数日前、娘と二人で
LAに到着。
LA郊外の夫のいとこの家にお世話になっています。
当たり前だけど、海を渡ってアメリカまで来ると日本の喧騒が嘘のよう。
もちろん、メディアでは連日原発ことを中心に被災地の様子なども報道されていて、多くのアメリカ人も注意を払って見ています。
私はまだほとんどこちらでテレビや新聞を見ていないのですが、周囲の人々の反応は......
1、近所のおじさん(アメリカ人)
おじさん: 「バケーションで来てるの?」
私: 「いえ、かくかくしかじか、こういうわけでいちおう大事をとって日本を離れました」
おじさん: 「Oh! それは本当にたいへんだったね〜。地震と津波の被害の大きさもすごくて被災者の多さにも驚くばかりだけど、福島の状況はあまりにひどい。子供がいるなら逃げてきて正解だよ」
(その他、会うアメリカ人のみな同様意見)
2.ガソリンスタンドのお兄ちゃん(スリランカ人)
お兄ちゃん:「君、韓国人?」
私: 「いいえ、日本人」
お兄ちゃん: 「Oh, ジャパニーズ!? 君や君の家族は大丈夫だったのかい?」
私: 「お陰さまで東京郊外なので被害にはあわなかったけど、放射能や余震の心配があるので、いちおう大事をとって日本を離れた」
お兄ちゃん: 「そうか。僕も
スリランカ出身でスマトラ沖の地震にあって住めなくなり、アメリカへ移住して来たんだ。君は早く自分の家に帰れるといいね。」
お〜、ここでさっそくスマトラ沖地震の被災者に会うとは!
ちょっと調べてみたら、
2004年のスマトラ沖地震もマグニチュード9.0で、46000人の方が亡くなったんですね...

。
3.レンタカーやのおじさん(メキシコ系アメリカ人・ホセ氏)
ホセ氏: 「バケーションですか?」
私: 「いえ、かくかくしかじか、こういうわけで」
ホセ氏: しばし、ぼうぜんと私を見る。
(テレビではさんざん日本の現状を見ていたが、実際にその渦中にいた日本人を目の前にして、驚きと動揺を感じたらしい)
「Oh...。 ご無事で何よりでしたね。ご家族は?」
私: 「幸い家族や身家は無事でしたが、知り合いの知り合いは何人か家を失いましたし、娘の友達のおじいちゃんはいまだに行方不明です」
ホセ氏: 「Oh... でも、本当にこんな想像を超えた大災害にあっても、日本人はみな冷静でがまん強く耐えている。すごいことだ。同じことがロスで起こったらどんなにひどいパニックになるだろう。」(これは震災直後にアメリカの報道で言われていた)
で、
ホセ氏は無料で2グレードも車のアップグレードをしてくれ、その他できうる限りの割引をしてくれた上に、本来1日10数ドルするカーナビも無料でつけてくれた。 ありがとう、ホセ! Gracias Jose!
4.ペットショップのおばさん(アメリカ人)
近所のおばさんでペットショップ勤務の方は
「私の勤めている
ペットショップでも被災地の動物たちのために募金活動をしていて、お客さんはみんな親身になって募金してくれたり、ペットフードもたくさん寄付されているわよ。
私たちアメリカ人も日本人の被災者はもちろん、ペットたちにも頑張ってほしいと応援しているわ!!」
ありがたいことです

。
国交のない台湾を始め、ふだんは外交がぎくしゃくしているような国もたくさんの寄付や応援を送ってくれている。
子供には
「けんかはダメでしょ。仲良くしなさい。」
「嘘つきは泥棒の始まりよ!」
な〜んて言ってるのにね、大人はどうよ。
社会の上に行けば行くほど、嘘・喧嘩・搾取の度数が高くなる。
「ま、世の中そんなきれいごとばっかりじゃやっていけないよ」
と言ってしまえばそれまで。
1人1人の草の根のレベルだったら、国や企業の利害を超えて仲良くなれる。助け合える。
でも、一部の
「強欲」な人が、必要以上のものを自分のものにしようとする。
抱え込んで離さないようにする。
罪のない正直で善良な人々を洗脳し、騙し、傷つけ、その人たちから搾取する。
「強欲」
私は、リーマンショックの時から、この言葉が大嫌いになった。
ものすごく、醜いものだと強く思うようになった。
自分が他の人や世の中のためにしたこと、それに対して報酬をもらうことはもちろん間違っていない。
お互いに、自分が得意なこと、できることをし合い、それに対して「ありがとう」と対価を払う。
それは本来、美しいことのはず。
くれぐれも「強欲」にならず、隣の人とも、遠い国の人とも、思いやる、助け合う、「ありがとう」と感謝する、そんな当たり前のことをすればいい。
いくら娘のためとは言え、自分だけ国外へ逃げてきたことには罪悪感がある。
日本で被災地へのボランティア参加もしたい。
でも、本当に草の根だけど、こうやって外国に来て、実際に日本人として状況を話し、助けや応援に対して心からお礼を言う。こういう小さなことも、世の中をちょっと良くする助けになるかもしれない。
今は、こちらで娘の学校や住むところを探したりでまだ当分忙しいけど、早く落ち着いてこちらにいるからこそできることをやりたいと思う。