先日の当欄で触れた、カナダのモントリオールで開かれていた2月の京都議定書発効以来はじめての締約国会議(正式には「第一回締結国会議(COP/MOP1)」長い……)が昨日、10日の土曜日に閉会しました。
議長国カナダから、ヨーロッパ諸国や日本のように具体的な削減目標を持つことを迫られたアメリカ代表団が会議の途中で退室してしまうなどの波乱があって最後までハラハラさせられたものの、最終的にはアメリカも今後も話し合いを続けること自体には合意、今回の会議でクリアすべき項目はほぼ達成され、高揚した雰囲気の中で閉会が宣言されたそうです。

締約国の全会一致でないと合意文書を作らないという決まりだったので、タイムリミットぎりぎりで合意ができたときの参加者たちの万歳ぶり、抱き合いぶりは見ものだった(写真は8日のもの)。
今回の会議で合意されたのは……
●京都議定書(第一約束期間2008-2012年)の次の期間(第二約束期間2013-2017年)に向けての準備開始が決定。
――第一約束期間よりもさらに高い削減目標にすることも合意。来年5月から会議スタート。
●京都議定書(約束期間2008-2013年)の運用規則が正式に合意になった。
――これで本格的に京都議定書の「スイッチが入った」(議長のディオン・カナダ環境相)。
また、米国、中国、インドなどの非締結国も、今後の「義務のない」話し合いには参加していくことも決まったのだそう。
アメリカ合衆国政府はこのモントリオールの会議を骨抜きにしようと、数値義務のない独自の「京都議定書的なもの」を設立しようと各締約国を誘ったり、会議の席を蹴って出て行ってしまったり、かなりご無体な行動だったのだとか。でも京都議定書賛成派のクリントン前大統領が、「ブッシュ政権の姿勢はただただ間違っている」と批判をしたり、NGOなどアメリカ国内の市民団体の頑張りもあって、最終的には渋々対話を続けることには合意したようです。

会場の外には世界各国の環境NGOがみっしり。写真はドイツの市民団体。
気になる日本政府の代表団はというと、グリーンピース・ジャパン気候変動問題担当の中島正明氏によると、「交渉開始当初は、日本政府の対処方針に大きな懸念を感じたが、今回の会議の大切な目的であった将来の取り組みに向けて、日本政府が相応の貢献をしたことは評価に値する」(プレスリリースより)とのこと。小池百合子環境相は会議の場以外でもアメリカ政府に考え直すよう申し入れたり(そのときは鼻であしらわれていたようだけれど)、それなり頑張った模様。よしよし。

小池環境相のスピーチは注目度が高かったようで、BBC Worldなどでもスピーチ姿が流れていました。
でも気になるのは、日本のニュースでちっとも話題になっていないこと。いわゆる大手新聞サイトは全部チェックしたのですが、私は閉会については1つのニュースも見つけられませんでした。うーん、NHKのニュースの国際枠にもなし。締約国のイギリスBBC、仏ルモンドはもちろん、非締結国のアメリカのCNN、オーストラリアのABCでさえ、サイトトップの上部にあるのに。日本の大手メディアの関心の低さ、かなり問題だと思います。
●国連(UNFCCC)による会議閉幕のプレスリリース
●グリーンピース・ジャパンの閉幕報告(上記プレスリリース内容も含む)
Photos courtesy of IISD / ENB-Leila Mead
京都議定書って、日本の場合、森林吸収で半分以上達成しようとしている。それって、一般家庭からの削減が期待できないから。
中国をはじめとする途上国の発展の余地を残すためにも、日本やアメリカなど先進国が自分たちの約束(アメリカは約束していないけど)以上に温室効果ガスを減らさなくちゃいけない。
やっぱり、車乗ったらいかんです。プリウスでもガソリン燃やしてるには変わりないよ。一般家庭でどんなに細かく省エネしても自動車乗ったらそんなの吹っ飛んじゃうのは簡単にわかるでしょ。
http://www.jccca.org/education/datasheet/04/data0401_2003.html
↑に載っている図をみたって、電気で10%減らすのはすごく大変だけど、ガソリンで10%減らすのはそれより簡単。それより何より、自動車に乗らない家族って、どんなに省エネしている家族よりも二酸化炭素だしてないんだもの。
それに移動って長距離こそ鉄道なんじゃないのかなあ。都心で地下鉄使っても自転車使ってもご自由にどうぞって思うけど、長距離の負荷ってエネルギー消費は明らかに距離に比例するから半端じゃないし。それにね、地方に行って鉄道を使えば、どんどん不便になる鉄道を少しでも不便にならないようにする助けになると思うんだよ。便利になればみんなが使うようになるでしょう。だから、地方に行くときほど、公共交通機関!(特に時間にせっぱ詰まっていない旅行の時は)。気がついた人から実行しなくちゃ。(もし、必要なら現地に行ってからレンタカーを借りればいいと思う)。