ニューヨークの風
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N.Y.は小皿料理ブーム! [2007年05月30日(水)]
 
アメリカの料理=ビッグ・ポーションというイメージがある方も多いはず。しかし、最近、N.Y.ではヘルシーブームに乗って小皿料理(degustation:デガスタシオン)を出す店が増えてきました。今回は、そんな3軒のお店をアドレス付きで紹介します。

■L’atelier de Joel Robuchon
フォーシーズンズ・ホテルのメイン・ダイニングとして、昨年9月にオープンしたフレンチ・レストラン。須賀洋介シェフによる美しい料理はポーションも小さい上に上品なので食べてしまうのがもったいないほど。
(57 East 57th Street, Tel:212-350-6658)


50席しかないので予約は必須。  

          
■Sumile Sushi Modern Japanese
フレンチとジャパニーズの創作料理の店として、ウエスト・ヴィレッジに4年前にオープンしたsumile。今春、鮨メニューを中心とした『sumile sushi modern japanese』として生まれ変わりました。日本やNY近海の新鮮なネタは、熟練の鮨職人小熊敏夫氏により、スミレの花のように繊細な鮨としてサーブされます。フレンチ・テイストの小皿メニューも美味。
(154 West 13th street, Tel:212-989-7699)


季節の素材を使ったユニークなアペタイザー。


ネタ、シャリの大きさも程良い鮨。(PHOTO BY TERU)


■Diechi(ディエチ)
イースト・ヴィレッジの10丁目にオープンしたイタリアン・ビストロ。ボローニャで修業を積んだ太田潤一氏による自家製の生パスタやニョッキは、シンプルであるがゆえに店の力量が如実に表れています。平均10ドルくらいと良心的なメニューは、全品試してみたくなるほど量も風味も絶妙。どれもイタリア・ワインと好相性です。
(228 E 10th St between First and Second Avenue,Tel:212-387-9545)


店名はイタリア語で「10」という意味。(PHOTO BY CHIAKI TAKADA)


いずれも、日本人の意匠を感じる店。ヘルスコンシャスのニューヨーカーは、既に和食をクールと捉えていますが、日本の懐石料理的なポーションが理解され始めたのかもしれませんね。

N.Y.エンタテインメント・ランキング [2007年05月28日(月)]
 
N.Y.が誇る有力紙『New York Times』では、週に一度、エンタテインメント関連のランキングを“ビジネス・エディション”で掲載しています。『ニューヨークの風』では、その一部である雑誌、TVのランキングをご紹介します。



●MAGAZINE(カテゴリー別雑誌の先週の広告ページ数ランキング:単位ページ)
週刊誌
1. New York 108.7
2. People 74.87
3. Time Out New York 52.0
4. BusinessWeek 49.9
5. NewsWeek 49.1

このランキングは、雑誌に入る広告ページをベースにしていますが、良質な雑誌には、広告も多く入るという図式を見事に物語っていますね。丁寧に作りこまれている内容が、知的なニューヨーカーに人気のライフ・スタイル・マガジン『New York』。この雑誌のレストラン・レビューも好評です。

『People』はセレブのゴシップ誌。『Time Out New York』は、アメリカ版『ぴあ』のような情報誌です。


●BROADCAST TELEVISION(先週のTV番組視聴率:単位%)
1. American Idol Wednesday FOX 16.2
2. American Idol Tuesday FOX 14.1
3. Dancing with the Stars ABC 12.3
4. Grey's Anatomy ABC 12.1
5. House FOX 12.0

1,2位を独占している『American Idol』は、2002年に始まった全米版『スター誕生』のような番組。今年のアカデミー賞では、この番組出身のジェニファー・ハドソンが『ドリーム・ガールズ』で助演女優賞を受賞するなど、大スターが生まれる登竜門的存在。全米中が息を呑んで、その経過に注目している高視聴率番組。日本でも、最近、この番組を意識している業界関係者がいるという噂も。つい先日、史上最年少(17歳)の女性がグランプリに選ばれ、CNNでも報道されていました。

ランキングと言っても、雑誌の場合は、広告ページ数によるものであり、かなりビジネス的側面があります。世界の先端を行くN.Y.のエンタテインメントの動向を、ビジネス・トークの参考にしてみてはいかがでしょう?


私のこと、N.Y.のこと [2007年05月23日(水)]
 
さて、今回は、私が、どんな人間であるか、ちょっとだけ知っていただきたいと思います。私は、N.Y.を拠点に活動するフリーランスのジャーナリストです。 N.Y.の風に乗って、アメリカ国内はもちろん、日本や世界各地へと飛びまわる日々を過ごしています。

最初に、私がN.Y.を拠点にすることを選んだ理由について説明したいと思います。日本で某出版社の編集者を務めていた頃、何かに行き詰ったり、辛いことがあったりするたびに、1人でN.Y.を訪れ、この街が発する強力なエナジーを充電し、パワーと勇気をもらって、元気になって帰ることができました。そして、そのたびに「一度限りの人生なのだから、大好きなこの街で暮らしてみるものいいかもしれない」と漠然と思っていました。

そんな私にN.Y.行きを決断させたのは、2001年の同時多発テロ。この事件に、とてつもないショックを受けた私は、儚くも一瞬で命を失われた方々のご冥福を祈ると共に、生きている限り、日々、悔いのないように精一杯生きようと思いました。同時に、「私にパワーをくれたN.Y.に何か恩返しがしたい……。そのためには、N.Y.に住もう!」という思いが自分の中にふつふつと湧いてきたのです。

N.Y.に住んで現地の情報を日本へ配信することで、テロの恐怖により遠ざかっていた日本の人が再び、NYを訪れてくれるきっかけを作れば、N.Y.の発展に貢献できるのではないか……おせっかいながら、そう思ったのでした。

それまで流行や社会の流れに身を委ねて生きてきた優柔不断な私が、驚くほど明確に結論を出すことができたことに、我ながら驚きました。思い切って会社を辞め、両親を説得し、旅立ちの準備をしました。N.Y.には、これといった知り合いもおらず、先行きの保証も無かったので、あまりに無謀すぎる決断のようでしたが、私にとっては、非常に意味のある小さな一歩だったと思います。

そんな風にして、私の小さな夢が形になったのは、今からちょうど5年前の2002年5月15日。


マンションを出ると眼前に聳えるクライスラー。

当面の生活資金は、退職金と僅かな貯金で倹約すれば何とかなると目算し、中途半端な英語をブラッシュアップするため、NYU(ニューヨーク大学)の語学学校に通いました。3?歳の手習いは、なかなか手厳しいものがありましたが、何よりも、自分で稼いだお金で勉強できることが、なんだかとてもうれしくて、やりがいもありました。


近所にある隠れ家的イタリアン『L’IMPERO』。何気ないトマト・ソースのホームメイド・パスタが絶品!

あれから5年。編集者時代に担当していたフード、エンターテインメント(映画、音楽、アート)を、今も追いかけ続け、それを通して、N.Y.でなければ出逢えなかったような方々のお話を直接伺うことができ、日々、インスパイアされています。
以来、どんなことがあっても、この街が発するエナジーに支えられてきました。そんな醍醐味を独り占めするなんて、もったいない! 私がN.Y.の風によって感じることが出来た、この街の躍動感や、取材で出会った素晴らしい機会のこぼれ話などを、皆さんにおすそわけできれば幸いです。


部屋から見たマンハッタンのサンセット。

NYから、はじめまして! [2007年05月17日(木)]
 
私のコラムに訪れてくださった皆さん、こんにちは。
今、私は、国連を眼前に臨むTUDOR CITYという閑静な住宅地の公園のベンチで、五月のNYの風に吹かれながら、記念すべき連載第1稿を書いています。

このコラムでは、皆さんに、この街に吹く風によって私の元に運ばれてきた感動をお伝えしていきたいと思います。ガイドブックでも紹介されていないような裏情報や、NYのメディアから入手した、ちょっとした豆知識をちりばめていくつもりですので、ぜひご期待ください。


色とりどりの世界各国の旗が揺らめくNY国連本部。

ところで、国連に、誰もが入ることができるレストランがあるってご存知でしたか?『The Delegates’ Dining Room at UN Headquarters』というレストランは、まさに“delegates(=代表団)”という名前が示すように、世界各国を代表する国連職員たちの“社員食堂”のような空間。全面ガラス張りのダイニング・ルームからイースト・リバー越しにクィーンズ・ボロ(『スパイダーマン』の舞台になった橋)やルーズベルト・アイランドを眺めながらのランチは秀逸です。特に晴れた日は本当に気持ちがいいので、NYに来たぜひ試してくださいね!


多国籍な人々が集う『The Delegates' Dining Room at UN Headquarters』。

食事の後は、国連総会が行われる会場などが見学できるツアー($13、日本語ガイドあり)に参加されてはいかがでしょう? 国々を象徴するアートやクラフトが展示されているロビーを観て周ると面白いですよ。

日本は、1954年に「Peace Bell(平和の鐘)」と呼ばれる鐘楼を中庭に寄贈しています。以来、この鐘は、春の訪れを知らせる春分の日と、9月の国連総会のオープニングを告げるため、年に2回打ち鳴らされることが伝統になりました。関係者からは平和を象徴する音として、親しまれています。ロビーから鐘楼越しにクライスラー・ビルディングを臨む光景は、日米の融合を感じて、なんだか誇らしいです。地下のお土産ショップでは国連グッズが購入できるので、NYの思い出に最適です。


中庭に佇む「Peace Bell」。日本を象徴する平和のシンボル。

これから、NYの風に乗って、ホットなニュースを配信していきますので、お楽しみに!

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