N35の日常
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心温まる炒飯(あにき) [2007年09月13日(木)]

今月の「dancyu」にデカデカと掲載されていた
炒飯の写真が、あまりにも旨そうで、約2年ぶりに
古川橋「大宝」へ足を運んだら、同じく写真にやられた
と思しき数組が、一足早くカウンターを占拠していた。
(皆、一様に炒飯をかき込んでいるためすぐわかる)



僕の好みの炒飯は、一般に「旨い」と言われている
それとは、やや趣が異なる。しばしば賛辞に用いられる
「パラっ」とではなく、「しっとり」としていて欲しいのだ。

(色々な炒飯を食べてきたが、今のところここが一番)

そして、写真の炒飯は、米一粒一粒が金色に輝き、
見るからに「しっとり」としていた。期待に胸が膨らむ。

2年前、見事な鍋捌きを見せてくれた大将は健在だった。
誠実を絵に描いたような人柄も、まったく変わらない。

ご夫婦2人で20人近い客の面倒を看なければならず、
サービスが、後手後手に回ってしまっているのだが、
不満を感じるどころか、「他の客が怒り出しやしないか」
と、こっちが心配になり、応援したくなる、そんな店だ。

そして、着席から30分、ついに炒飯が運ばれてきた。



立ち上る湯気の向こうに垣間見られるそれは、
艶々と輝いて、見た目にストライクゾーンド真ん中。

早速、口へ運ぶ。そうそう、このしっとりとした食感!

肝心の味は、飛び上がるほど旨いというわけでは
なかった。(勿論十分に旨いのだが)が、十二分に
満足できた。2人の息の合った仕事ぶり、そして、
何より食への真摯な思いを、感じることができたから。
(化調を使うが、僕はそれ自体、悪とは思わない)

心を温めに、また「大宝」の炒飯を食べに行こう。



このスープは、今までで五指に入るぐらい旨かった。
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