N35の日常
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シベ超(さんなんぼう) [2008年06月22日(日)]

六本木ヒルズの裏側で階段を踏み外し、ひとり蒲田行進曲を披露したにも関わらず、立ち上がって辺りを見回すと誰もいなかったという奇跡の大団円を迎えた”さんなんぼう”です。

嗚呼、どこぞやのヒルズ嬢にでも心配されたかったなぁ・・・。怪我した足を引きずりながら、独り寂しく苦笑い。

ってことで、今日の一服。

「今更ですが、お疲れ様でした。」

”さんなんぼう”がこの人と初めて会ったのは、社会人になった一年目。急に会議室に呼ばれ、部屋に入るなりゼイゼイと息を切らす老体がドデンと座っていた。

20段程度の階段を上るよりほか無い2階のオフィスは、彼にとっては過酷すぎたのか、動悸・息切れにでよろしく”救心”を今すぐ買い与えなくては、そのまま星になってしまう・・・と思わせるほどの容態であった。

彼の名は、マイク・ミズノ。先日、本当に星になってしまった水野晴郎先生だ。




”さんなんぼう”は、前職で水野さんの担当に一瞬なりかけたことがある。電話でも何度かお話させて頂いた。彼ほどまでに自分の作品を愛した人は、日本中を探してもそうはいないことだろう。この日も「シベリア超特急」の文字が光るTシャツをお召しになっていた。文字通り「歩く広告塔」だった。

その情熱の余り、ここだけの話、権利周りにはだらしない人だった。だが、それも愛嬌で済まされる人だった。

シリーズ未完のまま、生涯に幕を閉じた水野先生。今回着手しかけていた作品が最後の予定だったとマスコミは報道していたが、たぶん彼を知る人は、誰もそう思っていなかったと思う。


―だって、「これで最後」という言葉は、何本も前から聞いていたから。。


マイク・ミズノ先生のご冥福を、心からお祈り申し上げます。
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