皮肉とユーモアたっぷりの会話が最高に楽しい! 『パリ、恋人たちの2日間』 [2008年05月25日(日)]
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先週公開、イーサン・ホークが監督の『痛いほど君が好きなのに』は、甘酸っぱい青春の恋を描いた作品でしたが、昨日から公開されている、ジュリー・デルピーが監督の『パリ、恋人たちの2日間』は、30代、オトナの恋を描いた作品。
![]() 以前『恋人たちの距離(ディスタンス)』『ビフォア・サンセット』で恋人を演じた2人が、ほぼ同じ時期にラブストーリーの映画を監督しているので、つい比較してしまいますが、描くテーマはかなり違います。どちらも共感できるストーリーですが、30代女子として入り込めるのはどちらかといえばこっちかも。恋に一直線の青春は、ちょっとまぶしすぎるんですよね。 で、『パリ、恋人たちの2日間』のストーリーを。 フランス人写真家のマリオン(ジュリー・デルピー)とアメリカ人インテリアデザイナーのジャック(アダム・ゴールドバーグ)は、N.Y.在住のカップル。マンネリ気味な関係をリフレッシュするためヴェネチアへバカンスに訪れた2人は、帰国の途中、マリオンの故郷・パリで2日間を過ごすことに。だが、そこで待っていたのは、英語が全く話せない彼女の両親や、次々と現れる彼女の元カレたち。たった2日のことなのに、2人の関係は急変……。 パリのマリオンの実家に着くなり、部屋の建て付けの悪さや水漏れについて不平不満をこぼす潔癖気味のジャックに対し、彼女の両親は「お頭付きウサギ料理」でもてなして、わざと困惑させるような態度。家族も友人も、温かく迎えるというよりは、フランス語がわからない彼を、ちょっと小バカにしたりして。さらに、元カレたちに会ってチヤホヤされることに悪い気はしないマリオンを見て、彼のイライラは最高潮になるというわけ。 ![]() とにかく、登場人物たちの会話が皮肉とユーモアたっぷり。歳を重ね、恋人としての付き合いが長くなると、ずっとロマンティックではいられないし、お互いに過去にいろいろあるのも当然のこと。その不安や不満を2人でどうやって解消していくのか。結局男と女は分かり合えないの? なんてことを考えさせられました。 ジュリー・デルピーはこれが監督デビュー作。この作品が評判になって、パリのウディ・アレンと称されているそうですが、それも納得。文化の違いや政治までも話題にしながら、決して重たくせず、絶妙なセンスで笑いに変えている。ユーモアたっぷりのラブコメディです。 『パリ、恋人たちの2日間』 監督:ジュリー・デルピー 出演:ジュリー・デルピー、アダム・ゴールドバーグ、ダニエル・ブリュール 恵比寿ガーデンシネマ、新宿ガーデンシネマほか全国公開中 |






仏女優ジュリー・デルピーが監督・脚本・製作・編集・音楽・主演の6役をこなした『パリ、恋人たちの2日間』をcinemacafe.netさんのブロガー試写会枠で鑑賞ー。
すわり心地が悪いのであまり好きではない(笑)、科学技術館サイエンスホールで観てきましたー。
ジュリー・デ... [ReadMore]