私的三ツ星【3】(あにき) [2007年11月25日(日)]
|
先般、「PLATOn」にゲスト出演いただいた、
マッキー牧元さんが、こんなことを仰っていた。 「安くて旨い店はなし」 確かに、いい素材、腕のいい料理人なくして、 旨いものなどありえない。旨いものには、 それなりの「コスト」がかかって当然である。 さらに、牧元さんは、こうも仰っていた。 「旨くて安い店はある」 これは、絶対的に安いとは言い難いが、 素材の質や料理人の技術との比較から、 それだけのお代を払っても惜しくない、 むしろ安いと思わせる料理店のことである。 その点「サンパウ」は、デギュスタシオンと 呼ばれるコースが22000円という価格設定。 安いなどとは口が裂けても言えないが、 シェフであるカルメのクリエイティビティを 味わえるのなら、22000円は惜しくない。 まさに「旨くて安い店」である。 そう感じさせてくれたのが、ミクロメニューに続く、 「アンコウ 〜紅葉の訪れ〜」。 ![]() アンコウを覆っているのはアルミ箔ではなく、 れっきとした料理の一部。このメタリックな 質感は、銅のパウダーによるものだという。 この薄い被膜ごとナイフを入れ、パリっとした 食感とともに、絶妙な火入れのアンコウを味わう。 ![]() 悔しいことに、今の僕には、この一皿に 込められた、シェフの思いの丈や着想のヒント、 そして真髄を表現できるだけの経験も技術もない。 だから、何度も足を運ばねばと思うのだ。 |









