ニューヨークの風
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N.Y.の極上チラシ鮨に嵌ってます!! [2007年07月31日(火)]
 
和食ブームが続いているN.Y.。その中でも、スシは依然として大人気! 多国籍な街らしく、オーセンティックなものからフュージョン鮨までいろいろありますが、今回は、N.Y.にして、本格的なチラシ鮨を食べることができるとっておきのお店へ、ご案内します。


sumile original 「Bara-chirashi」は絶品!!


前にも“小皿料理”の記事で、ご紹介したことがある、ウエスト・ヴィレッジのフレンチ・ジャパニーズ・レストラン『sumile』が、今年『sumile sushi modern japanese』として生まれ変わり、以前にも増して、食通のニューヨーカーからの注目を集めています。私は、オープン当時から、この店の繊細な料理が好きで、頻繁に訪れているのですが、ベテラン鮨職人、小熊敏夫さんによって寧に作られた鮨は、sumileに革命をもたらしたと言えましょう。
 
雲丹、マグロ、鯖、甘エビなど、新鮮な具がふんだんにあしらわれた「Bara-Chirashi」$22は、日本のお鮨屋さんに勝るとも劣らないほどのおいしさ。シャリの炊き加減、酢の具合も、絶妙です。最近、私、この「Bara-Chirashi」に嵌っています! こうして書いている今でも、食べたいくらい!

バラ・チラシ以外に、豪華な具が贅沢にのっている「Kaisen-Chirashi」$26もあるので、是非、両方試してみてください。


$35の prix fixメニューの中の見目麗しい鮨の盛り合わせ。

さらに、この店、うれしいことに、5時半〜7時まで、“HAPPY HOUR”のスペシャルとして$35のプリフィックス・メニューがあるんです。アペタイザー、アントレ、デザートから、1品ずつ選べるのですが、アントレには、鮨の盛り合わせも選ぶことができます。通常、「おまかせ鮨」は$50〜$80なので、断然お得!


$35 prix fix menuのデザート。

瀟洒な住宅街のなかにひっそり佇んでいる人知れずの店ですが、今の季節、心地よい風を感じながら食事ができるテラス席を求めて訪れるニューヨーカーが後を絶ちません。ウエスト・ビレッジの隠れ家的レストランで、至福のお鮨を味わってみてはいかがでしょう?
sumile sushi modern japanese
154 West 13th street,(bet.6th&7th ave.),212-989-7699


この看板を目印に、この店を探してみて下さい。

N.Y.タイムズNo.1に輝いた心暖まる絵本 [2007年07月27日(金)]
 
今、N.Y.では、子供ならずも大人が楽しむことができる絵本がブームです。従来の絵本コーナーだけではなく、各書店の目立つところにも置かれている光景をよく目にします。人気シリーズ、『ハリー・ポッター』は大人版まで出ていますが、絵本は、敢えて大人向きにしなくても、そのありのままの暖かさが、大人にも伝わるところがブームの一因なのかもしれません。
今回は、そんな中で一際輝いていた絵本『THE KISSING HAND』を紹介したいと思います。



初めて学校に行くことになり、お母さんと離れる不安と淋しさでぐずっている、アライグマの子どもチェスター。そんな彼を勇気付けるために、お母さんは“キッシング・ハンド”というとっておきのおまじないをしてあげます。おまじないのおかげで元気になって学校に行くことを決心したチェスターは、お母さんが淋しくないように、とあることをするのですが……。

1993年に生まれたこの絵本は、ニューヨーク・タイムズの絵本部門No.1に輝き、今では、アメリカの家庭での定番的存在になりました。子どもがサマー・キャンプや学校に初めて行く時など親子の束の間の別れの際に、お母さんが子供に読んであげたり、学校では始業式の日に先生が生徒に読み聞かせる本として親しまれています。そして、何か新しいことにチャレンジしようとしている大切な人を励ますための贈り物として、大人同士でプレゼントすることもあるようです。

この絵本に、すっかり心酔した私は、来日の際に日本の出版社に交渉して周り、そしてついに『THE KISSING HAND-キスのおまじない』として、7月28日にアシェット婦人画報社より発売されることになりました。全国の書店で、是非、お手にとってご笑覧ください。さらに、下記のウエッブサイトからも購入できます。
http://www.hfm.co.jp/books/

シンプルなテキストと優しいイラストの中に、心暖まるメッセージがたくさん詰まった絵本。忙しい日々に疲れた心を、きっと癒してくれるはずです。私は、世界中の素敵な絵本を探し続けることをライフワークとしていますので、そんな本を見つけたら、今後も皆さんに、お伝えしたいと思っています。

【N.Y.ランキング】『24』シーズン7に女性大統領誕生! [2007年07月25日(水)]
 
人気テレビシリーズ『24』のシーズン7が来年1月から始まり、シリーズ初の女性大統領が登場することが決定。気になる女性大統領役には、『オーシャンズ12』などに出演していた、チェリー・ジョーンズが扮します。

アメリカ初の女性大統領誕生かと囁かれているヒラリー・ローダム・クリントンが有力視される中、なんと、アメリカ大統領選の結果が明らかになる来年1月に、このシリーズが再スタート、とあって、あえて時期をあわせたのでは? との声も。

一方で、『ニューヨーク・タイムズ』は面白い世論調査を実施。性別、年齢別、既婚、未婚別、年収別でヒラリーの印象を尋ね、その結果、仕事をしていて未婚の女性からの支持が高く、家庭を持っている男性サラリーマンの支持が一番低いことがわかりました。個人的には、上院議員になったばかりでがんばっている頃の彼女を支持していましたが、どんどんオーバー・パワーになりつつある彼女を見ていると、ちょっとヒキ気味です。果たして、アメリカ大統領選挙の行方はいかに? 

さて、今週は、週刊誌のランキングです。



N.Y.エンタテインメント・ランキング
●MAGAZINES:Weeklies (July 23発行。単位:1冊あたりの広告ページ数)
1.U.S.NEWS&WORLD REPORT 76.8
2.PEOPLE 66.5
3.TIME OUT NEW YORK 47.7
4.NEW YORK 38.9
5.THE ECONOMIST 35.0
6.ENTERTAINMENT WEEKLY 29.3
7.SPORTS ILLUSTRATED 26.4
8.US WEEKLY 25.8
9.TV.GUIDE 25.0
10.NEWSWEEK 24.8

1位の『U.S.NEWS & WORLD REPORT』は、前回より313.4%のアップだそうです。3位の『TIME OUT NEW YORK』は、相変わらずニューヨーカーに人気ですが、広告収入が減っています。週刊誌でページのクオリティと広告収入の両方を維持するのは大変だと思います。

以上、今週のランキングでした。

N.Y.待望のラグジュアリイ・チャイニーズがオープン! [2007年07月24日(火)]
 
7月24日、N.Y.に本格的なラグジュアリイ・チャイニーズ・レストラン『Wakiya at Gramercy Park Hotel(ワキヤ アット グラマシー パークホテル)』がオープンします。一足お先に、“Friends & Family”(家族や関係者などがオープン前に食事を試してコメントをするプレ・オープニング・ディナー)にお招きに預かり、行ってきました。

場所は、昨秋、リノベーション・オープンし、話題になったデザイナーズ・ホテル『GRAMERCY PARK HOTEL』のメイン・ダイング。3年ほど前、『NOBU』の10周年記念ディナーで、ノブさん(松久信幸氏)にご紹介いただいたエグゼクティブ・シェフの脇屋友詞氏。その際、近いうちにN.Y.に出店されると仰っていたので、私は、このお店のオープンを心待ちにしていました。



イタリア人女性デザイナーがデザインした赤と黒を貴重としたシックなインテリアは、ウォン・カーワイの映画のワン・シーンのよう……。妖艶さと洗練が同居した、クールな空間です。

お料理は、柔和な脇屋さんの美意識とお人柄が表れているような、美しくヘルシーなメニューが充実。まず、「XO OMLET」など、メニューのネーミングから食欲をそそられます。そして、意外なプレゼンテーションで供されるお料理は、どれも美味! ワインが1杯$18、$30台のメニューもあるなど、やや、お値段は高めですが、スペシャルな機会に大切な人と行くと、きっと盛り上がると思います。



“Friends&Family”では、最後にコメントを書くことになるのですが、このお店のフォーマットがユニークでした。「お料理の値段はいかがでしたか?」とあって、

1:満足!
2:このエリアだからしかたがない
3:だれか911(パトカー)を呼んでくれ! 卒倒しそうだ……

などと、思わず笑ってしまうような選択肢に、このお店のユーモアを感じました。

ご存知のように、N.Y.には無数のチャイニーズ・レストランがありますが、この店のようなラグジュアリイ・チャイニーズ・レストランの誕生は、N.Y.のレストラン・シーンに一石を投じるはずです。ニューヨーク・タイムズなどのレビューが出たら、またお知らせします!

【N.Y.ランキング】爆発騒動と平成中村座公演と [2007年07月20日(金)]
 
7月18日の夕方、家からわずか2ブロック先で地下の蒸気管が爆発して、一面、蒸気に包まれ、真っ白に。一時、テロかと大騒ぎになり、逃げようとして走ったおばあさんが心臓麻痺で亡くなってしまいました。今なお、アスベストが空中に飛んでいて、なんとなく埃っぽい状態です。


爆発が起こった直後の現場の様子。撮影:PAUL YUMINO

一方、16日から始まっていた『平成中村座』N.Y.公演が、大好評のうちに22日で楽日を迎えました。辛口で知られるニューヨーク・タイムズに「勘三郎と演出家の串田和美はアメリカのコンテンポラリー・センスと美意識などのカルチャー・ギャップに対して明確な橋渡しをした」と、大絶賛されました!皮肉的な文章で知られるニューヨーク・タイムズが、ここまで誉めることはめったにありません。次回のN.Y.再演がすでに期待されています。



さて、いろいろなことが起こっているN.Y.より、今週のランキングです。今週は、上半期の雑誌のトップ10ランキングをお伝えします。

●MAGAZINES(1月〜6月、単位:ページ)
1.In Style 805.2
2.Power & Motoryacht 676.9
3.Modern Bride 624.5
4.Texas Monthly 621.3
5.Vogue 578.2
6.Glamour 565.7
7.Real Simple 565.0
8.Cosmopolitan 563.2
9.Better Homes & Gardens 562.0
10.O-The Oprah Magazine 559.2

『In Style』『Vogue』『Glamour』などメジャーなファッション誌が、当然のごとくランキングされていますが、2位の『Power & Motoryacht』や4位の『Texas Monthly』に、コアな市場を感じます。

【N.Y.ランキング】地球環境保護意識の高まり [2007年07月12日(木)]
 
地球温暖化防止を呼びかけるゴア元副大統領による『LIVE EARTH CONCERT』が世界7都市で開催された今週。こちらでも、ニュージャージーでライブが行われ、ゴア氏も来場。当日は30度を超える暑さでしたが、盛り上がったようです。近頃のN.Y.は異常な湿気を伴った暑さが続き、夕方に突然のサンダーストームに見舞われます。これも、温暖化の影響なのでしょうか……。

そんな暑い日々。ライブコンサート以外にも地球環境保護を呼びかけるイベントやキャンペーンに関する報道が増えている中での、今週のN.Yランキングです。



●MAGAZINE・(広告ページ数)
1.GENERAL INTERESTVANITY FAIR 105.3
2.READER’S DIGEST 60.1
3.THE ATLANTIC MONTHLY 59.3
4.GUIDEPOSTS 38.7
5. SMITHSONIAN 36.9

1位の『VANITY FAIR』(ヴァニティ・フェア)は、アフリカ特集。ブッシュ大統領からライス国務長官、ブラッド・ピット、ジョージ・クルーニー、ボノなど、アフリカにゆかりのある人々が2名ずつ組んで表紙に登場。ビジュアルの異なる複数の表紙が並列して販売される、というスペシャル・イシューでした。広告ページのアップ率は、前号の+113.4%だとか! 驚異的な推移です! ボノによる素敵な企画に共感を覚えるクライアントが多かったのでしょう。

アニー・リーボヴィッツにより撮影されたクールな表紙は、どれも、とても貴重なので、私はなんと5冊も購入してしまいました!



今週は、違うカテゴリーの雑誌のランキングもお知らせします。

FAMILY/CHILDREN(広告ページ数)
1.PARENTS 107.4
2.PARENTING 92.2
3.FAMILYFUN 72.6
4.AMERICAN BABY 42.0
5.SPORTS ILLUSTRATED FOR KIDS 20.9

アメリカでは、親子雑誌が根強い人気。1位の『PARENTS MAGAZINE』(ペアレンツ・マガジン)は、上記の『VANITY FAIR』より広告量が多いのも注目です。ターゲットが明確な媒体の影響力の強さを物語っていますね。

以上、今週のN.Y.ランキングでした。

ツーリストも参加可能!! GUGGENHEIM閉館後のスペシャル・ナイト!!! [2007年07月10日(火)]
 
『GUGGENHEIM MUSEUM』(グッゲンハイム美術館)が、毎月第1金曜日の閉館後に、『Art After Dark First Fridays』と題した粋なナイト・イベントを実施しているってご存知ですか? アートとクラブ・シーンが一体となったユニークなスタイルで、入場料はキャッシュ・オンリーで$25。もちろん、ツーリストでも参加可能です。



DJブースやバーが設けられた一階のホールはクラブに様変わり! スロープを上がりながら展示されているアートを鑑賞できるんです。残念ながら、スロープの手前ではセキュリティに荷物検査され、アルコールの持ち込みは差し止められてしまいますが……。



作品の近くにセキュリティはいるものの、厳重なガードはされておらず、顔を近づけて真剣にアートを眺める人、その前、はしゃいで写真を撮る人、作品が展示されていないスペースでオブジェのようにキスしあうカップル……様々な鑑賞のスタイルを眺めるのも面白いですよ。




閉館後、お酒が入って愛でるアートもなかなかオツなものですが、まったく作品を観ようともせず、ひたすら1階で飲み続けている人々もいます。ミュージアムの意図はともかく、“アート&クラブ”の融合空間を、それぞれのスタイルで楽しむことができる N.Y.ならではのイベントなのではないでしょうか。



次のイベントは、8月3日(9PM-1AM)! N.Y.にいらっしゃって、ご興味のある方、30分ぐらい並ぶことを覚悟で、是非、訪れてみてください。

【N.Y.ランキング】INDEPENDENCE DAY!! [2007年07月05日(木)]
 
昨日は、アメリカの独立記念日でした。祝日好きのニューヨーカーは、この1週間まとめてお休みをとってしまう人もいます。そして、この日のメイン・イベントはやはり、毎年恒例で大手デパート『MACY’S』が主催して行う花火大会。今年はサンダー・ストームが予想されていましたが、綺麗に見えました。私の部屋のファイヤーエスケープに降りると目の前に見えるのですが、今年は、近所の国連の傍まで行って外で見ました。ニコちゃんマーク、☆マークなど、アメリカらしい花火もあり、爆風と音の迫力はすごかったです。火薬の音と香りを真近に感じて、それはそれは素敵でした。


雨が降る中、打ち上げられた花火。爆風を受けて観た花火は初めて。

さらに、恒例のホットドックの早食いでは、6年連続チャンピオンだった小林尊さんが惜しくも破れてしまいました。口に怪我をしていたこともあったかもしれません。チャンピオンになった人は、12分で66個のホットドックを食べてWORLD RECORDに。チャンピオンの賞金は約120万円。準優勝の小林さんは約60万円でした。

さて、今週のNYタイムズ・ランキングです。



●MAGAZINE
<FOOD>
1.Food & Wine 181.9
2.Cooking Light 123.1
3.Bon Appetit 78.6
4.Everyday Food 71.5
5.Gourmet 58.7

アメリカの雑誌は、写真や印刷の悪さで知られていますが、これらの雑誌は、どれもお料理を綺麗に見せることが命なので、そのイメージを覆します。そして、これらの雑誌に紹介されることは、レストランにとって、非常に栄誉あることなので、どの店でも、これらの雑誌のレビューをオフィシャル・サイトなどで掲載しています。

●MOVIE Box Office Top 5
1.Ratatouille
2.Live Free or Die Hard
3.Evan Almighty
4.1408
5.Fantastic Four: Rise of the Silver Surfer

今週は、趣向を変えて夏休み映画ランキングを。期待されていた『Live Free or Die Hard』(邦題:ダイハード4.0)を抜いて、堂々の1位になったのは、料理の才能があるネズミが、料理の苦手な料理人の手伝いをして活躍するというピクサーのアニメ『RATATOUILLE(RAT-A- TO- EE』(邦題:レミーのおいしいレストラン)。「ラタトゥイユ」と読みますが、同名のメニューにかけているんですね。

ちなみに、ニューヨーカーはネズミが大嫌い!「ネズミが出たら引越しする!」とまで言うニューヨーカーや、少し前には、ネズミが異常発生したレストランやファスト・フード・ショップが閉店に追い込まれるなど、とにかく多くの人がネズミを毛嫌いしています。ネズミが調味料を鍋に入れて満足している表情のシーンもあるんですが、現実で考えたら、「Yuck!!(ゲッ!)」というようなビジュアルを、ニューヨーカーが受け入れることができたのが、なんだか面白いです。

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