母親が1週間、こちらに遊びに来ていた。というわけで、しばらくブログ更新もサボって一緒に遊び呆けておりました。
「コスタリカにちょっと住みたいんだけども」というムスメの唐突かつ無謀な発言に母がのけぞったのが去年の後半、いや〜時間が経つのも早いもんです。道路にロクな信号がない、住所がない、バスが時刻通りに発車しない、到着しない、などなどラテーンな国らしいユルユルな洗礼を受けて、最初は戸惑っていた母でしたが案外楽しんでくれた模様。
旅のメインは、コスタリカ名物の火山&温泉ツアー。アレナル火山という活火山のふもとに温泉リゾートがあり、ここでいい湯につかるのと、夜に火口から流れる真っ赤な溶岩を眺めるのが観光の目玉。ここの温泉は本当に楽しい! 川や滝がぜーんぶ丸ごと温泉。コスタリカ旅行をされる方には、ぜひぜひオススメ。
これが火山のふもとに湧く温泉。ていうか川。結構広い。水着姿でウロウロして、気が向いたら湯につかるのです。日本の温泉のような硫黄の匂いはしなかった。
アレナル火山の全景。時々「ボンッ」という音とともに小規模の噴火があり、夜にはスーッと赤い糸を引くように流れる溶岩も見られた。母親から「ブログに顔写真出すな!」との厳令が下ったので火山の写真だけ……。
ところでウチの母親は、まあ普通のおかあさんなのですが、時々ちょっとおかしい。その昔、新宿のど真ん中で一緒に道に迷っていた時に「アタシいいもの持ってる!」と自信満々にバッグから取り出したのは、方位磁針。「西は向こうだから西新宿はあっちだ!」と、方位磁針を手に高層ビル街でクラーク博士ばりに誇らしげに指を指す母。えぇーと、そんな超アバウトな方角だけ示されても……と娘としてはちょっと困ってしまうのでした。
そんな母親は、今回のコスタリカ訪問にももちろん方位磁針を持参。バスの中で、車がガンガンに走る大通りで、「北は向こうよ!」とかやっていた。まあこちらの住所は「マンゴーの大木から北に300m」みたいなレベルなので、新宿にいる時よりは役に立ったかな?
ほかにも朝市場でフルーツをしこたま買ったり、サンホセの近場のビーチに行ったり、私が通うコスタリカ大学を見学したり、と何だかんだ毎日出かけておりました。母の滞在中は不思議と雨も少なくて、よかったよかった。
ちなみに旅行の最終日は、計らずも、すでに他界した父親の13回目の命日だった。じつは今年が13回忌なのよね。そんな記念すべき(?)日を、母娘揃って日本の反対側で迎えるとは、父も草葉の陰で驚いているだろう。しかも日本時間と1日ズレがあるので、唐突に「あ、今日が命日だ!」と気づいた呑気な私たち。どうもすみません、お父さん。
母がコスタリカを発つ朝、私は大学の語学クラスに出たので見送りには行けなかったのだが、お約束のお土産、コスタリカ産コーヒーをどっさり買い込んで、元気いっぱい日本への帰路についたようだ。いやはや、遠くまでお疲れさまでした。でも次の海外旅行には、方位磁針はいらないと思うよ。