父も母もお墓を持っていません。
それぞれ実家がお墓を継いでいて、父の実家からは「もう、いっぱいだから入れないよ。」と言われていたそうですし、母の実家は、兄夫婦が「まだ空いてるから何かあったら入りなよ。」と言ってくれていたそうですが、実際の話になると、「墓を守っていくのは子供たちだから、娘と相談してみてよ。」と歯切れが悪くなりました。
よそ様のお墓に入れてもらうことなど考えてもいませんでしたから、はなから従姉弟とお墓の話をするつもりもありませんでした。
ましてや、母は散骨&無縁仏にしてくれという考えの持ち主でしたし。
しかし、父のことに限っては、母も自分の考えを通していいものやら悩んでいたようです。
とは言え、すでに仏式でお葬式を済ませ、戒名までもらい、位牌まで手元にある以上、このまま通常の仏教行事で進んでいくしかありません。
行事は行事として行うとして、その後お骨をどうしたものか・・・。
方法としては・・・
1.そのまま、ずっと自宅に置いておく。
ただし、庭とかに埋めてはいけません。最近はお骨でも死体遺棄になるそうです。
2.お寺の納骨堂に一時預ける。
その間にどうするか考える。費用は、年間3千円から5千円位が相場のようです。
公営の霊園でも預かってくれるそうですが、期限が5年とか決められています。その間にお墓を何とかしろということです。
3.お寺の納骨堂に永久に預ける。
最近、このタイプが増えてきているそうです。
ロッカー式になっていたり、合葬だったりしますが、良い点は永代供養をしてくれることだそうです。
合葬なら約10万円〜。ロッカー式で約百万円位〜。
合葬の場合、お骨を骨壷から出してしまう場合もあり、その場合は、後でお墓を作ったから返してくれといっても返してもらえません。
また、
比叡山延暦寺(かなり壮観な眺めです。)のように、永代供養でありながら個人墓になっている所もあります。
4.お墓を作る。
お墓を持つには、墓地の永代使用料+墓石+工事費+管理費がかかります。
墓地には、公営墓地、寺院墓地、民間墓地があります。
・公営墓地は、年一回等の抽選に当たらないと利用できません。該当の地域に住んでいることが条件です。公営でも都内の墓地はとても高いです。永代使用料100万円なんて所も!
・寺院墓地は基本的に檀家にならないと利用できません。最近は、宗派を問わないお寺も出てきていますが。
・民間墓地は宗派を問わず、生前であっても取得可能です。事業主はお寺さんですが、石材店が開発していることが多いようです。
複数の石材店が入っていると墓石の値段交渉もできるのですが、一社で開発の場合、その墓地にしたければ先方の言い値で押し切られます。
5.その他
海や山への散骨、樹木葬、等々。
散骨する場合は、骨の形が分からないくらいに粉々に粉砕する必要があります。また、衛生上、漁場や海水浴場の近く、田畑の近くへの散骨は避けるのだそうです。
なかなか個人では難しいので、やはり専門の業者さんにお願いするか、NPOを探す必要があります。費用は20万円位からあるようです。
さて、何番を選ぶのか。
私は、1番がいいと思っていました。どうせお墓を作りたくないというのなら、身近に置いておいた方が寂しくないと思ったからです。
しかし、母に「お骨をずっと持っているのは良くないっていうよ。」と却下されました。
では、母も望んでいた散骨か?
「私は散骨でいいけど、お父さんはどうだか分からないしねえ。」
「散骨って、自分たちで勝手にやっていいものなの?」
「たまに新聞の広告に入ってくるのよ。取っておこうって思っていたんだけどね。」
具体的にならないので、自然に却下になりました。
ということで、「49日の法要の際に、お寺に一時預かりをお願いしよう。」とまでは決めました。さて、その後は?