カウンセリングをしていると、中には「すみません、こんな暗い話ばかりで…

」とか、「こんなつまらない話にお付き合いいただいて、ありがとうございます

」などとおっしゃる方がいらっしゃるのですが、
ちょっと、待ったぁぁ!
あなたの話は、「暗い」「つまらない」、それ本当?そう考えることは、自分の役に立ってる?そう考えて、自分が楽になる?誰がそんなこと言ってるの??
はい、答えは
エゴですね。
それに、世の中、楽しくて、明るくて、面白いことばかりだったら、カウンセリングなんて必要ないですし、6人に1人が心の病なんてありえないし、現代社会にはびこる経済や治安への不安だって説明つかないですよ
なので、そんな時は、「(例えネガティブなものであっても)自分の感情を素直に表現することは、とっても大切だし、健康的なことですよっっ
(奥さんっっ)。」とお話しています。いや、これは励ましでも慰めでもなく、本当にそう思うんです。
でも、それを邪魔するのが
スーパーエゴなんですね。
スーパーエゴというのは、エゴの中でも、エゴの見張り番というか、ネガティブな思考や感情を持つことを諌める声、社会道徳や規範のことで、一見すると、とても「正しい」ものです。
なんだけど、ハートを持つ人間同士のコミュニケーションの上では、あまり役に立ちません。なので、むき出しの感情であるエゴよりも、むしろ、それを無いものにしようとするスーパーエゴの方がやっかいな時もあります。
で、なぜそんなものができるかというと、例えば、子供が「○○ちゃん、嫌い!もう、幼稚園行きたくない!」って言ったら、大人が「そんなこと言うものじゃありません。お友達は大事だし、ちゃんと幼稚園に行きなさい!」と教え諭すのは、当然の親の役割だと思いがちです。
でも、そういう時に子どもに伝わっているのは、「私には、あなたの気持ちよりも、お友達や幼稚園の方が大事です。嫌いだろうが、嫌だろうが、我慢しろ!お前の言うことなんか、知るかボケ〜!
(あら失礼!)」なんですね。
そういうことが重なった結果、気づかないうちに「大人のようにふるまってしまう子供」、「自分の感情を押し殺して、大人の期待に合わせてしまう子ども」として育った場合、大人になってから、健全な人間関係や家族関係を築くことが難しいのは、な〜んら不思議なことでも何でもありません。(一時期よく耳にした「アダルトチルドレン」も、これに関係しています。)
なので、先ずは大人ぶるスーパーエゴを外し、子供のようなエゴと向き合って、「もう、君たちのお世話になることはなくなったよ。さようなら〜。」と手放して、自分ではない誰かを演じようとするのはやめ、本当の自分に気づくことが、正しく
「大人になること」で、単に年齢を重ねることではないのねぇ、と痛感する毎日です。