MOVIE HUNETER

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ブラピと気軽に呼べない、ブラッド・ピットが主演 『ジェシー・ジェームズの暗殺』 [2008年01月09日(水)]
 
仕事始めで、「今年もよろしく」なんて数日前まで言っていたはずなのに、気がつけばすっかり通常のお仕事モードに突入。…ではないですか? 

今日はジョニー・デップの来日記者会見に行ってまいりました。
今年最初の記者会見だったのですが、ものすごい数の報道陣に圧倒され、ものすごい数のフラッシュが周りで光るのでデジカメのピントが合わず、かなり焦りました。でも、プロのカメラマンのかたがた方はまったく動じずに撮影されていて、力の差を痛感…。すっかり休みボケも飛びました。

と、これだけ振っておきながら、今日ご紹介するのは『ジェシー・ジェームズの暗殺』。主演はブラッド・ピットです。ややこしくて、すみません! こちらのほうが先に公開されるもので。ジョニー・デップはもう少しお待ちください…。

草原にたたずむジェシー・ジェームズ。とても美しいシーンですが、ジェシーの目がコワくて、タダ者じゃないことが伝わってきます。
(C)2007 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

ジェシー・ジェームズというのは、アメリカの西部開拓時代の有名な無法者。ビリー・ザ・キッドと並ぶ存在ともありましたが、実は私はこの映画で初めて名前を聞きました。でも、この映画は彼のことを知らなくても問題なく楽しめるはず。ジェシー・ジェームズ役のブラッド・ピットの演技で、十分に彼のカリスマ性が伝わってきました。

この映画のメインとなるのは、カリスマ的な存在のジェシーと、彼を慕う野心家の若者、ロバート・フォードとの関係。幼いころからジェシーに憧れ、崇拝してきたロバートは、いつか彼のようになりたいと思ってジェシーに近づき、彼に気に入られて行動をともにするようになる。最初はジェシーに感じていた尊敬や愛が、絶対に彼を越えられないと悟ってから複雑に変わっていく、という感情の動きにドキドキさせられます。演じるケイシー・アフレックの、大胆なのに小者感が漂う感じもよかった。


でも、何よりドキドキさせられるのはブラッド・ピットが演じるジェシーの静かなコワさ。暴力的なシーンはそんなにないのですが、穏やかな中に常に狂気というか凄みがあって、顔は笑っているんだけど、次の瞬間は殺されるんじゃないかという不気味さがある。ブラッド・ピットって、こういう陰のある役がすごく似合う!というのは、ちょっとした発見でした。

西部劇とかカウボーイのアクションものを想像していくと、全然違って、これは心理戦をじっくり追って楽しむタイプの映画。160分とけっこう長いので、あまり軽いノリでは行かないほうがよさそう。デートにもいいけど、かなり渋め。この作品に関しては、気軽に「ブラピ」とは呼べない雰囲気ですよ。

『ジェシー・ジェームズの暗殺』
監督・脚本:アンドリュー・ドミニク
出演:ブラッド・ピット、ケイシー・アフレック
1月12日より丸の内プラゼールほか全国ロードショー
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プロフィール
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ミヤモトヒロミ。ライター。映画やカルチャー関連の記事をウェブサイトや女性誌などで執筆。
号泣モノから爆笑ストーリー、胸キュン恋愛ものまで、忙しくても絶対劇場で観たい!と思える映画を厳選してご紹介します!
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