夢見る夫を支えきれる? 『庭から昇ったロケット雲』 [2008年07月09日(水)]
![]() 先週末から公開の『庭から昇ったロケット雲』。 内容はほぼ、タイトルそのまま、です。 ビリー・ボブ・ソーントンが演じるNASAの宇宙飛行士だった主人公が、父親の急死で家の農家を継がなければならなくなり、いったんは辞めて田舎に戻るのですが、夢をあきらめられずに密かに自宅の裏でロケットを作って打ち上げの準備を進めるという話。 車やバイクくらいならわかるのですが、ロケットを自宅で!? っていうところがまずスケール大きすぎない? と最初は思いましたが、観ているとそんなに違和感はありません。カラダを慣らすためといって普段の生活で宇宙服を着ているのも、見た目はシュールですが説得力はある。フィクションですけど、けっこう実話?と思えるリアルさがありました。 で、いよいよ打ち上げ間近になって、ロケット用の燃料を買ったところでFBIにバレてマークされることになる。それをかわすためにわざとメディアに登場して話題の人となって、彼の行動は全国にも知れ渡ることになるのですが、それで打ち上げのほうはどうなるのか……。 この映画は夢を追い続ける主人公のすがすがしさを描きながら、それを支え、いっぽうで振り回される家族の姿もしっかり描いています。子どもの学校ではヘンな父、妻の職場ではイカレたダンナ呼ばわりをされ、私財をロケットにつぎ込まれて金銭的にも余裕がなくて、成功するかどうかもまったくわからないとしたら、夢にどこまでついていけるのか。 映画を観ている側からすれば、彼みたいな家族想いで夢を持ち続ける主人公ってほんとに魅力的ですけど、妻としては相当な覚悟ができるか、何も考えずに楽しめるか、どっちかじゃないと辛いですよね……。 ![]() ロケットがどうなったか、主人公が宇宙にいけたのかどうか。ラストはかなりスリリング。でも、スカッと元気になれる作品です。 『庭から昇ったロケット雲』 監督・プロデューサー・脚本:マイケル・ポーリッシュ 出演:ビリー・ボブ・ソーントン、ヴァージニア・マドセン、ブルース・ダーン、ティム・ブレイク・ネルソン シャンテシネ、シネマート新宿ほか全国にて公開中 (C)2007Warner Bros.Ent. All Right Reserved |






