ニューヨークの風
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カンボジアの発展に尽力する日本人A [2008年02月14日(木)]
 
前回に続き、今回も、カンボジアの発展に
尽力している若き日本人をご紹介します。



上村未来(かみむら・みく)さん、山田裕史さんです。

彼らは、生活、文化、歴史、経済など、
あらゆる側面でカンボジアの復興に協力する
日本のNGOのためのネットワークを構築している団体
「カンボジア市民フォーラム」に事務調整員として
貢献しながら、普段は、上智大学大学院で、
カンボジアの発展のための
研究に勤しんでいます。



上村さんは
「大学生時代、学内のボランティア・グループの
明るい雰囲気に惹かれて参加。以来、
カンボジアの小学校に鉛筆や文房具などを寄付
する活動をし、その延長で、仲間内で写真展などの
チャリティ・イベントを実施していくうちに、気が付いたら、
カンボジア支援にハマッテいました」
と、楽しそうに話してくださいました。

山田さんは、今から10年ほど前、
アンコールワット遺跡を観たくて、旅行を計画するも、
カンボジアで起こった武力衝突により断念せざるをえなくなり、
それが悔しくて、カンボジアの背景を調べるようになって、
カンボジアの歴史の奥深さに魅了され、今に至るそうです。

「カンボジアは復興に向けて勢いがあり、
昨今の経済成長率は二桁。



しかし、今尚、カンボジアの7割の人が
一日$2以下で暮らしています。
そして、貧富の差が拡大する一方なのです」
と、山田さん。

確かに、市街とプノンペンから車で1時間半ほどの
農村地とでは、家の造りに、
それが歴然と表れていました。



若きお二人は、各所へ論文を発表するだけではなく、
『国際協力NGOのフロンティア
〜次世代の研究と実践のために』
という本も上梓されています。

この本には、日本でNGOがどのように理解、
そして誤解されているか、
そして、学生NGOについてのコラムなどが
生きた言葉で綴られています。

お二人は、日本とカンボジア両政府、そして、
JICAやNGOなど様々な立場の良さも悪さも、
カンボジアの現実をも、鋭い視点で実によく見ています。
お話を聞いていて、それを実感し、改善への
熱い思いが伝わりました。

「カンボジアの発展の研究を通して、
日本の現状が、よくわかるようになりました」と、
目を輝かして語る二人。

国際援助や、NGOの活動に、
彼らのような次世代を担う若者が、
新風を巻き起こしています。

彼らの願いは
「僕らのような若い世代の人々に、カンボジアへの
意識を高めてもらいたい」とのことでした。
日常生活において、まず、私たちにできることは、
カンボジアや途上国の動きを意識すること
なのかもしれません。

彼らのように、もっと、若い人たちが、声高に
他国を支援しながら、日本の改善点に気付いていくのは、
遠回りではなく、実は、客観性が生まれて、
相乗効果になるのではと思いました。

上村さんは、今朝、カンボジアの研究のために旅立ちました。
山田さんも、今月中にカンボジアに行かれる予定です。

お二人の輝かしい未来と、若き情熱による
カンボジアの発展に、心から期待致します。


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