MOVIE HUNETER

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イーサン・ホークの自伝的小説がベース 『痛いほどきみが好きなのに』 [2008年05月16日(金)]
 

ドキドキするラブストーリーって、世の中にたくさんあると思うのですが、イーサン・ホークとジュリー・デルピーが共演した『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離<ディスタンス>』と、その続編の『ビフォア・サンセット』は、格別のドキドキ感でした。恋する2人の距離感や会話が本当にリアルなんですよねー。

1作目では、列車の中で出会った若い2人が、途中下車してウィーンの街をさまよい歩きながら夜明けまで一緒に過ごした14時間を描いたストーリー。で、彼らの9年後の再会を、同じキャストで9年後に発表したのが続編の『ビフォア・サンセット』。

前作も短い時間を凝縮した内容でしたが、続編は映画の85分間が2人が会っていた85分間という設定なので、観ているほうはまさにリアルタイムで2人の恋の行方を観続けるというわけ。お互いの本当の気持ちを探りあう会話も秀逸。イーサン・ホークとジュリー・デルピーが、9年後にいい感じに年を重ねているところがまた素敵でした。

と、前置きが長くなりましたが、今月、イーサン・ホークとジュリー・デルピーがそれぞれ監督、出演している映画が公開されます。2人の作品自体は「ビフォア」シリーズと関連があるわけではありませんが、こちらもまた、リアルでドキドキするラブストーリーです。

今日ご紹介するのはイーサン・ホークの『痛いほどきみが好きなのに』。



若手俳優のウィリアムが行きつけのバーで歌手を目指すサラと出会う。2人は意気投合するけれど、その関係にはちょっと温度差が。運命の恋と信じて、サラとの恋愛が人生の全てになっているウィリアムに対して「セックスしたら、もっと好きになりそうだから怖い」と拒んでみたり「私には私だけの時間も必要」と、歌を優先させてみたり。そんなサラも2人きりのメキシコ旅行では急に情熱的になったりする。2人の恋はどうなる? というストーリー。

恋愛って、どちらか一方の気持ちが強すぎると途端に相手の気持ちが冷めたりするもの。それがわかっていても、気持ちを抑えるのって難しいし、いったいどう接したらいいの?とモンモンとする青年の話。あまりに正面からぶつかっていくウィリアムがつれなくされるのは、観ていてしのびない。これが包容力のあるうんと年上の女性が相手だったりすると、もうちょっとうまく行くだろうに。あ、でも『人のセックスを笑うな』の恋もやっぱり最後は切なかった気が……。こういう若いときのイタい恋愛経験って、誰もが通る道なのかもしれません。

この映画、デートで観るにはちょっとリアルすぎて、ちょっと反応に困りそう。女友だちと観るのがおすすめです。ひとしきり過去の恋バナで盛り上がれるはず。

来週末公開、ジュリー・デルピーの『パリ、恋人たちの2日間』についてはあらためてご紹介します。こちらはぐっとオトナの恋。でも、やっぱり甘くはないようです。

『痛いほどきみが好きなのに』
監督・脚本・原作・出演:イーサン・ホーク
出演:マーク・ウェバー、カタリーナ・サンディ・モレノ
5月17日より新宿武蔵野館ほかにて全国ロードショー
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ミヤモトヒロミ。ライター。映画やカルチャー関連の記事をウェブサイトや女性誌などで執筆。
号泣モノから爆笑ストーリー、胸キュン恋愛ものまで、忙しくても絶対劇場で観たい!と思える映画を厳選してご紹介します!
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