ニューヨークの風
2008年05月
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

セレブ本から付録付きまで話題の絵本を紹介 [2008年05月16日(金)]
 
毎月第二週目の日曜日にニューヨーク・タイムズの「BOOK REVIEW」エディションで、CHILDREN'S BEST SELLERSランキングが発表になります。



5月11日付けの絵本ランキングの1位は、ブッシュ大統領の奥さんであるローラと娘のジェナが、初めて手掛けた『READ ALL ABOUT IT!』でした。一人の男の子が、自分が本好きであることを発見して驚いた…というシンプルなストーリー。母の日に合わせて、ローラとジェナが二人で出すことにしたとか。今週、行なわれたジェナの結婚式に合わせたのだと思います。
さっそくブックストアに探しに行ったところ、当然のごとく、目立つところで売られていたのですが、内容はもちろん、イラストが、あまり魅力的ではなく…。ごめんなさい、食指が動かず、購入しませんでした。彼女たちのことを記事にした新聞を紹介することで許してください。



セレブが手掛けた絵本と言えば、昨年、女優のジュリアン・ムーアが出版した絵本『FRECKLEFACE STRAWBERRY』に、とても共感を持ちました。子供の頃から、赤毛である上に、そばかすだらけだったジュリアンは、7歳のとき、自分の容姿にコンプレックスを抱きはじめ、さらに、友達からからかわれるようになりました。お風呂でごしごし洗ったり、子供ながらに、あらゆる努力をした結果、学校にマスクを被って行く始末。そんな彼女は、ある日、とあることに気がつきます…。誰もが経験するコンプレックスを明るいタッチで描いています。さらに、巻末の著者プロフィールのところには、そばかすだらけのジュリアンの子供の頃の写真が載っているのが、これまた、微笑ましいのです。



さらに、最近の絵本の傾向としては、特徴のあるキャラクター・シリーズに付録がついていること。私のお気に入りは、『SKIPPYJON JONES』という、シャムネコの子猫の物語。ページをめくるだけで、表情豊かなキャラクターの愛くるしい仕草に、思わず顔がほころんでしまいます。そして、SKIPPYJON JONESのぬいぐるみのついた絵本まで登場。思わず、購入してしまいました。最新シリーズでは、SKIPPYJON JONESは、自分を"チワワ"だと思い込んで、非日常の大冒険を経験をするという奇想天外なストーリー。付録のCDを聴いているだけで楽しくなります。



僭越ながら、私が去年訳した『THE KISSING HAND-キスのおまじない』の原書にも、ブロードウエイ女優がストーリーを朗読したCD付きのソフトカバー・バージョンもあります。アメリカの絵本、CD付きは、今や当たり前になってきました。聴いてみると、それぞれに個性があって面白いですよ。



キャラクターが気に入ると、つい、絵本を購入してしまう私…。短いストーリーとカラフルで可愛いイラストの中に、たくさんの素敵なメッセージが詰まった絵本は、世代や国境を関係なく、人を魅了し続けているなあと実感する今日この頃です。現在、子供のいない私は、お子さんのいるお友達のプレゼントにすることも多いのですが、いつか自分の子供が生まれたら、読み聞かせてあげる日を楽しみにしています。

PROFILE http://www.cafeblo.com/newyorkcolumn/index1_0.rdf