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雲霧仁左衛門

2008-07-21 20:53:47
先週の出張時に、帰りの新幹線で読もうと思って買いました。

「雲霧仁左衛門」 池波正太郎

池波正太郎は、「剣客商売」「鬼平犯科長」「仕掛人 藤枝梅安」
「真田太平記」と代表作は読んでいたのですが、
それ以外になかなか手が出てなかったのです。



周到な準備と鮮やかな手口で
人を傷つけず盗みをやってのける大泥棒雲霧一党と、
付盗賊・改方の追いつ追われつの攻防が繰り広げられる
ストーリです。

念入りな計画を練り上げる雲霧一党ですが、
昔と違って組織が大きくなりすぎたため、
色々な場面で、ミスや仲間内での裏切りが生じ、
何度も危うい場面が・・・・

追われる泥棒の立場に立って、
ハラハラしながら、読みました。

この小説もそれなりに面白かったのですが、
この原作に限っていえば、TVドラマの方が10倍面白かった

TVドラマは、山崎努が主役の大泥棒「雲霧仁左衛門」を演じていて
渋くてカッコいい!頼りがいのあるお頭です。


そして、その大泥棒を補佐するNO.2に石橋蓮司。
渋くて、メチャクチャ似合ってます。

そしてそして、七化けのお千代と呼ばれる
色気で男をメロメロにして、目指す金蔵ありかを
探る、引き込みの女賊に「池上季実子」
迫力のある美しさは健在で、流し目が色っぽい・・・

原作の世界をよりパワーアップさせたキャスティングと、
渋いストーリー運びはまさに大人の時代劇でした。

原作を読んだら、もう一回 TVドラマが見たくなりました。

原作の最後では、雲霧一味は大仕事をなしとげられず、
寂しい結末となってしまうのですが、
TVドラマ版ではどんな終わり方をしたのか・・・???

残念ながら、今は記憶になく、TVドラマのラストをもう一度見たい!と思う私でした。

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コメント


たーくんさま
「池波正太郎の文章が映像を読んでいるよう」って、
すっごくよく分かります。登場人物が生きて動いているのが
すぐに目に浮かぶんですよね。
「のぼうの城」私も読みました。それぞれの登場人物のキャラが
たっていて、読み応えアリでした
あれを映画化する場合、水攻めされた城は
どうやって撮るのかなあ・・・?と色々考えながら
読みました。下手なCG処理だと白けますよね。
どうせ映画化するんだったら、徹底的にして欲しいです。

Posted by:たーくんさんへ at 2008年07月23日(水) 00:19

学生の頃から司馬遼太郎はよく読んだのですが、池波正太郎はなぜか手に取りませんでした。
何だか「オヤジの文学」のような感じを持っていたからでしょうか。
あまり食わず嫌いは良くないと思い、数年前にちょっと本道からは外れるかも知れないけど、人物に興味があったので「人斬り半次郎ー幕末編」を読みました。
西南戦争の陰の主役日本陸軍初の陸軍少将桐野利秋、別名人斬り半次郎を描いた小説です。
読んで思ったのですが、まるで映像を見ているような文章なのです。
池波正太郎の小説がよく映像化されるのは、この文章の特徴によるのかも知れません。

最近読んで似たような感想を持ったのは、和田竜の「のぼうの城」でしょうか。
元々映画の脚本だったという「のぼうー」はそう思っても当然かもしれませんが。
Posted by:たーくん at 2008年07月22日(火) 19:40

嬉しいコメント★
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