意外な展開にドキドキ! 『厨房で逢いましょう』 [2007年08月26日(日)]
![]() これは、昨日から公開されている作品。 「孤高の天才シェフが、平凡な主婦に恋をした。『あなたに食べてほしい。ただ、それだけ』。彼の想いは料理に注がれ、その味は人々の舌と心をとろかせてゆく…」 チラシに書かれているこのコピーを読んだときは、穏やかで心温まるラブ・ストーリーなんだろうなーと思っていたのですが、観てみたら、かなりイメージが違ってて、思わず「えーっ!?」と声をあげてしまうシーンも。 予想のつかない展開が、この映画の面白さだと思います。 料理の腕は超一流。でも、他人とのコミュニケーションが苦手で、ひとり黙々と料理の研究に励む、変わり者の天才シェフ・グレゴア。主婦エデンに恋をしたものの、彼のとる行動は、彼女へ美味しい料理を創ってあげるということだけ。その一途な想いが、彼のレストランの評判をさらに高めることになっていくのです。 観ているほうが、じれったくて切なくなるような、超プラトニック恋愛なのですが、後半、主婦エデンの天真爛漫ぶりが加速して、周囲を傷つけはじめるあたりから、展開が変わってきて、ラストまで勢いが止まりません。 監督のインタビューによると、この映画を撮ろうとしたいきさつは、シェフのグレゴアを演じた俳優、ヨーゼフ・オステンドルフさんを起用したかったから。さらにこのオステンドルフさんが、美食にお金を惜しまない人だから。そこからスタートしているだけあって、シェフ役が本当によかった。かっこいいわけではないけれど、この人の料理なら美味しそうだという説得力がある。ほどよく太ってるから、というのもありますけどね。 波乱があるとは言っても、デートで気まずくなるような展開ではないので、ご安心を。 登場する料理はどれも本当に美味しそうなので、観終わって食事に行くにはおすすめの作品です。 『厨房で逢いましょう』 監督:ミヒャエル・ホーフマン 出演:ヨーゼフ・オステンドルフ、シャルロット・ロシュ、デーヴィト・シュトリーゾフ Bunkamuraル・シネマほか全国順次公開中 |




