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ウェッジウッド ボーン・チャイナ [2007年06月06日(水)]
 
セレブリティーな英国のジェントルマンとお話をする中で、長年疑問に思っていた事の答えをいただき、すっきりとしました。

ティータイムの際、カップにミルクを先にいれるのですか、それともお茶を注いだあとに入れますか?

ミルクを先に入れるのは庶民の知恵で、カップに茶渋がつくと汚れ、きれいにするのが大変なので、先にミルクを注ぎ、茶渋が直接カップに付かないようにするそうです。 これに対し、自分で食器を洗うことのない、ハイ・ソサエティーの方々は別にカップに茶渋がついてもおかまいなしなので、先にお茶を入れる、というご説明でした。 

お茶の時間が生活の中に根付いている英国では、お茶をいれる仕草ひとつで、その人の”クラース”が分かってしまうそうです。 

わたくしは以前から、衣服にボールペンのインクが付いてしまった時、牛乳をたらし、もみ洗いするときれいに取れることを知っておりましたので、ミルクが茶渋を防ぐ効用があるとお聞きし、なるほどと思いました。  知り合いのヘビースモーカーのフランス人が毎日1リットル以上の牛乳を飲んでいるおかげで、肺はとてもきれいだとも言っていました。  牛乳を侮ってはいけません、子供も大人もミルクを沢山飲みましょう。

ティータイムの話のつづきで、茶器について伺ったところ、ジェントルマンのお気に入りは口当たりが良い、という理由で、”ボーン・チャイナ・Bone China” のカップとの事でした。 ひいき目に見ても、英国で生まれたボーン・チャイナをお好みというのはしごく当然ですね。

17世紀、英国のStaffordshine窯で造られたボーン・チャイナは、白色の硬質磁器の原料カオリンに、牛などの動物の骨の粉末(リン酸カルシウム)、長石を混ぜて造られた、白色で半透明の輝きを持つ硬質の陶器です。 ”ボーン” は骨、”チャイナ”は陶器の総称(硬質磁器は中国発祥)で、チャイナ製という意味ではありません。 蒔絵の漆器工芸品が ”ジャパン” と呼ばれるのと同じです。

あらためて我が家のカップを調べてみたところ、ウェッジウッド製のボーン・チャイナが何点かありました。



ウェッジウッドの創設者であり、「英国陶工の父」といわれた、ジョサイア・ウェッジウッドの没後200年を記念して造られた ”CORNUCOPIA" のカップとソーサー。 



これもウエッジウッドのオートミル用ボウル。 ”Napoleon Ivy” の柄で、ナポレオンが1815年、セント・ヘレナ島へ島流しされていた時期に使用していたモデルです。 





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