ニューヨークの風
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日米癒し猫ちゃんのお話 [2008年10月27日(月)]
 
N.Y.では、ねずみを捕ってもらうことを目的として、猫を放し飼いにしているお店をよく見かけます。


オーガニック・スーパーの看板猫のカンジーちゃんは、ねずみを捕るどころか、一番下の棚のお米の上で眠ることが日課

以前に、お伝えしたオーガニック・スーパーのデブ猫カンジーちゃんもそうですし、ほかにも、ワイン・ショップにも猫がいます。どういうわけか、みな一様に太っていて、レジに寝そべっていたり、床にごろんと寝転がっている姿を見ているだけで和んだりします。

まるで、この猫ちゃんたち、生きる招き猫であるかのように、存在するだけで、人を呼び込み、癒す、すごい能力を生まれながらに備えているんですねえ。


担当編集者の小松さんのお気に入りの猫の手。うちのミケは、よく手を出して寝るのでシャッターチャンスを逃しませんでした!

さらに、アメリカではお店はもちろん、図書館にも、名物の癒し猫ちゃんがいるのです。
特に有名な猫ちゃんは、アイオワの図書館の返却ボックスに捨てられて凍死寸前だったデューイ。子猫だったデューイは、図書館に保護され、18年に渡って大事に育てられました。その恩返しか、毎朝、来館者のお出迎えをしたり、訪れる人々を歓待して、図書館の知名度を上げ、小さな田舎町に活気を与えました。

2006年の冬、育ての親である館長さんの腕の中で息を引き取ったデューイの訃報は、全米を駆け巡りました。300紙もの有力紙に死亡記事が載るほどだったのです。

その館長さんによるデューイとの18年の日々をエッセイ『Dewey, a Small Town, a library and the World's Most Beloved Cat』にまとめました。その出版権が、1億5千万円で買い取られたというニュースを日経BP社の連載コラム“WORLD TREND WATCH”で報じたのは去年のこと。

10月9日に日本でも翻訳版『図書館ねこデューイ』が早川書房から出たようです。この猫ちゃんは、図書館に訪れる、心に傷を負った人のひざの上にちょこんと乗ったりして、多くの人を癒してきたそうです。


ひざの上で寝ていても、時々心配そうに上を向くミケ。撫でてもらうとご機嫌に

うちの猫のミケも、毎日、私を癒してくれます。最近では、こうして原稿を書いているときには、必ずひざので丸くなって、冷え性の私のひざを暖めてくれますし、気落ちしているときは、それを察してか体をぴたっとくっつけて一緒に眠ってくれます。それだけで、とてもとても心が落ち着き、彼女の安らかな寝顔を見ているだけで穏やかな気持ちになれます。


この数日、私が体調が悪かったのを察したのか、ミケは毎日のように一緒に寝てくれました

私は大概の猫とお話ができるので(と、本人は思い込んでいます!)、うちのコとは一緒になってにゃーにゃー話す(?!)こともあります。私も彼女の伝えたいことがわかるし、向こうも、こちらのコンディションを理解してくれるようです。


電話をしているときに限って、ニャーニャーなくミケ。会話に参加したいのかも

何も話さなくても、傍にいてくれるだけで癒してくれる、このちっちゃい生き物に、毎日、感謝しています。動物の存在は偉大です!私が気落ちしても、こうして元気でいられるのは、うちの動物たちのおかげです。衛生上の問題もあることは承知していますが、動物と触れ合える医療施設があると、動物好きな患者さんは癒されるのではないかなと思いました。
無類の動物好きな私の動物とのふれあい話、今後もお付き合いくださいね。

求めるものは、実は身近にありました [2008年10月04日(土)]
 
先日、病院に行った帰りに立ち寄った新百合ヶ丘で、生姜料理専門店を見つけました。
なんと、その店の名は、ズバリ「生姜料理 しょうが」!
その名が示すとおり、すべての料理に生姜を使い、豚の軟骨と生姜とねぎをトロトロな状態になるまで煮詰めた名物料理「とんきこ」や「ジンジャー・カレー」「生姜とコーンとコンビーフ・コロッケ」など、ユニークなメニューはどれも魅力的で、何を頼んで良いか迷うほどです。
オリジナル・サイトがないので下記のデータを参照いただくか、「生姜料理しょうが、新百合ヶ丘」と検索すると情報を得ることができます。 



火曜から土曜日限定のランチ・セットには、日替わりで二種類の主菜が用意され、ご飯、お味噌汁が付くだけではなく、ゴーヤや春菊などの健康的な食材と生姜をあわせた8種類くらいある小鉢から希望の2品を選べます。それだけではありません。特製の生姜の漬物と海草入りのサラダは食べ放題で、採れたての生卵も無料で用意されています。それで、なんと¥1,050とは、かなりお得でしょ(ちなみに“夕食セット”は4品の小鉢とメイン・ディッシュで¥1,500です)。



実は、このお店は、13年前にオープンしていたのですが、まったくその存在を知りませんでした。かつて、ファッション・デザイナーで、現在、この店のシェフを務める森島土紀子さんの生姜好きが高じて、生姜を主役にした料理店を生み出したのだそうです。ご本人に直接お会いしたことはありませんが、普段は脇役の生姜を主役にするという目の付け所が、素敵だと思いました。

25席ほどのこじんまりした店内は、天然の木々を随所にあしらった居心地の良い空間。穴場的なお店にも関わらず、ランチタイムは行列ができるほどです。



おなかいっぱい食べたと思ったのに消化吸収も良く、からだが、ぽかぽか暖まり、なんだかとっても元気になりました。
生姜は殺菌作用や、血行を良くする作用もあるため、末端冷え性でもある私には欠かせない食材でもあります(さらに、お鮨屋さんでは、ガリを必ず大量に食べてしまうほどの生姜好き!)。



病気にならなければ開拓しようと思わなかった身近なエリア。こんなお店があったら良いなと思うお店を見つけることができて、とても嬉しかったです。まさに灯台下暗しだったと言えます。

病気に関しても、N.Y.と東京で計5件の病院を回りましたが、原因不明でした。しかし、やっとその道の権威にめぐり合えたのも実は地元でした。求めているものって、意外に自分の近くにあるものなのなんですね。
私は、N.Y.のエネルギーや刺激を求めて居を移しましたが、最近、日本、特に地元の良さをしみじみ感じています。



少し飛躍しすぎかもしれませんが、それは、人に対しても言えることだと思います。例えば、まだ出会っていないと思っている将来のパートナーについても、本音を言いあえて、お互いを自分のことのように思いやれる身近な相手がベストなのかもしれないな、なんて思います。

皆さんも、ご自分の傍の身近な優れもの、見直してみてはいかがでしょう。

●生姜料理「しょうが」:
〒215-0021 神奈川県川崎市麻生区上麻生1-6-3 マーケットプレイス27 2F
044-951-9797

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