MOVIE HUNETER

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涙なしには語れない文芸大作  『つぐない』 [2008年04月10日(木)]
 
今月は、今年のアカデミー賞にノミネートされた話題の作品が次々に公開されますね。前回の『フィクサー』もそうですが、今日ご紹介する『つぐない』もそのひとつ。



イアン・マキューアンの小説『贖罪』を映画化したもので、キーラ・ナイトレイと、今年大注目のジェームズ・マカヴォイが、うっとりするほど美しいカップルを演じています。

華奢なキーラは何を着ても美しいのですが、特に鮮やかなグリーンのドレス姿がキレイ! ジェームズ・マカヴォイは最近『ペネロピ』にも出ていましたが、今回の役は真面目で誠実、という感じでこれがまたステキなのです。

彼らを観るだけでも映画館に足を運ぶ価値は十分!ですが、この映画で描かれているテーマはタイトルの通り「犯した過ちを償うとはどういうことなのか」ということ。
実は、かなりずっしりくる作品です。

イギリスの政府官僚の屋敷に生まれた長女セシーリアと、屋敷の使用人の息子・ロビー。惹かれあう2人の微妙な関係を理解できないセシーリアの妹、ブライオニーは、ロビーのことを誤解して、ある嘘をついてしまう。その結果、セシーリアとロビーは決定的に引き離されることになり、ロビーはそのまま戦場の最前線に送り込まれることに。



成長するにつれて自分の誤解に気づき、犯した過ちの大きさを思い知らされたブライオニーは、罪を償うために人生を捧げることになる。そして3人のその後は…、という話。

ちょっとした勘違いから、つい嘘をついてしまう、というのは誰の人生にもありそうな話。でもそれが取り返しのつかない結果を引き起こしてしまった場合、どうやって償ったらいいのか、どうしたら相手に許してもらえるのか……。

もし順調に進んでいたら輝かしい未来があった2人の、悲しい恋の行方を思うと胸が詰まりますが、罪の意識を抱えながら生きるブライオニーの人生を考えてもやっぱり胸が詰まってしまう。

泣ける話なんですが、結局、罪を償うってどういうこと? なんてことについてもすごーく考えさせられる映画。
ひとりで観るより、誰かと一緒に観て語りたくなる作品です。


『つぐない』
監督:ジョー・ライト
原作:イアン・マキューアン
出演:キーラ・ナイトレイ、ジェイムズ・マカヴォイ、シーアシャ・ローナン、ロモーラ・ガライ
4月12日より、テアトルタイムズスクエア、シャンテ・シネほか全国にて順次ロードショー
(c)2007 Universal Studios. All Rights Reserved.

プロフィール
プロフィール
ミヤモトヒロミ。ライター。映画やカルチャー関連の記事をウェブサイトや女性誌などで執筆。
号泣モノから爆笑ストーリー、胸キュン恋愛ものまで、忙しくても絶対劇場で観たい!と思える映画を厳選してご紹介します!
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