

日本同様、こちらでも、建築物に対する意識の高まりを感じます。特に、『Dwell』に載ることは、一種のステイタスだと言われています。やはり、建築面でも、雑誌ブランドの信頼度、専門性が求められているようです。

以上、今週のランキングでした。

【N.Y.ランキング】20代のセレブの奇行速報! [2007年08月03日(金)]
 
最近、20代のセレブの奇行が目立ちます。
パリス・ヒルトン(25)が3週間収監された後、釈放されたと思ったら、今度は、人気リアリティ番組『THE SIMPLE LIFE』で仲良く共演していた、ライオネル・リッチーの養女のニコール・リッチー(25)がマリファナを使用して運転した罪で実刑4日を言い渡されました。おまけに、恋人の子どもを妊娠し、すでに4ヶ月であることを発表……。

今年5月に逮捕され、薬物とアルコール依存のリハビリ施設に入っていたリンジー・ローハン(21)。7月末、飲酒とコカイン保持で再逮捕されましたが、潔白を主張しています。さらに、ブリトニー・スピアーズは、2人の息子を抱え、“和解しがたい不和”を理由に、離婚が成立……。

パリスとニコールの『THE SIMPLE LIFE』は、今週末、打ち切りになるし、リンジー・ローハンは、ストリッパーを演じる『I Know Who Killed Me』が公開されるも、今後、予定されている映画出演は、裁判や興行の影響を考えて難しくなるとのこと。 当然と言えば当然ですよね。親に甘やかされて育ち、若くして、名声を掴むと、人は、こうなってしまうのか? と思わざるを得ない、嘆かわしい、アメリカの若きセレブの速報をお伝えしました。

一方、次期大統領候補ヒラリー・ローダム・クリントンの娘のチェルシー(27)は、お母さんを困らせないように、優等生に育っているようです。

さて、今週のランキングです。



●MAGAZINES(JAN.-JUN.2007,単位ページ)
<BUSINESS>
1.FORBES 1,496
2.FORTUNE 1,121
3.ENTREPRENEUR 595
4.INC. 379
5.BUSINESS 2.0 MAGAZINE 242

世界の所得番付などを発表し、ビジネス・パーソンから絶大なる信用のある『FORBES』。確実なビジネス情報を提供し続ける信頼度が、広告収入に繋がっているようです。

今週のランキングでした。

PROFILE http://www.cafeblo.com/newyorkcolumn/index1_0.rdf