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『千年、働いてきました』

2007-04-01 23:59:27
野村 進さんの新作(といっても、発行は昨年の11月)を、
ようやく本屋さんで見つけました。

野村 進さんは、
著書『コリアン世界の旅』(講談社)を読んで感動し、
『脳を知りたい!』(新潮社)で再び感動した、
敬愛するノンフィクションライターで、
もっといろいろ読みたい! と思いながら、
なぜか、この2作以外の本が書店に並んでいるのを見たことがなく、
ほかの著書を読みそびれたまま、何年もたってしまっていました。

新著『千年、働いてきましたー老舗企業大国ニッポン』も、
新聞広告で見かけ、ぜひ読まねば! と思っていたのですが、
近所の本屋さんでは見当たらず、
先日たまたま入った中目黒ブックセンターで
レジ脇に積まれているのを見かけ、
ようやく手にとることができました。

中目黒ブックセンターは、
行くと必ずほしい本が次々と見つかり、
つい、4冊、5冊とまとめ買いしてしまうことの多い本屋さん。
本屋さんとも、相性ってあるようです。

話は戻って、『千年、働いてきましたー老舗企業大国ニッポン』、
まだ読み始めたばかりですが、やはり面白い!

今回の本のテーマは、著者初の「企業もの」だそうで、
日本特有の「老舗企業」、とくに「老舗製造業」に的を絞り、
取材されています。
日本には、創業1400年という世界最古の会社が存在する、
という事実も驚きですが、
創業100年以上の「老舗企業」が1万5千社以上あり、
個人商店や小規模な会社を含めると、
なんと10万件以上もの「老舗」が存在すると推定されるそう。
こんなに「老舗」が多い国は、
アジアの中だけでなく、ヨーロッパを見渡してもない、
という事を知り、日本の老舗企業の在り方に、
がぜん興味が湧いてきたところです。

野村 進さんの本は、素人にもわかりやすく、
興味が持てるよう書かれているのがうれしいのですが、
読んでいて、必ず「ぐっとくる」(言い換えると、泣きたい気分になる)
文章が出てくるのが、いちばん好きな理由かもしれません。
多分それは、著者が取材対象者と誠実に向き合って
インタビューし、原稿を書いているからなのだろうと思います。
(野村 進氏は、実は、かなりの人情家なのではないかと、
勝手に想像しています。)

この本にも、そういう、「ぐっとくる」場面が出てくることを、
密かに期待している私です。

タイトル:『千年、働いてきましたー老舗企業大国ニッポン』(角川oneテーマ21)
著者:野村 進
買った日:2007年3月27日(火)
買った場所:中目黒ブックセンター
定価:740円(税込)
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