MOVIE HUNETER

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伊勢谷さん&木村さん舞台挨拶 『ブラインドネス』 [2008年08月14日(木)]
 
うーん、今日はショッキングな映画を観てしまいました。
フェルナンド・メイレレス監督の『ブラインドネス』です。
今年のカンヌ映画祭でオープニング作品だったので、レッドカーペットを歩く木村佳乃さんと伊勢谷友介さんの姿が話題になっていましたよね。

今日は完成披露試写会ということで、メイレレス監督と木村さん、伊勢谷さんの舞台挨拶がありました。

日本人が登場するという設定は原作にはなかったもの。この2人の起用については、「特定の国や人種の話にしたくなかった。アジアの俳優を選ぶ中で彼らに決まった。英語が話せて演技力があることはもちろん、エレガントな雰囲気があって、通じ合えるものがあったから」と監督。

伊勢谷さんと木村さんは夫婦という設定で、日本語で話すシーンもいくつかあるのですが、あるシーンについては伊勢谷さんがセリフを書いたのだそう。「そのシーンを観ると自分がクロサワにでもなったように思える(笑)。日本語の響きはとても美しいと思います」と監督も気にいっているようす。

最初の挨拶で「メイレレス監督のことをとても尊敬しているので、一緒に仕事ができてとても幸せでした」と伊勢谷さん。「心に残る深い作品です。目が見えなくなったときに人はどんな行動をとるのか。いろいろと考えさせられました」と木村さん。

共演したガエル・ガルシア・ベルナルのインスピレーションに圧倒されたと伊勢谷さんがコメントすると、ジュリアン・ムーアは撮影の合間に食事やたわいもない女性トークで楽しく和ませてくれたので、オンとオフの切り替えがうまくできたと木村さんがコメント。2人の息もぴったりでした。


で、映画のほうですが、会見の和やかな雰囲気とはまったく違って、かなりショッキング。まだちょっとアタマの中が整理できていないです。

伊勢谷さんが演じる男性がある日急に失明。原因がわからないうちに、急激に感染していくという話なんですが、この映画は感染源とか症状のコワさよりも、人間の闇の部分とか野生の部分が出てくるコワさがキョーレツでした。
突然目が見えなくなって、隔離されたらどうなるか。
ピリピリする空気の中、音楽が流れたときだけではみんなが平和な表情だったのがすごく印象的でした。

監督も、「目が見えないということはメタファー。いかに人類は、自分のことも相手のことも環境のことも見えていないか。本当に見るためにはどれだけ苦労しなければいけないのか。そういうことを描きたかった」とコメントしていました。

ひとりだけ本当は目が見えているジュリアン・ムーアの役。彼女の存在が大きな鍵に

公開は11月。ってことは、まだけっこう先ですが、サイトで予告編は観られるようです。

『ブラインドネス』
監督:フェルナンド・メイレレス
原作:ジョゼ・サラマーゴ
出演:ジュリアン・ムーア、マーク・ラファロ、伊勢谷友介、木村佳乃、ダニー・グローヴァー、ガエル・ガルシア・ベルナル
2008年11月 全国ロードショー
(C) 2008 Rhombus Media/O2 Filmes/Bee Vine Pictures

プロフィール
プロフィール
ミヤモトヒロミ。ライター。映画やカルチャー関連の記事をウェブサイトや女性誌などで執筆。
号泣モノから爆笑ストーリー、胸キュン恋愛ものまで、忙しくても絶対劇場で観たい!と思える映画を厳選してご紹介します!
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