ヘタレ男子に胸キュン 『きみの友だち』 [2008年07月25日(金)]
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最近、いいなあと思う日本映画が多いんですよね。
今回ご紹介する『きみの友だち』もそのひとつ。 ![]() この映画、ビジュアルは悪くはないけど地味めだし、キャストもそんなに豪華ではない。 きっといい話なんだろうけど、結論が読めるような展開では? と、観る前はそんなに期待していたわけではなく……。なーんて、穿った見方をしてごめんなさい! と深く反省。 観終わると登場人物全員のことが愛おしくてたまらなくなるような作品です。 小学生のときに交通事故に遭い、松葉杖の生活を余儀なくされた恵美。それまでのクラスの人気者だった立場から一転、心に壁を作って周囲から距離を置くようになった彼女が、唯一親しくなったのが、生まれつき体が弱くて学校を休みがちの由香。 2人の友情を軸にしながら、時間の経過の中で恵美のクラスメイトや弟、その友人たちも登場して、それぞれのエピソードが紹介されていきます。 こういう感覚ってすっかり忘れていましたが、小学校や中学校の友だち関係って、ほんとに難しい。女子は常にクラスのグループ同士の力関係におびえていたり、友だちに彼ができたら急に居場所がなくなったり、一緒に遊んでいた友だちにスポーツでも成績でもぐんと引き離されてしまったり、とか。うーん、たしかに、あったかも……。 クラスのメンバーも決まってるし、休み時間だからといってひとりでカフェってわけにもいかないとすると、誰と過ごすのかって意外に大きな問題だったんだなあと、当時の感覚をちょっと思い出したりもして。正直、面倒くさかったですね。 ![]() そういう難しい世界の中で、必死にカッコつけたり、強がったりしている彼らを見ているとほんとうに愛おしく思えてきます。 特にぐっと来たのは、ヘタレの中学生男子! 実力もないのに部活で後輩に威張り散らす男の子のエピソードは、もうカッコ悪すぎて逆に母性本能をかき立てられました。カッコ悪いって知ってても、やってしまうダメ男子、行動が正直でかわいいんです。 どのエピソードも、演じている少年少女の表情がリアルでみずみずしくて引き込まれます。彼らのような時代がはるか昔であっても共感できる部分が多くて、何度もウルッとさせられました。 原作は、重松清さんの同名小説。公開は明日からです。 ちょうど昨日マスコミ試写会で観た『ひゃくはち』という映画も、男子高校生の青春映画なんですが、これも意外な描き方ですごくよかった。 この夏は、少年少女モノに注目です! 『きみの友だち』 監督:廣木隆一 原作:重松清 出演:石橋杏奈、北浦愛、吉高由里子、福士誠治 明日より、新宿武蔵野館、渋谷シネ・アミューズ 他全国順次公開 (c)2008映画『きみの友だち』製作委員会 |





