ニューヨークの風
2008年09月
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

妹と巡ったSATCのロケ地 [2008年09月10日(水)]
 
妹がN.Y.に来ていました。もともと『Sex&The City』の大ファンで、機内で二度目のSATCを観た彼女は「今回のテーマは、キャリーのように過ごすN.Y.!」と、すっかり映画のヒロイン気分のよう。

「映画やTVのシーンの舞台になった場所に行きたいな。頼もしいガイドが傍にいるから安心だし」と、つぶやく妹。私はガイドじゃないんだけどなあ…と思いながら、嬉しそうにしている妹の希望をなんとか叶えてあげたいと、妹が行きたい場所の優先順位をつけ、初日にふたりで日程表を作りました。


真ん中が、キャリーたちが座っていた席。The Modernにて

その結果、落選してしまったMoMAのメイン・ダイニング『The Modern』(ここは、キャリーがビッグとの婚約を、シャーロットとミランダに告げるシーンで登場)。
しかし、偶然にも、知り合いの方がランチの場所に予約してくださっていたのです。思いがけず、行きたかったお店に行けることになった妹は、「キャリーたちが座っていた席はどこ?」と、やや興奮気味。
お料理は、やや塩気が強すぎましたが、この店は、いつ来ても客層が良く、窓の向こうに彫刻庭園を臨む空間は素敵でした。


『The Mercer Kitchen』のパンケーキ

ミランダがスティーブの浮気を告げるシーンで登場したソーホーの『The Mercer Kitchen』。「パンケーキとエッグベネディクトが食べられるお店に連れて行って」という妹のリクエストを総合した結果、偶然、当てはまったお店です。
この店のパンケーキとエッグベネディクトは日本並みのスモール・ポーション。「アメリカのパンケーキはバフっとしていて、『もう食べられないっ!』っていうくらい大きくないとね…」と、妹なりのパンケーキのイメージにはそぐわなかったようですが、洗練されたシンプルなインテリアには、ひたすら満足だったようです。


路上で売られていたアヒルたち

優雅なブレックファストを楽しんだ後、ソーホーを歩いていて、偶然見つけたユーモラスなアヒルちゃんたち。思わず、妹と買いだめしてしまいました。これはSATCとは関係ないですけれどね。


『BUDDAKAN』では、映画のシーンに登場したメイン・ダイニングで食事ができ、妹は大喜び

最終日の夜は、キャリーとビッグが結婚前夜に“リハーサル・ディナー”を行なったモダン・チャイニーズ・レストラン『Buddakan』。前日に予約するも、私が体調を崩して寝込んでしまい、キャンセルすることになったため、最後の晩餐となったわけです。

ELLEやELLE a tableのNY特集, ELLE onlineなどで、SATCの舞台になったお店や名所を紹介しましたが、どの店も撮影で行くことがほとんどなので、こんなに喜んでいる妹の姿を見て、なんだか、嬉しかったです。いつも情報を発信する側ですが、私自身、とても楽しむことができました。そして、改めて、SATCの影響力はすごいなあと思いました。

妹が来る前に、あそこに連れて行ってあげよう、ここに行こうと楽しみにしていたにも関わらず、私の体調が優れず、ほとんど野放しにして、あまりかまって上げられなかったことが悔やまれます。
私と妹は一つ違い。小さい頃から、まるでSATCの4人のように、恋のこと、仕事のこと、何でも話し合ってきました。今回もいろいろなことを話すことができて、お互いに共感し、気持ちの整理をすることもできました。

いつも束の間の別れでも涙ぐんでしまう涙もろい姉妹なのですが、今回は、ほろっとしないようにあえて、あわただしくお別れしました。妹が去った後の部屋は、なんだかがらんとしています。

在りし日のWTCを綱渡りしたフランス人 [2008年08月22日(金)]
 
1974年、完成したばかりのツイン・タワー「ワールド・トレード・センター」の最上階にロープを張って、400Mの距離を綱渡りしたフランス人、フィリップ・ペティットの実話が『Man on Wire』というドキュメンタリー映画となって公開されています。



以前、お伝えしたトライベッカ・フィルム・フェスティバルでも話題を呼んだ作品の一つでした。そのとき、別の試写を観るために、最初の1時間だけしか観ることができなかったので、一般公開を待ち望んでいました。



もともと、ノートルダム寺院やシドニーのオペラハウスを眼下に見渡すブリッジを渡るなど、奇行を繰り広げてきた綱渡り師のフィリップ。17歳のときに観たワールド・トレード・センターの完成予想図に釘付けになり、一歩間違えば、転落死してしまうことは確実であるにも関わらず、「この夢を実現しなければ生きている意味がない」とばかりに、ツイン・タワーの間にを渡りきることを夢見ていました。そして、非常に理解のある奥さんと仲間に支えられ、6年の訓練&準備期間を経て、満を持して、彼の「夢」が実現したのです。

このドキュメンタリーは、とても完成度が高く、観ているだけで、フィリップや彼に協力していた仲間同様に、一見、とても無謀かつ不可能に見られる“歴史気的プロジェクト”の共犯者になったがごとく、どきどきハラハラします。特に、未完成状態のツイン・タワーに工事作業員として忍び込むシーンが秀逸です。

端々に、当時を振り返る関係者のユーモラスなコメントがあしらわれ、そのときの様子をライブで観ているかのような気分になります。
そして、結果的に逮捕されたフィリップに、ユニークな“罰”を与えるNYPDの懐の大きさも面白いので、日本で公開されたときに、ご覧になってみてください。

上映後には拍手が起こるほど良く出来た作品なのですが、9月11日の一ヶ月程前に公開されたこの映画、犠牲者の家族などがどのように感じるのか、とても気になりました。テロの5ヵ月後にN.Y.に移り住んだ私でさえ、冒頭に出てくるツイン・タワーの建築シーンを観ていて、まるでツイン・タワーの崩壊状態を逆回しで見ているようで、胸に迫るものがありました。私の横に座っていたニューヨーカーも、最初のシーンで、静かに涙を流していました。

ワールド・トレード・センター、そしてN.Y.の歴史に1Pを添えた、奇想天外なエピソード。実は、このお話は、『The Man Who Walked Between The Towers』という絵本になっています。



この絵本は、私が去年受講していたニューヨーク大学の絵本の講座の題材にも取り上げられ、「主人公のフィリップは、いわば“違法”行為を行なったわけで、子供には、少々、過激な内容。果たして絵本として紹介されていいのか」と議論になったことを覚えています。
しかし、WTCの知る人ぞ知るユニークな歴史の1Pは、もっと多くの人々に知られるべきだと思います。
私は、この絵本も訳してみたいと思っています。もし、この絵本に興味を持ってくださる出版関係の方がいらしたら、是非、お知らせ下さいませ!

真夏の夜の音楽祭 [2008年07月23日(水)]
 
すべてが密集しているマンハッタン。さすがのニューヨーク好きの私も、ずっといると、たまに息がつまりそうに感じるときがあります。特に夏場は、なんとも言えない熱気や騒音が地下から湧き上がってきて、暑さに輪をかけて不快感をもよおします。そんなとき、気持ちをリラックスさせるために、良い音楽を聴きにコンサート・ホールに行くことが、私にとっての清涼剤!特に、新緑に囲まれた野外で、真夏の夜のクラシックを聴くことが、毎夏の楽しみの一つとなっています。

N.Y.から少し足を延ばしたボストン郊外で毎夏行なわれる「タングルウッド音楽祭」。


ボストン・フィルハーモニックによる演奏は秀逸! 真ん中のまるっちい男性が名指揮者のJames Levin。指揮に熱中しすぎてステージから転げ落ちて肩を骨折したというエピソードも

普通のコンサート・ホールのように屋根の下の席もありますが、この音楽祭の名物は、ピクニックのセッティングをしたり、寝転んだりして、自在に楽しめる芝生席。コンサートによってラッシュチケット(開場時間直前にでるチケット)が出る場合もあり、チケット代は、なんと$9〜!
マンハッタンから車で3〜4時間の距離。コンサートによってはボストンのシンフォニー・ホールから専用のバス(ボストン市内と会場の往復で$30)も出ています。一昨年は、ボストンに一泊して、そのバスで会場に行きました。


一昨年の様子。芝生席は自由席なので、早くから、ピクニックしながら眺めの良い席を確保する人々の姿も見受けられます

昨年は、マンハッタンのグランド・セントラル・ターミナルからバスが出ていたので、ためしにそれで行ってみました。N.Y.を3PMくらいに出発し、運転手さんが道に迷ってしまって開演ギリギリに到着。
通常、夜のコンサートは8:30PMからなので、インターミッションも入ると終わりは深夜0時に及びます。そこから、マンハッタンまで4時間くらいかけて帰って来た時は、さすがに疲れましたが、面白い経験でした。確認したところ、残念ながら、今年は、マンハッタンからはバスが出ていないようです。


今日、たまたま、「タングルウッド音楽祭」のポスト・カードが家に届き、「ああ、今年も行きたいなあ!!」という想いでいっぱいになってしまいました。気が付けば、2004年以来、毎年、行っているからです。
しかし、カーネギー・ホールくらいなら、いつも一人でコンサートに行くのですが、さすがにタングルウッドに一人は淋しい!!ので、賛同してくれる仲間を募り、機会を見つけようと思います。無類のBRAHMS好きの私は、今週末のALL BRAHMS PROGRAMが気になるところ…。
会場では、ワインやフードも売っていますが、自分たちで持ち込み可能です。もし、訪れるなら、虫除けスプレーとキャンドル、ビニール・シートや折りたたみ式の椅子、山の中なので夜は冷えるのでフリースなどをお忘れなく。
8月末まで実施しています。星空の下、芝生に寝転んで聴くクラシックは、きっと忘れられない夏の思い出になると思います。

一方、マンハッタンのセントラル・パークでも、真夏の夜に束の間の森林浴をしながら、クラシック・コンサートが開催されるんです。なんと、こちらは無料!



Naumburg Orchestra Concert」と言う、野外クラシック・コンサートが8月5日7:30pmより開催されます。
こんな素敵なイベントを103年前から実施していたニューヨークって、やはりすごいと思いました。

そろそろ、息がつまりそうになってきているので、近々、足を延ばしてみたいと思っています。毎年実施される至福のコンサート、機会があれば、是非、行ってみてください。

N.Y.でイチゴ狩り! [2008年06月30日(月)]
 
N.Y.でストロベリー・ピッキング(イチゴ狩り)ができるってご存知でしたか?



マンハッタンから車で1時間強の距離にあるNewburghという小さな町の広大な畑「Lawrence Farms」で、ストロベリー・ピッキングが楽しむことができるのです。



この畑では、ストロベリー、ピーチ、チェリーのほかに、ほうれん草、レタス、グリーン・ピースなどを栽培していて、季節ごとに摘み取りができます。私が訪れた6月21日はストロベリーの採り頃。チェリーの摘み頃は6月第4週以降とのことで、こんな赤々と熟れたチェリーを目の前にしながら、一つも摘み採ることができず、とても残念でした。



イチゴは、全体的に小ぶりでしたが、甘酸っぱくて、採れたての風味を満喫できました。



箱代50¢、イチゴは1パウンド$3.25です。いろいろな国籍の人たちが、真剣にイチゴを探している姿は、なんだか微笑ましたかったです。



アメリカ人の友達たちが、小ぶりのイチゴと採れたてのほうれん草とオニオンをバルサミック・ヴィネガーであえてサラダにしてくれました。N.Y.のお野菜やフルーツって、意外に美味しいんです。N.Y.で採れたてのローカル・フードを、試してみてはいかがでしょう?


オープン・エアで楽しむパブリック・アート [2008年06月29日(日)]
 
毎夏、N.Y.は、無料で楽しむことができるエンタテインメントが充実しています。特に、今年は、無料で鑑賞できるパブリック・アートを多く見かけます。



この写真は、ロックフェラー・センターで行なわれているChris Burdenというカリフォルニア在住のアーティストの「What My Dad Gave Me」という作品。まるで、ロックフェラーのミニチュア・バージョンのようで、夜は特に光り輝いていて素敵です。7月19日まで開催中。



そして、こちらは、Olafur Eliassonの「The New York City Waterfalls」。ブルックリン・ブリッジの橋の下、ガバナーズ・アイランド付近などに人工の滝が出現し、N.Y.に涼をもたらしています。10月13日まで開催。



こちらは、ミッドタウンのランドマーク的ビルディング「LEVER BUILDING」の中庭に佇むミッフィーとキティ。Tom Sachsの作品です。ミッフィーの目から涙のように水が噴き出ています。

この作品が展示される前は、ダミアン・ハーストの「Virgin Mother」という妊婦を解剖したような大きなオブジェが展示され、賛否両論を巻き起こしていました。公共の場に展示するには、少々、グロテスクだと思っていたので、キティやミッフィーになって、ややほっとするも、1952年に建ったモダン建築を象徴するビルとのギャップを感じざるを得ずにはいられません。この作品は9月6日まで展示されています。



街歩きをしながら、無料のパブリック・アートを楽しんでみてください。

Love Day!! [2008年06月20日(金)]
 
6月19日は、Love Dayでした。

エンパイアが、まっ赤に染まり、カルティエは、3年前から始めた「Love」キャンペーン用のブレスレットの発売がはじまりましました。



私は、このブレスレットのことを、今月号の「Vanity Fair」で知りました。「Love」と刻まれたシングル・リングが、シルクの紐に結いつけられているブレスレットなのですが、今年はダブル・リング・バージョン($775)が登場!シングルは$475だそうです。



そのフォルムの美しさに惹かれ読んでみると、さらに、その売り上げの一部が慈善団体に寄付されると書いてありました。素敵な企画だと思って、カルティエのサイトから、その団体を探ってみました。



その結果、「Action Against Hunger」という、途上国で飢餓に苦しむ子供たちを救済するために、フランスで生まれたNGO団体の存在を知りました。さらに、UAのヘッドクォーターがNYにあることを知り、取材依頼をしてみました。
その団体のCEO/Presidentのナン・デールにインタビューした記事を、日経BPnet「国境を越える風」で執筆したので、ご笑覧ください。

世界的高級ブランドと飢餓…、相反する究極の世界が、こうして接点を持てることは素晴らしいことだと思います。ただ、着飾るだけではなく、ブレスレットを購入することで、国際貢献できるなら、なんだか嬉しくないですか?こんな身近な国際貢献の方法があるということをお知らせします。

SEX & THE CITY遂に公開! [2008年05月31日(土)]
 
『SEX & THE CITY, THE MOVIE』がついに公開されました。先週末のボックスオフィス・ランキングでは堂々の1位(55.7ミリオンの売り上げ)を飾りました!女性客をメイン・ターゲットにした映画だけに、集客を懸念する声もありましたが、そんな不安をよそに、当初の売り上げ目標の倍の成績だったそうです。



27日に行われたニューヨークでのプレミアが行なわれました。この映画のプレミアは、どういうわけか最初に(12日)ロンドンで行なわれ、4人は豪華な衣装に身を包んで登場しましたが、「なぜ、N.Y.が舞台なのに、N.Y.で一番最初にプレミアを行なわないの?」と一部のファンからクレームが出たとか。それを受けてか、ニューヨークのプレミアに登場したキャスト4人は「ニューヨークのプレミアは、先にロンドンで実施されたプレミアよりゴージャス!家族も来てるしね」とフォローしていました。


公開日に映画館に行ってみたところ、劇場前は長蛇の列!



並んでいる人に尋ねたところ、アイルランドのダブリンから“SEX AND THE CITYツアー”で来ているとか。試写を見てるだけで、キャスト4人に会えるわけでもないのに、皆、オシャレしてきています。
「ニューヨーク・タイムズ」でも、“グループで観にいくという女性が多い”と、公開前に報じていましたが、こうして、仲良しグループで、劇中の登場人物たちになりきってみるのも、楽しいかもしれませんね。しかし、ダブリンからとは…。



世界中で公開されるはずなので、「ダブリンでは上映しないの?」と聞いたところ、「やはり、“THE CITY”というくらいだから、舞台になったこの街で、公開日にみたいじゃない」とのこと。なるほど、熱烈なファンは、そういうものなのですね…。ちなみに、このツアーの参加費は、14万円ほどだそうです。

NYでも、TVや映画のロケ地になった場所を巡るバス・ツアーが敢行されていますが、様々なホテルの“SEX & THE CITY PACKAGE”なるものも登場しています。

さらに、マンハッタンの有名ホテルで、様々なパッケージが用意されています。THE MUSE HOTELではスイート・ルームが1泊$475で、カクテルが用意されているだけではなく、キャリーがヘアスタイリングに使ったアメニティが置かれています。NYローカル局「NY1」を観たといえば、さらに$25割引とか。その他、WESTINやHOTEL GIRAFFEでもユニークなパッケージ・サービスを行なっているので、こちらのNY1のサイトを覗いてみてください。



そして、気になる観客数はというと…、なんと夜中の1時半の回まで、チケットはソールド・アウト! こんなことは、『スパイダーマン』以来の異例なことです。

公開3日目の日曜日、もう一度、劇場に足を運んでみました。ずっとソールドアウトで、最終回についに観ることができました。冒頭にテーマソングが掛かっただけで拍手が起こるなど観客の盛り上がりは、プレス試写で観たとき以上に、映画をさらに面白くしてくれました。
これで二回目ですが、さらにディテールをつかめて面白かったです!TVシリーズも観たことがなく、SATC初デビューの友達は、映画にすっかり嵌ってしまっていました。女性同士で観にいくにふさわしい映画だとつくづく実感しました。深夜なのに、皆、着飾っていました。



SATCは、こうしてニューヨークのみならず、世界を席巻しています。私は、この一大旋風を一つの“社会現象”として捉えていますので、また、何か面白い続報がありましたら、随時ご報告しますね。


SEX &THE CITY,公開まであと3日! [2008年05月27日(火)]
 
5月30日、映画『SEX AND THE CITY』が、ついに全米で公開されます!街のいたるところにポスターが貼られ、TVでは、メイキングのシーンや4人のキャストたちが劇中で身に着けていたアイテムを紹介する特別番組などが放映されています。

一足お先に、5月上旬に、NYで行なわれたプレス向けの試写を観てきました!その模様は、明日、発売になる『ELLE Japaon』をご笑覧ください。

ここでは、少しだけイントロダクションをご紹介しながら、NYの有力メディアが、この映画をどのように取り上げているかを触れてみたいと思います。



TVシリーズ終了後4年の月日が経ち、ストーリーも、4人のキャストも、同様に年をとりました。新聞のコラムニストだったキャリーは、現在、『VOGUE』を中心にコラムを寄稿。すでに2冊の本を上梓し、現在、三冊目を執筆中という設定です。“ビッグ”と婚約した(?)キャリーが、同誌用に、ディオール、ラクロワなどの有名デザイナーによるウエディング・ドレスを纏ってグラビア撮影をするシーンがあります。今、発売されている同誌と、若干リンクしていますが、表紙はもちろん、グラビアは、かのアニー・リーボヴィッツの撮りおろし。NYの名所で、しかも絶妙のアングルの写真は、あまりに美しすぎて、観たとき、鳥肌が立ちました。アニー・リーボヴィッツ・マジックはさすがです!



NYの雑誌で真っ先にSATCを特集したのが、ライフスタイル・マガジン『NEW YORK MAGAZINE』。劇中でキャストたちが「NEW YORK MAGAZINEお薦めなのよ」と言うシーンが多く見受けられるように、同誌とSATCは密接な関係にあるようです。インパクトのある表紙、僅か6ページでしたが、内容も充実していました。



NYの『ぴあ』的な『TIME OUT』も彼女たちを表紙にしているのねと思いつつ、中身も観ずに購入した私。同誌には、オチがありました。なんと、表紙だけしか、彼女たちが登場していないのです。どうやら、ウエッブのみの展開のようです。

気になるストーリーは、かなり笑えるシーンあり、涙有り…まるで、4人と一緒にガールズ・トークしているかのような錯覚に陥るほど感情移入できます。ストーリーもよく練れていて本当に完成度が高い作品です。映画が終わりにさしかかったとき、「ええ、終わってしまわないで!」と思ってしまったほどでした。既に、この映画の続編があればいいのにと思う私。

30日に公開された後の街の反響を、私の“続編”としてレポートします!お楽しみに!

セレブ本から付録付きまで話題の絵本を紹介 [2008年05月16日(金)]
 
毎月第二週目の日曜日にニューヨーク・タイムズの「BOOK REVIEW」エディションで、CHILDREN'S BEST SELLERSランキングが発表になります。



5月11日付けの絵本ランキングの1位は、ブッシュ大統領の奥さんであるローラと娘のジェナが、初めて手掛けた『READ ALL ABOUT IT!』でした。一人の男の子が、自分が本好きであることを発見して驚いた…というシンプルなストーリー。母の日に合わせて、ローラとジェナが二人で出すことにしたとか。今週、行なわれたジェナの結婚式に合わせたのだと思います。
さっそくブックストアに探しに行ったところ、当然のごとく、目立つところで売られていたのですが、内容はもちろん、イラストが、あまり魅力的ではなく…。ごめんなさい、食指が動かず、購入しませんでした。彼女たちのことを記事にした新聞を紹介することで許してください。



セレブが手掛けた絵本と言えば、昨年、女優のジュリアン・ムーアが出版した絵本『FRECKLEFACE STRAWBERRY』に、とても共感を持ちました。子供の頃から、赤毛である上に、そばかすだらけだったジュリアンは、7歳のとき、自分の容姿にコンプレックスを抱きはじめ、さらに、友達からからかわれるようになりました。お風呂でごしごし洗ったり、子供ながらに、あらゆる努力をした結果、学校にマスクを被って行く始末。そんな彼女は、ある日、とあることに気がつきます…。誰もが経験するコンプレックスを明るいタッチで描いています。さらに、巻末の著者プロフィールのところには、そばかすだらけのジュリアンの子供の頃の写真が載っているのが、これまた、微笑ましいのです。



さらに、最近の絵本の傾向としては、特徴のあるキャラクター・シリーズに付録がついていること。私のお気に入りは、『SKIPPYJON JONES』という、シャムネコの子猫の物語。ページをめくるだけで、表情豊かなキャラクターの愛くるしい仕草に、思わず顔がほころんでしまいます。そして、SKIPPYJON JONESのぬいぐるみのついた絵本まで登場。思わず、購入してしまいました。最新シリーズでは、SKIPPYJON JONESは、自分を"チワワ"だと思い込んで、非日常の大冒険を経験をするという奇想天外なストーリー。付録のCDを聴いているだけで楽しくなります。



僭越ながら、私が去年訳した『THE KISSING HAND-キスのおまじない』の原書にも、ブロードウエイ女優がストーリーを朗読したCD付きのソフトカバー・バージョンもあります。アメリカの絵本、CD付きは、今や当たり前になってきました。聴いてみると、それぞれに個性があって面白いですよ。



キャラクターが気に入ると、つい、絵本を購入してしまう私…。短いストーリーとカラフルで可愛いイラストの中に、たくさんの素敵なメッセージが詰まった絵本は、世代や国境を関係なく、人を魅了し続けているなあと実感する今日この頃です。現在、子供のいない私は、お子さんのいるお友達のプレゼントにすることも多いのですが、いつか自分の子供が生まれたら、読み聞かせてあげる日を楽しみにしています。

注目すべき市場、インドの次はアフリカ!? [2008年05月09日(金)]
 
日本では、インドやベトナムの株などが注目されているようですが、アメリカの投資家の目はすでに、アフリカにまで伸びているという事って、ご存知でしたか?

そんな経済市場に注目したドキュメンタリー『Africa Investment Horizons(アフリカ・インヴェストメントの展望)』http://africainvestmenthorizons.com/newsandevents.htmlの試写会が、ニューヨーク証券取引所で行なわれました。



TVでしか観たことのないニューヨーク証券取引所に、初めて足を踏み入れ、「ああ、ここで毎日、世界の市場が左右されているんだ〜」と思うと、なんとも言えない高揚感を覚えました。

試写の前に、この場で、カクテル・パーティが行なわれ、その光景は、場所が場所だけに通常のガラ・パーティとは趣が異なり、私にとってはあまりに非日常でした。



アフリカの市場を描いたドキュメンタリー・フィルムであるため、参加している人は、アフリカ系の投資家やバンカーなど金融関係者ばかり。アジア系の人、特に女性は、2、3人しか見かけませんでした。いろいろな人に「君は今日、どういうきっかけでここに来たの?」と質問されました。よっぽど違和感があったのでしょう…。



その後、ボール・ルームに案内され、試写が始まりました。1時間のドキュメンタリーは、コーヒー、ダイヤモンドなど、アフリカの特徴的な産業発展の様子と、それを冷静に注視し、分析している専門家たちのコメントを中心に構成されていましたが、飢餓に苛まれる人々の姿も対照的に織り込まれており、一堂に会した人々は画面に食い入るように見入っていました。



この作品を撮ったのは、ワシントンDC在住のCarol Pineauという女性監督(写真下、右端)です。「昨日、アフリカ系の銀行に銀行口座を開いたばかりなんです」と語っていたキャロル。試写後に少し話すことができましたが、とても気さくな人でした。先見の明を感じる彼女の独自の視点は、観ていて面白かったです。



日本でも、こういうドキュメンタリーが公開されると、より国際的関心が高まるのではと思いました。私自身、数字が苦手である上に、金融関連のことについては勉強中ですが、門外漢ながら、アフリカ市場に投資して得た利益が、飢餓に苦しむ子供たちを助ける資金に転換していくシステムができたら素敵だなと思いました。
| 次へ

PROFILE http://www.cafeblo.com/newyorkcolumn/index1_0.rdf