ニューヨークの風
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私が育った環境のこと [2008年07月08日(火)]
 
日本に着いて1週間が過ぎました。なんと、まだ時差から抜け切れておらず、夜は8時ごろにどうしても起きていられなくなって、そのまま、コロンと寝てしまい、朝3、4時に起きて、父と犬の散歩に出るという、なんとも健康的な生活をしています。


                露を湛えたアジサイ

今回の出張のメインの目的は、とあるUNICEF親善大使の方(もう、おわかりですよね)のインタビュー。それ以外は、某誌のN.Y.特集の執筆で、ほぼ、実家にひきこもって原稿を執筆しているという異例の日本滞在となっています。こんな滞在も、時にはいいかなとは思いつつ…。N.Y.の情報を楽しみにして下さっている皆さん、今週いっぱい、待ってくださいね。


                実家の庭

実家は都心から電車で40分ほどの神奈川県郊外にあります。私はココで生まれたのではないですが、1歳〜4歳、18歳〜26歳まで過ごしました。小山の中の一軒屋で、家の前まで車が乗り付けられないため、防犯上、親に迎えに来てもらわねばならず、学生の頃から今に至るまで門限(11PM!!)があるんです。学生やOLをしていた頃、門限があることを笑われ、「よく、そんなところに住んでいるね!」と、少々不便な生活を、いろいろな人から馬鹿にされました。残業や酔っ払って満員電車に長時間揺られて帰る夜などは「何で、こんなところに家を建てたんだろう」と、一人で愚痴りつつ…、門限に遅れると親に怒られ、都心、せめて平地に暮らしたいと思っていました。


              様々な種類のアジサイが綺麗

しかし、N.Y.に暮らす今となっては、実家があるこの環境が、多少不便でも、とてもありがたいと思えるようになりました。庭には、私が生まれたときに母が植えてくれた枝垂桜が葉を生い茂らせ、木陰を作って自然の涼をもたらしてくれています。
母が丹精に育てた植物や木々に鶯やメジロなどの野鳥が集まり(時に、彼女は餌付けもしている)、朝は鳥たちのさえずりで目覚めます。雨が降ると緑や土の香りがいっそう引き立って、深呼吸すると、とても気持ちいいのです。排気ガスだらけのN.Y.から、たまに帰ってくると、空気の美味しさ、自然の恩恵を実感します。そして、この環境を維持してくれている両親にも感謝です。この家とこの環境は、人間にとって大切なことを、黙って教えてくれているように感じています。


                   アジサイに彩られた裏山

季節によって表情を変える裏山は、今は、「アジサイ山」となって、無数のアジサイが山を彩っています。ここでは春には梅が香り、秋には美しい紅葉を愛でることができます。

この家に住むようになって、我が家には、動物、特にネコが途絶えたことはありません。この子は、どこからかやって来て、すっかりうちのコになってしまった三毛猫のミケ。人間の言葉を理解し、お話ができる可愛いネコです。庭でモグラやムシを獲って遊んでいます。


             “愛娘”のミケ。年齢不詳。暑くても屋根の上が大好き

現在、二匹の犬と、時々、愛想を振りまきにやってくる、もう一匹、太った猫がいます。そして、さらに、飼ってはいませんが、狸の親子やコジュッケイなんかもやってきます。ヘビやカブトムシも、普通にいます。朝出かけて、夜帰ってくると、家まで続く細い坂道には蜘蛛の巣が張り巡らされ、夏は、蝉がぶつかってきます。いったい、どこなんだ!?ってかんじでしょ。

余談ですが、先日、妹と目黒の庭園美術館の前の木陰を歩いていたとき、上から、どさっと何かが落ちてきました。大きな枝かと思ったら、なんと1メートルくらいの大きなヘビでした!数センチで、妹の頭に落ちるところ…。ビタッとアスファルトに落ちて、するするっと何事もなかったように公園の中に消えていきました。妹は日傘を差していたので、難を逃れましたが、皆さん、都会だからって、何があるかわかりません。頭上もお気をつけ下さいね。以上、日本での滞在の一幕でした。

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