ローマ法王ベネディクト16世が、15日〜19日まで訪米していました。日本での報道は小規模だったようですが、こちらでは、CNNやニューヨークのローカルニュース番組「NY1」では、一日中、法王のスケジュールから一挙手一投足まで報じていました。N.Y.は1週間程前から、稀に見る興奮状態に包まており、警戒態勢も厳重を極めていました。81歳の法王は疲れも見せず、公務を淡々とこなしていました。
防弾ガラスに覆われた白い車の左側に小さく見えるのがローマ法王ベネディクト16世
キリストの復活を祝うイースター直後の法王の初訪米だったということもあり、人々の宗教的意識が高まりつつあります。さらに、N.Yの様々な教会では、ミサだけではなく、素晴らしいコンサートが行なわれています。
私は、執筆の際、「WQXR」というクラシック専門のFMを聞いているのですが、私の大好きなカミーユ・サン・サーンスというフランスの作曲家の「Symphony No.3」が使われたCMに聞き入っていたところ、、Church of St. Ignatius Loyola
が行なっている教会コンサートの存在を知りました。
この教会の後方部に据えられたパイプ・オルガンの音色は、教会の荘厳さをいやがうえにも増します。
パイプ・オルガンが肝となるサン・サーンスの「Symphony
No.3」。体にダイレクトに響いてくる振動と共に、背後から押し寄せるパイプ・オルガンの音色は圧巻でした。
この曲とブラームスの「Symphony No.1」が演目にあれば、どんなことがあってもコンサートに行く私。これらの曲で、私にはそのオーケストラの力量がわかるのですが、今回は、特に、教会と荘厳なパイプ・オルガンの組み合わせにより、感動もひとしおでした。さらに、良いコンサートに行くと、涙がでてしまう習慣があるのですが、もちろん今回も、知らぬ間に涙が溢れていました。
コンサートが終わった後、演奏者を交えて懇親パーティが行なわれるのも、この教会のコンサート運営担当者の心の広さを示しています。
詳細はwww.smssconcerts.orgを参照して下さい。料金は$35〜。電話予約でも手数料を取らないのも良心的です。
この教会コンサート・シリーズ2007-2008シーズンは5月14日まで。2008-2009シーズンは10月から再開します。
この教会以外にも、マンハッタンでは、Wall Streetの「Trinity Church」http://www.trinitywallstreet.org/や、Greenwich Villageの「Grace Church」www.gracechurchnyc.orgなどでも定期的に教会コンサートが行なわれています。是非、パイプ・オルガンが素晴らしい荘厳なコンサートを教会という珍しいシチュエーションで体験してみてください。