女性陣が美しかった… 『潜水服は蝶の夢を見る』 [2008年02月12日(火)]
![]() もう公開は始まっているので、観た方もいらっしゃるかもしれませんね。 この映画は、フランスの雑誌ELLEの編集長、ジャン・ドニミク・ボビーが体験した実話をもとに作られています。仕事でも家庭でも人生を謳歌していた彼は、ある日突然脳梗塞で倒れ、左目の視覚と聴覚以外のすべての感覚がマヒしてしまう。そんななか、唯一動く左目の20万回以上の瞬きで、自伝を書き上げるというストーリーです。 映画の前半は、彼の左目を通して映画が語られるスタイル。だから、彼が瞬きをすると、画面も一瞬暗くなる。それで、思考はしっかりしているのに外界とコミュニケーションすることができない焦りや苛立ちが伝わってきて、自然と引き込まれていく。これは斬新でした。 何の前触れもなく、ある日突然体が動かなくなるという病気はショッキングだし、唯一動く左目を使って、瞬き20万回で本を書き上げたという精神力は本当に驚くべきものだと思う(その瞬きを書き留める作業に最後まで付き合った言語療法士さんも相当すごいです)。でもこの映画は彼のことを、かわいそうな人とか、偉大な人といった描き方はしていなくて、体が動かなくなって、たとえばそれが、潜水服の中に閉じ込められたような状態でも、記憶と想像力で自由に飛び回れるんだ、という姿を描いている。それが、『潜水服は蝶の夢を見る』というタイトルにもつながるわけなんですね。 ところで。全体を通して私が一番印象に残ったのは、奥さんや言語療法士、愛人など、出てくる女性たちの美しさ。そんなに有名なキャストは出ていないし、着ているものも白衣やごくふつうのワンピース。なのに、それが断然美しく、そしてセクシーに見えるのはなぜ? やっぱりフランス女性だから? とまとめてしまってよいものか…。少なくともこの映画の女性陣はバツグンに輝いておりました! ![]() 『潜水服は蝶の夢を見る』 監督:ジュリアン・シュナーベル 出演:マチュー・アマルリック、エマニュエル・セニエ、マリ=ジョゼ・クローズ 渋谷シネマライズ、シネカノン有楽町2丁目ほかにて公開中 |





