更新日:2011年4月06日



【ウィーン追記】やっぱり行者ニンニクでした

カテゴリ:ゆるい話題です  2010年5月01日

  やっぱり行者ニンニクだそうです!

  前回、マーケットで見かけた謎の野菜が行者ニンニクに見えると書いたところ、この記事を読んでくださったブラチスラヴァでお友だちになったCさんから、
「Cafeglobe拝見しました。ベアラウフ(熊のネギ)=行者ニンニク 大正解です!http://de.wikipedia.org/wiki/B%C3%A4rlauch
というツイートでの連絡をいただきました。

  そしてここでもウィーン在住のmiaさんからコメントで教えていただきました。ありがとうございます! 「熊のネギ」なんてなんだかいいネーミングですね。


これこれ。写真をアップにしてみましたよ。

  ヨーロッパでも食べられているんですね。この季節の山菜として親しまれてきているようです。日本語でWikipediaを引くとヨーロッパのものは同じ仲間だけど別の植物とありますが、似ています。日本のはサクサクした歯ざわりの茎が目当てだけれど、こちらのは葉が目当てという感じです。

  Cさんにレシピのページも紹介してもらいました。

●行者ニンニクの手打ちパスタ

●スープや行者ニンニクで作るジェノヴェーゼ風スパゲティ

  んー、おいしそう。チーズやクリーム、バターとの相性がいいようです。洋の東西を問わず、森のおいしいものを人間は集めて食べてきたんだなぁ。

  このウィーンの常設青空市、ナッシュマルクトでは、ザワークラウト屋さんにも心惹かれました。


ザワークラウト専門店。いろんな菌が棲んでいそうな大きな木の樽にキャベツの千切りが漬け込んであります。お店の人が素手を樽に突っ込むあたりが発酵系っぽくてナイス。

  大きな木の樽がいくつもならんでいて、まさに日本の味噌専門店の雰囲気。オーソン・ウェルズかワーグナーかといったしかめっ面のヒゲのお客さんがやってきて、店主にあれこれ言っています。店主は店頭の樽に手を突っ込んで、素手で樽の中身をつかんで差しだし、お客に味見を薦めます。

  ワーグナーさんはしかめっ面をいっそうしかめながら、樽ごとに次々に味見していき、渋い表情のままひとつの樽にかすかに頷き、1kgぐらいを1ユーロで買って行きました。

  店主は横でヨダレを垂らさんばかりに覗き込んでいた私にも何か話しかけてくれますが、ドイツ語わかりません。英語で返してみたけど、先方も英語はダメのよう。ザワークラウトをホテルに持って帰っても食べにくいし、自転車で背負って背中に汁が垂れたらいやだし、味見だけさせてもらって逃げるのは悪いし、残念ながらここでザワークラウト探検は終わり。


ナッシュマルクトの花形はやっぱり八百屋さん。ヨーロッパの八百屋さんはディスプレイがきれい。


カフェで朝食を食べる人たち。奥はチーズ専門店。湯葉のようにひねってちぎったフレッシュチーズがおいしそうでした。同じヨーロッパでもイギリスのチーズ専門店と全然内容が違います。


これは細長いナッシュマルクトの最も外側のあたり、毎土曜日に立つ蚤の市。だいぶ人々の顔立ちが変わってきました。

  ナッシュマルクトは1kmほど細長く続いています。外側の蚤の市のさらに端のほうは中古の靴が山積みになっているような市になっているのですが、ここまで来て、すごくありていに言うと人々の肌の色が浅黒くなっているのに気づきました。さっきの「白っぽい」カフェと違う国に来たみたい。私にとってはまだあまり出会ったことのない顔の人々。

  いま自分がいるのはオーストリアの東端。東隣はハンガリー、その隣のルーマニアが黒海に面していて向こうはトルコにグルジア、アルメニア。もうアジアという名前が見えてくる。東のほうを向きながらそんなことを想像していました。

  環境問題のことを考えると地球の小ささを痛感しますが、こうやって大地に立って見回すと地球はやっぱりすごく広い。久しぶりにバックパッカーに戻って旅に出たい気持ちをかきたてられました。


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ちょっと遅いですが、冒頭の記事、面白いなあと思ったので。
ドイツ語だと熊のネギなんですね。フランス語だと熊のニンニク"Ail des ours"です。林の中を走っていたりするとプーンとニンニクのような香りが漂ってきて、見るとAil des oursがたくさん生えていたりします(スイスの話ですが)。ペーストにしたものをブリー等の白カビ系のチーズに挟んだものなども売っていて、なかなか美味しいです。いつか見つけたら、お試しください。(^-^)

投稿者 らん : 2010年07月13日 21:35







青木陽子
Cafeglobe
ファウンダー・取締役
女性誌編集者時代、自分を含めまわりの女性たちが本当に読みたい媒体がないことに気づき、1999年に現社長の矢野とともにCafeglobeを立ち上げ、6年間編集長をつとめる。現在、パートナーの暮らすロンドンと東京の二重生活を実践中。
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illustration / Nakagawa Isami

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