更新日:2009年9月30日



ロンドンの小学校で、日本のマンガを再発見

カテゴリ:ロンドン  2009 9月30日


  うむむ、そうなるのか……。と唸ったのは、こちらロンドンのある公立小学校の3年生のクラスでのこと。「インターナショナル・デイ」という企画のお手伝いで、日本をテーマに選んだクラスを訪問したのです。

  『となりのトトロ』を見ながら焼きそばを作って食べたり、「はじめまして」といった挨拶の言葉を覚えたり……と納得のいくメニューの中に、日本のMANGAを描いてみよう!というものがありました。

  そのときに先生が配布した参考資料の内容は、顔の描き方(十字を最初に描いてから目や鼻の位置決めをするアレ)、マンガ的髪型のパターン(鬼太郎やスーパーサイヤ人もあった)、ギャグ表現のデフォルメの仕方など。「聞き耳を立てていることがわかるように耳を巨大にして描くのです」と画像の意味が説明されているのを見ると、美術史の時間にイコノグラフィーのテキストを見ているような気分で、なんだかムズ痒い。


「耳は体のパーツの中でも動かないもののひとつです。マンガでコミカルな表現をする際も、耳はあまり動きません。でも、耳の使用を示唆するために耳の大きさがデフォルメされることはあります」という丁寧な説明のついた解説。このほかに「髪型や髪の色を変えることによって、キャラクターの性格や特徴を表現することができます。『ゲゲゲの鬼太郎』や『ドラゴンボール』などを参考にしてみましょう」というコーナーも。

  日本で育ったマンガ世代なら、こういったマンガ表現の約束事は説明されなくても自然に身につけているけれど、MANGAを発見してまだ日の浅い世界の人たちからすると、こうやって大急ぎで学ばないと、というところのようです。

  たしかに、落ち込んでいるときの額の縦線とか、怒ったときのこめかみの十字路のようなマークとか、突然見てもわからないですよね。そういえば、以前こっちの人に、冷や汗をかいた顔を描いて見せたら「どうして泣いているの?」と言われたこともあったっけ。マンガならではの表現だったんですね。うーん、面白い!


各クラスでワークショップをしたのちに、全校生徒が集まって、それぞれがテーマに選んだ国について発表しました。そのとき先生が「よくできましたね。今の時代、地球を共有しているいろいろな国について知ることはとても大切です」とおっしゃったのが印象に残りました。あとは生徒ひとりひとりから小額を集め、途上国に寄付をするということもしていました。


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またまた、パリを自転車で巡りました

カテゴリ:ゆるい話題ですカテゴリ:ロンドンカテゴリ:地球温暖化  2009 9月18日

  お仕事で、ロンドンからパリに出張してきました。最近は、パリに行くときはいつもブロンプトン(折り畳み自転車)持参でユーロスターで行きます。

  以前この欄でレポートしたことがありますが、自転車を持って行くと、ユーロスターが到着する北駅からそのままチャリッと走り出すことができます。宿が駅のそばかどうか、終電は……、タクシーはいくらだろう……などの心配もなし。自由な気分でパリ探索をスタートできることにやみつきになっています。


ロンドンのユーロスター発着駅セント・パンクラスにて。ハンドルのみ残して畳んだブロンプトンを押して歩きます。2時間ちょっとでパリ北駅に着いたら、さっと数秒で組み立てて、オニヴァ!自宅からパリの宿まで、最もCO2が少ない移動方法です。

  そしてパリに行ったら絶対食べるのが、ベトナム料理のフォー(PHO)。タイ屋台料理のクィッティアオ・ナームと似た平べったい米麺ですが、こちらのほうが有名ですね!


13区にあるフォーの有名店「PHO 14」のスペシャルフォー。鯛茶漬けあるいはしゃぶしゃぶよろしく、生の牛肉の薄切りにあつあつのスープをかけて、色が変わるところを楽しみます。

  この「PHO 14」でいつも出て来るのが、この細長い葉っぱ。パクチーの香りがして、歯触りはレタスのようで絶品! 店員さんに名前を聞いたら「ンゴ・ガイ」と言うというのでネットで調べたら、英名「ソートゥース・コリアンダー」と言うようです。


モヤシの上に乗っているのが「ンゴ・ガイ(英名:ソートゥース・コリアンダー 学名:Eryngium foetidum)」。20cmくらいの長さの葉で、パクチーと同じ香りだけれど、ややあっさり。

  可能なら種を手に入れて畑で育てたいと思っているのですが、ややマイナーな香草のようで、いまのところ情報がつかめていません。

  ちょっと空き時間があったので、5区の植物園の南にあるモスクを見学しました。モザイクの壁と、オアシスの水中庭園のように見える中庭がすばらしかった。


モザイクの幾何学模様や植物模様が美しい回廊の壁。


シンメトリーに整えられた中庭。敷き詰められたアクアブルーのタイルを水に見立てて、天上のオアシスのような理想郷を表現しているようです。

  中庭のそこここに、噴水や「チャポチャポ」と心地いい水音を立てるための水の階段があって、ゆったりと眺めていると本当に水の楽園にいるような気分に。

  まだベトナムにもイスラム圏にも行った事がないので、いつかは見に行きたいなぁと思いつつ、飛行機でまたさらにCO2を出して行くより、ここでとりあえずは我慢かな……などと思っていました。


また例のインベーダーを見つけちゃいました。フランスはさすが多いですね。このインベーダーはボーナスポイントのようです。やったー!?


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青木陽子
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ファウンダー・取締役
女性誌編集者時代、自分を含めまわりの女性たちが本当に読みたい媒体がないことに気づき、1999年に現社長の矢野とともにCafeglobeを立ち上げ、6年間編集長をつとめる。現在、パートナーの暮らすロンドンと東京の二重生活を実践中。
ロンドンの小学校で、日本のマンガを再発見 (9月30日)
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