MOVIE HUNETER

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今年もよろしくお願いいたします [2008年01月06日(日)]
 
あけましておめでとうございます。

今年もみなさんが、観たい!と思える映画情報をお届けしたいと思います。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、年末年始の休みはいかがでしたか?
私はほぼ家でダラダラゴロゴロだったのですが、遅ればせながら、イラン映画の『ペルセポリス』を劇場で観ました。これが、評判どおりとってもよかったので、いまさらですがご紹介しますね。

監督は、イラン出身で、現在はパリを拠点に活動しているマルジャン・サトラピ。彼女の自伝的グラフィックノベルを映画化した、アニメ映画です。

今回はマスコミ試写状をスキャンしてみました。映画のサイトにも使われていますが、このデザイン、いいですよねー。
中央にいるのが、少女時代のマルジとその家族。それぞれにカッコいいのですが、特におばあちゃんがステキ!


彼女のプロフィールを見ると1969年生まれとなっているので、いま38歳くらい。10代のころ「アバ」とか「アイアン・メイデン」を聴いたエピソードなんかも出てくるので、同世代としての共通点も見つけられるのですが、彼女が育ってきた環境は、王政からイラン革命、イラン・イラク戦争と移り変わる、まさに激動の時代。社会が激変する中で、彼女や家族が何を考えてどんな暮らしをしていたかを、主人公の少女マルジの体験から紹介しています。

イラン革命後、ヴェール着用とか、アルコール禁止とか、いきなり厳しくなったイランの人たちの生活。革命前に西欧的な暮らしをしていた人たちには、とても窮屈だったようで、実際には、闇市やパーティをうまく利用していた、なんてエピソードもあり、外からはわからない当時の空気が伝わってきます。

西欧的な考え方の家庭で育てられたマルジは、反体制的な言動で学校側からマークされ、それを心配した両親によって、独りウィーンに留学することに。留学先での生活もまた、ある意味、激動。イラン人であることで、周囲からの偏見に苦しむことになります。
その中でも友人ができたり、恋をしたり、なんて経験をしつつ、大人になっていくのです。

異国の少女の成長記、としても楽しいけれど、同世代の女性として共感できる部分もたくさんありました。

すごくシンプルな線で描かれたイラストなのに感情がダイレクトに伝わってくる、というのがこの作品の最大の魅力。この映画、ハリウッドで実写化される話もあったそうなのですが、アニメで公開されて本当によかった。

惜しいのは、イラン国内では上映できていないこと。昨年公開の『オフサイド・ガールズ』もそうですが、イランの女の子が観たら相当刺激を受けられるはず。だから上映できないってことなんでしょうけどね…。


まだ劇場公開されていますので、ぜひチェックしてみてください。

『ペルセポリス』
監督・原作・脚本:マルジャン・サトラピ 
監督・脚本:バンサン・パロノー 
声:キアラ・マストロヤンニ、カトリーヌ・ドヌーブ、ダニエル・ダリュー
シネマライズほかにて全国順次公開中
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プロフィール
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ミヤモトヒロミ。ライター。映画やカルチャー関連の記事をウェブサイトや女性誌などで執筆。
号泣モノから爆笑ストーリー、胸キュン恋愛ものまで、忙しくても絶対劇場で観たい!と思える映画を厳選してご紹介します!
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