ニューヨークの風

数々の刺激とエネルギーに満ちた街、ニューヨーク。現地と日本を行き来するジャーナリスト・入澤依里さんが綴るのは、“暮らしているからこそ感じるニューヨークの醍醐味”。グルメからエンターテインメントまで、最新の話題を現地の空気と共にお届けします!

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移民の国ならではの感謝祭

2008年11月30日(日) 23:55
★★いつも「ニューヨークの風」を読んでくださってありがとうございます。2007年から書き続けてきたこのコラムも早いもので、すでに150回を超えました。
この節目に、新たな気持ちで、新たな章『ニューヨークの風“Chapter 2”』へ移行しますので、
今後も、変わらぬご支援をよろしくお願いいたします★★


なお、「お気に入り」に登録していただいている方は、お手数ですが、下記のサイトへの再登録をお願いいたします。
http://www.cafeblo.com/newyorkcolumn_2/


11月27日はサンクスギヴィング・デーでした。日本のお正月のような、この日、アメリカ中の家族が集まり、ターキー料理をメインにした伝統料理を囲むのが慣わしです(詳細は日経L-CRUISE WORLD TREND WATCHを御照覧ください)。前日には、オバマ次期大統領も長女のマリアちゃんとシカゴで食べ物を配っていました。

★諸事情により、今回のブログの写真はおって公開します。

アメリカに身寄りのいない私は、NYに移り住んで以来、毎年、この時期になるとイタリアやパリなどヨーロッパに逃避行していました。しかし、今年は、夏に倒れたときに静養に寄らせてもらったお友達のお母様のコネチカットの家に御呼ばれすることになりました。

「元気そうで、ほっとしたわ!」と“NYのゴッドマザー”のフランシーンは再会した瞬間に抱きしめてくれました。

そこには、ブラジル、ドゥバイ、ジャマイカ、フランス、ハンガリー、ポーランドなど、世界各国の血が流れるカラフルな人々15人が集まり、食卓を囲みました。その光景は、とても平和で、まさに、移民の国、アメリカの縮図のようでした。

フランシーンは手の込んだお料理を食べきれないほど用意してくれていました。中でもターキー・ローストは生まれて以来、こんなおいしいターキー料理を食べたことは無いと言っていいほど美味でした。特製のココナッツ・クリーム・パイやパンプキン・パイなど、ほかのお料理もすべて美味しくて、おなかがはちきれそうなほど食べてしまったのは久しぶりです。

ちなみに、ターキー一羽の値段をご存知ですか?近所のスーパーで調べてみたら、$30平均でした。私たちは15人で二羽を平らげ、こうして、皆で集うことができたことに感謝し合いました。

話は変わって、サンクスギヴィング・デーのNYの名物として、Macy'sのパレードが行われることはご存知の方も多いと思います。27日にコネチカットに行く前に、NYに来て以来、初めて見に行くことにしました。世界的に人気のキャラクターの巨大なバルーンが次々に現れて大喜びの子供たち―その表情を見ているだけで私も幸せでした。

パレードを喜ぶ子供たちの笑顔に見とれていたら、集合場所のアッパーイーストまでタクシーをタクシーを飛ばすことになってしまいました。たまたま乗ったタクシーのドライバーはインドから出稼ぎに来た人でした。「ムンバイは大変だったけれど、ご家族は大丈夫?」とたずねたところ、「え、何があったの?知らない」と言うので、テロのことを伝えました。彼は、故郷に、両親と奥さんを残してやってきたようですが、インド北部なので、ムンバイから離れていると安心していました。

ホリデー・シーズン真っ盛りのニューヨークでも、テロの警戒レベルが上がり、主要ターミナルの警備が強化されました。いまや、世界のどこにいても、安全なところはないのかなと思ってしまいます。

ニューヨークに移り住んでから、いろいろな国の人と知り合うため、世界が身近になりました。一方で、テロや災害などの犠牲になっている人々のニュースはひとごとに感じません。世界中が本当に平和になる日を願い続けたいと思います。

ところで、コネチカットから帰ってきた私は食べ過ぎのせいか、2時間のドライブによる車酔いのせいか、再びコンディションが悪くなってしまいました。まだ、体調は不安定のようです。毎年、この時期になると、アイデンティティ・クライシスに陥ったり、極度の疲労感を感じるという声をNYにいる友達からよく聞きます。私自身も、そのような波動を感じなくはないですが、この街の良いエネルギーを吸収して、元気になろうと思います。

感謝祭にちなんで、読者の皆様にも感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。発病以来、励ましのメールやお手紙をいただきまして、本当にありがとうございます。大変うれしく拝受しています。まだ、皆様にお返事ができない状態ですが、今後、徐々にお返しする予定です。お返事が遅れております失礼を、どうぞお許しくださいませ。
皆様が、平和に満ちた、楽しいホリデー・シーズンを迎えられますようにお祈りしています。

[ N.Yの季節だより ]
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オバマの経済対策は動物をも救えるか?

2008年11月25日(火) 02:47
オバマ政権の経済チームが発表されましたが、経済の影響は、人間だけではなく、動物にも及んでいます。


冬のN.Y.でワンコにお洋服は必需品! 犬の“託児所”のようなデイケア・センターに預けられるも、ぬくぬくと飼い主を待っているこのコは恵まれていますよね

家賃が払えず、引越しを余儀なくされたり、餌代が払えなくなって飼えなくなったりして、捨てられる犬猫が多いとか。氷点下のN.Y.で捨てられたら、凍死してしまいます。人間の勝手な都合に左右され、何もできない動物に影響が及ぶなんて、あまりにかわいそう過ぎます。

オバマの経済政策によって、罪無き動物がこれ以上憂き目に遭わないといいのですが。オバマが自分の飼う予定の犬だけではなく、ほかの小さな命にも心を向けてくれることを祈ります。

ところで、今週の木曜日はサンクスギヴィング・デイです。毎年、この週末から1週間は、お正月前のアメ横のように街が賑わい、特に5番街は歩けないほどなのですが、週末、5番街を通ったとき、例年より、買い物客が少なく、歩きやすくてびっくりしました。つまり、残念ながら、街に活気が感じられなかったのです。

私自身も、N.Y.に戻ってから、すぐに時差は解消できたものの、あまりの寒さのせいか体調が安定しません。この街も動物も私も、元気になる方法を模索中です。
[ Political Activities in NYC ]
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プロフィール
Profile
入澤依里

執筆家。NYに7年間移住し、『ELLE Japon』 『ELLE a table』などの雑誌や、ウェッブメディア『nikkei BPnet』内でコラム『国境を越える風』などに寄稿。 現在、日本を主な拠点とし、“世界の子供のために役立つこと”をライフワークにするすべを模索中。 翻訳絵本『THE KISSING HAND-キスのおまじない』(アシェット婦人画報社刊)は「全国学校図書館協議会・選定図書」「日本図書館協会・選定図書」に認定された。 翻訳書『静かに恋を見つめてみませんか?』(主婦の友社刊)、『ZAGAT TOKYO』(英訳)がある。


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