N35の日常
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庄内の奇跡(終幕)あにき  [2008年01月24日(木)]

奥田シェフの攻勢はとどまるところを知らない。
「おまかせ」を告げた時に浮かべた不敵な笑みは
こういう意味だったのかと、気付いたときには、
すでに7皿目がサーブされていたのだった。

もう、どの皿にどの食材が使われていたか、
ここまで来ると記憶も定かではないのだが、
パンチェッタのトマトソースと宝谷蕪のミートソースは
舌に鮮烈な記憶を残し、胃へ腸へと下って行った。




そして、最後のひと皿がまた心憎いではないか。
「食べ過ぎた」という罪の意識を、クレソンのほろ苦さが
浄化してくれる。そこにはもはや塩さえもいらない。


もっとも、その後で、フロマージュのケーキを
いただいているようでは、浄化も何もないのだが。



庄内での2日は、「奇跡」であり、「幻」のようでもあった。
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