もうtwitterの話はしませんのでご安心ください。と言いつつ、twitterで呟いたことがきっかけで、今日思考をめぐらせたのが、猫の食事の好みのこと。
イギリスに暮らしていると、たまになのですがとても驚くことがあります。そのひとつが猫の餌でした。これまでそれこそサザエさんの「おさかなくわえたドラネコ、お〜おっかけて♪」の世界で、猫は魚が大好き!と信じていたのですが、西洋では猫の餌は動物の肉が基本なのです。
友人の家で猫に餌をあげるのを手伝ったのですが、渡されたミックスタイプのカリカリの箱を見ると、チキンにターキー、ラム。え、魚じゃないんだ? 友人曰く、「猫はライオンやトラの仲間なんだから、肉でしょう!」。たしかに……。
スーパ—に行って猫餌の棚を見ると、「牛肉入りかたまり肉、グレイビーがけ」「ビーフパテ」「ラム、ライス添え」なども! ちょっとおいしそうなメニュー。ようやくツナとサーモンも発見。高級魚だな。安い青い魚はないようです。
もっとも、人間様が「うちの猫ちゃんにおいしそう」と思わないと売れないわけだから、イギリスではイギリス人が好きな食べ物がペットの餌の傾向に反映されているのは当然かも。イギリス人は青魚を臭いと言って食べない人が多いですし。
でも猫は魚も好きなはず!と信じる私は、隣家が留守の時にいつも餌やりを頼まれているなじみの猫様に、わたしのランチ用に開けたイワシ缶をあげてみました。「おお!これぞ俺のカラダが求めていた味!」とがっついてくれるかな? わくわく。
……しばらくクンクンクン……ニャー(なにか他の、ないの?)。
お気に召さないようです。お皿をまたいで行ってしまいました。これぞ猫またぎ。ガックリ。
で、考えたのは、猫が魚が好きか肉が好きかは、生まれつきなのか?ということ。それともミルクが終わって最初に食べ始めたものが好きになるのか。twitterでは、飼っていた洋猫のチンチラは肉系が好きなのに、ひろって来た和猫は魚系が好きだという経験談も返ってきました!
サンプル数が少なすぎるけど、もしこういう傾向があるなら、もしかして遺伝子の中に生まれつきどちらが好きかを決める情報が入っている?と面白くなってきました。洋猫の赤ちゃんと、和猫の赤ちゃんを一緒に育てても、嗜好の違いが出るのかな?
人類も、東洋人にアルコールがダメな人が多くて、白人にラクトース(牛乳)を分解できる人が多いのだから、人間より数〜10倍は繁殖サイクルが短い猫なら、生まれつき魚が嫌いな猫がいたりしてもありえるかも? わくわくして考え続けます。twitterでは、多国籍のペットフードブランドは、国によって猫餌のバラエティを変えているということを教えてくれる人も。
でもここでふと気付いたのは、飼い猫は北アフリカが原産で、エジプトで飼われたのが最初らしいから、その後に中国を経て日本にもたらされたのだろうから、分岐からどんなに早くても3000年、もしかしたら2000年くらいしか経ってないのかも。
だとしたら、いくら世代交代サイクルが短くても、2000年程度で遺伝子まで情報が入るのか、ちょっと怪しいかも。わたしのにわか仮説は弱々しくなってきました。しゅーん。あ、でもWikipediaの「下戸遺伝子」によると、この突然変異はわずか2万年前に起きたということだから、ありえるかも!?
しかもtwitterでは、さきほどのチンチラと雑種和猫の人から、和猫だけが甘酒に反応する!という経験談が届きます。やはりチンチラには甘酒のおいしさはわからないか! ワインに反応したりして!
いや、アルコール分解の遺伝子は突然変異で起きたわけで、日本に住む猫は突然変異で魚を食べるようになったわけではないので、全然話が違うということに気付きました。日本の猫に肉を食べさせるとお腹を壊すわけでもないし。単に食べつけているということが好みとして遺伝子に入るまでには、いったい何万年かかるんだろう。
……とまぁ、遺伝に詳しいわけでもないので、でたらめな空想ですが。しばし楽しいひとときでした。猫に聞いてみたいものです。