N35の日常
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完璧主義者(あにき) [2007年12月24日(月)]

その料理人は、とてつもなく志が高い。
その料理人は、妥協という言葉を知らない。



1日に1組しか客を取らないのは話題作りではない。
仮に今の倍、2組8名の客を取ったとしよう。すると、
1番目にサーブした皿と8番目にサーブした皿との間に
優劣が生じてしまう。それが彼には許せないのだ。



妻の葉子さんとは、料理人として対等な関係。
2人で構築した皿を、2人で運ぶ。運び方1つで
料理が台無しになるから、人には任せられない。



今時こんな店が存在するのは奇跡以外にない。
これだけの腕を持っていたら、大抵の料理人は、
欲に流され、店の規模を大きくしてしまうからだ。



小林幸司さんと葉子さん、2人の名を合わせ、
「フォリオリーナ・デッラ・ポルタ・フォルトゥーナ」
(幸せを司る小さな葉)と名付けられた奇跡の店。

来年も足を運ばずにはいられない大切な1軒。
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