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ピリカラこんにゃく

流浪の日本語/英語テキストサプライヤー(=フリーランス翻訳者&ライター)の、
ピリカラだけどけっこうおいしいじゃない?な日々。

2010年のごあいさつ
今年のお正月は短かったと言えば物足りない感じですが、コンパクトだったと言えば何となく聞こえがいいですね。みなさまにおかれましては、どんなお正月を過ごされましたでしょうか。新年のご挨拶のタイミングとしてはすでに遅い今日ですが、本年もよろしくお願い申し上げます。たくさんの方々にさまざまなかたちでお世話になった1年を経て、なんとか新しい年を迎えることができました。ありがとうございます。今年は少しでもご恩返しを始められればと考えています。

昨年は、タフな1年でした。toughest of toughest time in my lifeと言って差し支えないと思います。今は高い山脈の一つの尾根、あるいは急な階段の踊り場にたどり着いて一息ついているところ、というイメージです。登った山は降りるものだし、踊り場である以上階段はまだ続くわけで、まだまだ何も終わっていないけれど、とにかくひと休みできるところまで来れたようです。

「何も終わっていない」と書きましたが、実際はおそらく決して終わらない、というのが正しそうです。もう少し楽観的に言えば、エンドマークまでには飽きるほど長いフェードアウトが必要になりそうだ、ということでしょうか。でもそう言わざるを得ないのは、私の今の状態を招いたものは、本当はずっと前から私の中にあって、すぐに雲散霧消するものではないからです。私はそれに居場所をつくってやるというか、それが居る心のあり方を作ることを工夫したいと思います。追い出すべく闘うよりは共存しようという考えです。その結果、私は今までとは少しちがった人間になるかもしれません。いや、たぶんそうなることでしょう。

次にお会いしたときに「あれ、こにゃくちゃん、なんかちがう」と思われたなら、それは私個人、そして私とみなさまの関わりにとって良いことだと思っていただければ幸いです。

重ね重ね心から、今後ともよろしくお願い申し上げます。
2010年1月6日(水) 02:48 [ ブログ ]
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1円も稼いでいない中での引越し。
正直不安はありましたが、うつのNGワード「がんばって」を押して敢行したのは、家主がちょっとヤバいと思いはじめたから(工務店とリフォーム業を営んでいたようだけど、ほとんど開店休業状態で、収入を店子からの家賃に頼って「不労所得♪」と喜んでいるきらいを感じて嫌な予感がしていたところ、同じ家主が経営する別のアパートに住んでいた人の敷金返還トラブルに巻き込まれかけた)、それから、部屋を訪れる人複数(霊感有無不問)から「この部屋の“気”はなんかちょっとヘンな感じがする」と言われるようになったからです(怖!)。特に妹は、私がヒドい状態であるにもかかわらず「体調が許すなら今すぐにでも引っ越した方がいい」と、強硬に主張しました。

そこまで言われると、「今のこの状態も、この部屋に原因アリ?」なんて思うようになるもので、5月に入って多少は昼間の外出もできるようになってから部屋探しを始めました。20件ほどあたりましたかねー。ただ、流浪のテキストサプライヤーの住処って条件が厳しいんです。収入が不安定だから、家賃は安ければ安い方がベター。でも、部屋はとにかく広い方がベター。経理書類から趣味と資料が混在する大量の書籍類、仕事の掲載誌、もちろんパソコン、プリンター、FAXつき電話と持ち物が多く、また寝る場所、食べる場所、仕事する場所の区別をつけないと家にこもっていられないので(って、私だけかなあ?<苦笑>)。そして、夜型の生活になりがちであるからこそ、陽当たりがよくないとフィジカルとメンタル、両方の健康によろしくない。希望物件のハードルが高いんです。そのかわり、駅近とか、オートロックつきとかは諦めていくわけです。

住んでいる街は再開発で人気が急上昇中だそうで、賃貸物件の家賃も強気。でも、一人暮らしを始めて以来いちばん長く住むことになって友人もできたこの街を今のタイミングで離れる気にはとてもなれず、近所にこだわった結果、今のお部屋に決めました。築年は古いのですがフル・リノベーションが施されたばかりで、なんだか新築みたい。シャワーヘッドつき洗面台にウォシュレット、エアコンが標準装備。お風呂場も広くて、脚を伸ばして湯船に入れると思ってなかった私は大喜び。収納もクローゼットスタイルで1間あります。家賃はアップ(涙)!でも、部屋の広さもアップ(喜)!だから、結果オーライ、ということで。

……なーんて書いていくと、「前の部屋はどんなだったんだ!?」とつっこみが入りそうですが、まあ、そんな部屋でした(笑)。「富裕層の皆さんの購買欲をかき立てるテキストが、こういうお部屋から生まれているのね……」と時に思いを馳せてしまうのが小さな悩み、仕事を始めちゃうと食卓兼用のテーブルいっぱいに資料が広がってしまって食事ができなくなるのが、大きな悩みでした。

でも、この新しい部屋、また木造アパートです。部屋探しを始めた当初は、「この際、鉄筋コンクリート造りのマンションに移ってやるわよ!」くらいに思ってたので、そのあたりに不本意があるかと言われれば、ないわけでもありませんが、そもそも予算の問題が……(苦笑)。でも木造って結露しにくいし、夏は涼しくて冬は暖かいんですよね。隣人との騒音問題さえ起こさなければ、住みやすいんです。ま、いっか、です。


***

引っ越したはいいんですが、なかなか段ボールを片付けることができません。まだ、ちゃっちゃと物事をこなしていくのがニガテなんですね。オーガナイズできないというか。(だから、この文章も以前より読みにくくなっているかもしれません。どうぞご容赦を。)まあ、幸か不幸か休業中なので、ゆっくりやりたいと思います。敷金も1か月分は返ってくると言われたから、少しは生活費の足しになります(←あら、切実)。

次は、細川貂々さんに救われたお話を書ける……かな? よろしければお楽しみに。

こにゃく

PS:またスキンを変えました。だって、前の油絵みたいなスキン、キレイとは思うんだけど、各エントリーのタイトルがまったく読めないんだもの。The simpler, the betterですね。
2009年7月7日(火) 15:06 [ フリーということ ]
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ごぶさたしました
メルマガに紹介していただけるなんて栄誉を賜りながら、気づけば5か月近くも放置しておりました、このブログ。

一応、「流浪の日本語/英語テキストサプライヤー(=フリーランス翻訳者&ライター」という立場で書いているつもりだったものですから、この数か月、このブログをいったいどうしたものかと考えあぐねていました。

フリーランスにとって最大の危機、休業を余儀なくされているのが、今です。フリーランスって失業保険とか傷病手当はないですからね、預金残高とにらめっこの日々です。保険病名は「うつ病」。要は、働きすぎちゃったんです。仕事が楽しかったから気づいてなかったんですが。

レギュラーのテレビ仕事に加えて、とある学校を集中取材し、これまたとある自主制作映画の脚本の英訳をして終わったのが2007年。この間に新しい雑誌記事翻訳の仕事が始まって、気づけば編集部内でエースになっていて、ずいぶん頼りにされて驚いたのがこの頃です。テレビ仕事は相変わらず続き、フリーになってから恒例となっている年に一度の地方イベント出張をこなし、単行本翻訳プロジェクトがあり(ぽしゃっちゃったので出版には至らなかったんですけどね)、加えてライター業のシェアも増えてきたのが2008年。年が後半に入ると毎週最低でも1つは〆切があるようになり、世間が経済危機と騒ぐなか新しいクライアントを得たりして、「オレってすごい?」なんてふざけたりしてたんですが。

が、です。私にはもともと寒い季節になると「うつ」っぽくなる体質がありました。子どものころは「子どもは風の子って言うけど、あんたはヘンな子だね」って言われるだけで済んでましたが、オトナになって学年末試験、卒論、期末決算などで冬の時期に頑張らなければならない頃になるともはや病態として認識せざるを得なくなり、冬の間だけ服薬していました。これだけでもずいぶん違うんです。何も対策を講じなければ冬眠中のクマになってしまうところ、服薬さえしていればとりあえず人間でいられたのですから。

ところが、2008年秋から2009年の年明けにかけては、クリニックに薬をもらいにいく余裕(時間というより心の)がなかったようです。気がついたときには、どーんと調子が落ち込んでいて、長年お世話になっている先生に呆れられました。で、この手の薬ってのは、効果が出るまで2週間くらいかかるんですね。その間にも、恒例の地方イベント出張に向けて仕事はどんどん増えるし、月例の翻訳仕事も出張に向けて前倒しで取り組んで……この出張イベントは大好きなはずなのに、初めて「やめたい」と思いました。でも、走り出したら止まらないのがイベントという仕事。とにかく完遂しました。家に戻って、今度は確定申告の準備。ありがたくも収入が多かったので、計上する経費も多く、時間がかかりました。たぶん、気が抜けた第一弾はここ、フリーランスになって以来最高額の所得を申告するのに気づいたとき(それでもまだ還付がある程度ですけどね<笑>)。不思議だったのは、その数字に充実感を感じなかったことです。ほんとだったら「オレ、この不景気に稼いだ! やった!」と祝杯の一つもあげたってよかったはず。申告書を無事提出して、近々に迫る〆切もなく、気分的には少ーし伸びをして「あー、疲れた」という感じでした。もしかすると、この時点で何がしかの対応をすべきだったのかもしれません。

そんなことに気づく由もなく、ごく普通に過ごした(うん、普通に過ごしていたと思う)数日を経て、突然ベッドから起き上がれなくなりました。テレビの仕事の方でシフトを交代してほしいと同僚から頼まれていて、絶対に現場に行かなくてはならない日でした。それなのに、まったく起き上がれない。現場から電話が来ても説明できない。結局、交代を頼んできた同僚が急遽現場に入ることにしてくれて、番組自体は事なきを得ました。

クリニックの先生は「とにかく何もかも忘れて休みなさい」と言いましたが、私は自分に何が起きているのかよく分からない。最初のうちは「せっかくヒマができたのだから」とせっせと本を読んだり、DVDを借りてきて映画を見たりしていたのですが、ある日、テレビやラジオの音に耐えられなくなり、活字が意味を示さなくなり、インターネットの情報量にアタマがパンクしそうになり、すべてから撤退しました。日本語からも、英語からも。

お風呂に入るのも食べるのも排泄するのも億劫で、明るい日差しを見ると自分の存在価値がゼロ以下に思えるので、昼間も遮光カーテンを閉めたままの部屋にこもり、数日に一度、なんとか服装の体裁だけ整えて深夜に食料の買い出しに行く日々、1か月あまり続いたでしょうか。

でも、こんな状態は隠しておけるものではないんですね。フリーランスで自活している娘をいつも心配している両親にはこの状態を絶対に秘密にするつもりでいたのですが、結局バレてしまいました(そのへんの詳細はご想像にお任せすることにします……)。

……で、私は今、新しく引っ越したアパートからこのエントリーを書いています。

うつでダウンしたはずが、なぜ引っ越し?

それはまた次回。まだ、あまり長い文章を書けません。ご興味を持っていただける方がいらっしゃいましたら、どうぞお楽しみに。

あ、「流浪の日本語/英語サプライヤー」は休業しているだけで、辞めたつもりはまったくありませんので、これからもよろしくどうぞ!

こにゃく

PS:この際スキンも一新したいんですけどねえ、私のMacからは変更が確認できません。ちょっとさわやか系に転んでみたつもりなんですが……もしダメでも、好きだからいいことにします

PPS:ブラウザのキャッシュを一掃してみたら、スキンの変更が確認できました。なーるほど。
2009年7月6日(月) 10:59 [ フリーということ ]
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アクセスありがとうございます
2月1日のカフェブロ通信にとりあげていただいたことは、本当に驚きました。このブログは個人的に実験の意味合いが強く、特に宣伝もしていなかったので、これまでのアクセスといえばエントリーを上げた日は1日に10程度、それ以外の日は1つあればいい方だったのです。それが、この10日ほどで開設以来のアクセス数の合計すら上回るアクセスがありました。リピートして訪れてくださった方もいらっしゃるようで、興味を持っていただけるならうれしいです。当分マイペースにやっていくつもりだったんですが、アクセスが増えることで実験は新しいフェイズに進むことになるかもしれません。乞うご期待、と言っていいのかな? まだ自分でもよくわかりませんが、どうぞよろしく。

さてさて、カフェブロがリニューアルして、スキンのバラエティが増えましたね〜
一覧を見て、すぐこのスキンに決めました。ねこ好きです
2009年2月11日(水) 16:33 [ 日記 ]
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明けましたね2009年
って、もう今日は七草ですけれども。

このブログのシステムにも「日別アクセス」というのがあり、またshinobiというやつをつけているのですが、1か月も更新していないのに何日かに一度アクセスがあり、shinobiによれば多くはこんにゃくのピリ辛炒めのレシピを探している人なのですが、それ以外にも同一IPからのアクセスがあり、もしかして“定期購読”ベースの方もいらっしゃるのか?面映い気持ちです(今日はひとりでワインを飲んで少し酔っぱらっているので、調子に乗ってる向きがなきにしもあらず、いえ、おおアリです)。今後もなにゆえなにゆえ(from「下妻物語」。正月2日深夜にテレビでやっていた)よろしくお願いいたします。

このお正月は昨春に95で大往生した祖母の喪中で年賀状を省略した結果、年の変わり目をほとんど意識せずに過ぎてしまいました。年賀状の大切さを再認識。仕事始めの5日になって、年越しで料金交渉をしていた(orz)クライアントから「明けましておめでとうございます」とメールが来て、「おお、新年であるぞ」と実感された次第。ちなみに料金はこちらのオファーが通りました。めでたい。ありがたい。暮れから6日締切で座談会のテープ起こしを編集する仕事を受けていたこともあり、正月ボケはゼロです。付随するテキストをさっき納品したので、これから次の週末(連休ですね!)まで遅ればせながらお休みの解放感を味わうことにします。

テレビの仕事は5日より再開。週に1度はナレーションをしているはずが、去年はほとんどジムに通わなかったせいでやはり筋肉が落ちていて、声の肉がそげつつあることを実感しました。今年は、泳がなくちゃ。ありていですが、new year's resolutionです。今日の現場では昨夏に会食して以来の翻訳者さんと一緒に番組を作る。若い人をインスパイアする、というか後輩に仕事を紹介するのが大好きな翻訳者さんから某老舗エージェントへの登録を勧められる。会社のサイトを見に行ってみると、募集条件は「実務経験2年以上」。うわあ、ワタシもう5年やっとります。フリーになりたてのころは登録できる会社を探してあちこちの会社のサイトを見に行っていたものだけど、最近はそんな余裕もなかった。いつしか実務経験が「ある」ところへ来ていたのだと、今さら自覚する。キャリアとしての翻訳は音声をテクストでアウトプットする映像翻訳から始まったものの、今の生計はテクストをテクストでアウトプットする紙モノ(出版)翻訳が主であるため、件のエージェントの映像翻訳者募集に実際に応募するかどうかはともかく、先輩翻訳者である彼女の「登録しちゃえばいいんじゃなーい?」には励まされる思いがする。駆け出しが駆け出しのままフェードアウトすることも多いこの業界、5年やっていればもう中堅です。堂々と中堅ヅラできるアウトプットを、今年はめざしたいと思います。another resolution for the new year.

翻訳学校のタームも、もう最終コーナー。実力の上昇度はともかく、自分の日本語の虫干しはずいぶんできた気がします。先生が徹頭徹尾励ましモードの方なので、ものすごくありがたい。出版翻訳の学校に行って何かしらわらしべみたいなものをつかめないかとも思っていたのですが、半年でそれは無理みたい。みんなおそろしく気が長くて、8年とか通った後にようやくお金をもらうというのが、システムらしいのだもの。もうしばらく通うか、どうせ投資するなら極私的業界で旬となりつつある日英を鍛える方向に行くか、ちょっと考えなくちゃなんて思ったりもしています。

酔っぱらってると饒舌になりますね。明日には恥ずかしくて削除してたりして(笑)。ともあれ、2009年初回の更新です。今年もよろしくお願いいたします。ではまた。
2009年1月7日(水) 23:02 [ 日記 ]
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師走日記
しばらくマジ!忙しくて、まったく放置してしまった……
久しぶりに様子を見にきたら、下世話なトラックバック、コメント
うっとうしいなあ、もう。
すべてをシャットアウトする以外の何かいい撃退法
あるいは予防法はないものでしょうか。
それはともかく、来ついでに近況記録というか、日記を。

今日は取材行ってきました。
ご紹介いただいた新規のクライアントで、ライター仕事です。
担当編集者さんが入社1年めという24歳の女性で、びっくり。
編集長をのぞくと2人しかいない編集部だそうで
見るからに実践で鍛えられている感じ。
初めての年末進行におびえてましたが
「大丈夫。死にゃあしませんよ」と励ましておきました。
私もこの人を殺さないようにしないと。
(そして、私もこの人から殺されないように気をつけなければ。)

取材対象は映画監督だったんですが
ここのところ映画監督の取材関係は裏方をしている方が多かったので
今日は自分の立場にちょっと不思議な気分がしました。

別件だが、昨日今日とかけそびれている電話が1本あるので
明日は必ずかけること。
To Doリストに書いておこう。
伸びるばっかりでちっとも短くならないリストだけど
書くだけ書いておいておけば忘れないし
済ませたときに赤ペンで線を引くのが快感なのだ☆

そんじゃ、今日の仕事とは別の〆切、明日に向かってGO!
今年の年末進行、例年よりキツくないすか?
2008年12月2日(火) 23:41 [ 日記 ]
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オバマ氏勝利宣言演説

昨日はおかげさまでテレビにかじりついておりました。
こういうメモはいろいろお里が知れるのでナンだなあと思うんだけど、ちょっと自分に課すトレーニングみたいなものです。興味のある人だけ、以下へどうぞ。

...続きを読む
2008年11月6日(木) 18:09 [ 日記 ]
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いながらにして見られる
実は日本にいても、CNNだけじゃなく全米ネットワークの夕方のニュースをほとんど見ることができる。ABC World NewsはNHK BS-1でほぼ生放送(夏時間の時期は午前7時半すぎ、冬時間では8時半すぎ)から、NBC Nightly NewsはBS日テレとCSの日テレNEWS24で午前10時半から、CBS Evening NewsはBS-iでの生放送(ABC World Newsと同じ時間帯)とCSのTBSニュースバードで午前11時35分頃から。(FOX Newsはナショジオチャンネルとのあれこれで今はないけれど、2011年のBSデジタルチャンネル増のときに復活したりしてー。)ここのところ一時的にテレビ環境が充実したおかげで、よくはしごして見ていた。

それが!日テレNEWS24のNightly Newsは今週いっぱいで放送をやめるとのこと! BS日テレのオンエアが残るかどうかは今のところ不明。できれば残してほしいんだけど。

番組枠そのものを確保して内容いかんにかかわらず見せてくれるのって、実は貴重。ふつう海外のドキュメンタリー番組を放送する場合、マーケットなどで番組内容を吟味して購入しているから当然質は高い。でも、日本人視聴者に受けそうな内容に偏る傾向は否めない。一方、番組枠そのものの購入(つまり、上記ニュース番組を日本で毎日見られるようにすること)だと、番組や情報、現地の関心の方向がストレートに入ってくるからいい。たまに日本を扱ったレポートで内容が微妙に正しくなさそうなこともあるが、それも含めていいのです。日本側の手が何も入ってない未編集の放送に価値があります。

「TBSの良心」と呼ばれながら荒海に浮かぶ小舟のように放送枠をたらい回しにされているCBSドキュメント(と言いつつ、ここ3年近くは水曜深夜で固定していますが、改編期にはいつもヒヤヒヤする。60 minutes、たまに48 Hoursを1か月遅れで放送する枠です。1か月遅れる理由は、高品質の日本語版制作には時間がかかるからだと思います)もそうだが、日本の民放における枠購入番組のできるだけ長い存続を願います。安くない権利料に見合う視聴率は取れないのだろうけど、人々の関心を誘導するテレビには情報の門戸を大きく開いていてほしい。いくらインターネットで生の情報が手に入る時代になったとはいえ。

あ、今「アメリカの情報だけ入ってくればいいと思うなよ」と思ったあなた、NHK BS-1では見ようと思えばBBCやアルジャジーラだけでなく、かなり多くの国のニュースを見ることができますよ。
(NHKが提携している放送局リスト)
http://www.nhk.or.jp/kyounosekai/link/index.html
貴重でしょう? NHKのBS波再編後も、今のこの方針は残してほしいです。
2008年10月30日(木) 13:59 [ テレビのはなし ]
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reflective endnotes
ああ、与太話を書いているうちに締切を半日こぼしてしまった。猛省。

今回はアメリカの税制に関わる記述が多くて、日本で言うと確定申告のときに初めて知るようなレベルの話なんだが「所得税率区分33パーセント」って結局、所得が15万ドルとか20万ドルとかの人のことよ? そういうことはあんまり考えないで訳してて、IRS(アメリカの国税庁)のサイトに行って実際に表を見たらいきなり実感してびっくりしてしまった。それでもって、最後はある種の金融商品の話。まったく予備知識がない世界の話。引き受けるんじゃなかったっていう苦労は久しぶりでした。

文芸ものの翻訳をするときには、自分の人生経験が反映されるレベルまで作品に入り込むことがいい翻訳のカギと言われることがあるけど、それは結局マニュアルだろうが契約書だろうが、今回の資料だろうが、同じだと思う。どれだけ「これはちゃんと日本語/英語にしする!」という切実さをもって取り組めるか、そしてその切実さから出た表現こそを信頼するという話だとすれば。

しかしその点、原文の読者ターゲットが自分とはまったく共通点のない、たとえば超富裕層だったりすると、“切実さ曲線”の上昇が鈍くて困る。アートとかファッションとかは目の福になるからいいんだけど、もっとライフスタイルに近い話題になると私の現実生活にはまったく関係ない!(前に書いた、馬に乗ったシングルマザー・セレブの話が象徴的だorz) したがって、切実さってばどう持ちゃいい?というところから仕事が始まってしまうのだ。とはいえ、ほーら、ここの英語は分かるでしょう?ほらここ、面白い表現だねー、あら、向こうじゃそんなことが起きてるの、なんてやっているうちに、まあ最後の方になると、だいたいいつも内容に首まで浸かって「サイコーに面白い!文献買ってもっと勉強する!この分野で日本の第一人者になる!」とか叫んでたりするんだけど(そして、たいてい叫んでるだけで後から文献を買うことはほとんどないんだけどorz)。

それにしても、今回の仕事では余計に引き受けた2ページというのがあって、そこは好奇心に刺激されて引き受けてしまったのだが(翻訳がてら、ちょっと勉強してみたいって……。水曜日夕方の自分を、首を絞めつつ小一時間問いつめてやりたい)、なんと愚かなことをしたことか。ほんと、猛省。風邪が治りきらないのに徹夜しちゃったし。勉強にはなったかもしれないけどね、いろんな意味で。Curiosity killed the catとはよく言ったもんです。

ああ、つくづく「仕事しながら勉強する」ではなくて「仕事するために勉強する」だろ、コノヤローって気分になってきました。以後、気をつけます。引き受けない、っていうのは良くないから、せめて時間を長めにもらうとか、自分の特性をご相談申し上げて訳の精度や体裁について事前に話を詰めるとか、日頃から日本経済新聞をちゃんと読むとか、します(ここのところの金融危機の煽りを受けて、買うようにはなってますけどね)。あと、リサーチするときに寄り道しない強い意志を醸成したい。

以上です。来週は取材/執筆週間。そして翻訳学校の課題も……!
学校の話、一度落ち着いてちゃんと書いてみたいと思ってるんですが。
もしかすると、この後書く、かも!?
2008年10月26日(日) 15:33 [ 翻訳のはなし ]
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着倒れ与太話
オープンして1週間くらいの雨が降った平日に行ってみたら、1時間半待ちと言われて、まじっすか今日は雨ですよ寒いじゃないすか、と並ぶのをやめた銀座のH&M。それからまた10日後くらいに再びトライして、今度はちゃんと店の中に入ったんですよ。もう2週間以上前の話になりますが。やっぱり平日の午後、晴れた日でしたが並んでいたのは10分くらいでした。店内に入ると、たしかに今シーズンのトレンドを前面に押し出したアイテムがどーん!ほとんど山盛りどーん!!そして価格も、金額的にはどーん!とお手頃。なんだけど「来年の冬になったらきっと恥ずかしくて着れないな」っていうくらいのトレンディさと、お手頃値段を反映する質感にかえって迷いが倍増。結局、何にも買えずに店を後にしました。

エコとか不況とかって言うけど、服を作り続ければ資源をそれだけ使い込むわけだし、安い服だって数を買えば金額はかさむし、シーズンごとに買ってればそれもやっぱり経済的じゃないし……なことを帰りの道中で考えてしまったのですが、だからといって服が欲しくないわけじゃない。結局、家に帰ってパソコンに直行、「以前から気になっていたけどちょっとお高いな、どうしようかな、でも買ったら10年は着るな、いや、着てみせる!」と思っていた服をぽちっとな、お買い上げしちゃったのでした。値段は1着でH&Mの服x着分くらいっすかね。われながらちょっとアホかと思いました。H&Mに行った反動で、高い服を買う決心ついちゃうなんて。

数日前にそれが届いて、ほぼ思いどおりで「よかったー、どっか着ていきたいなー」と思うものの、たまに集まりがあるとお好み焼き屋に集合だったりして、まだ着てません。でも全然袖も通さないのはさみしいので、今、仕事しながら着てます。私のほかには誰もいない、木造南向きアパートであります。


追伸:いや、ワンシーズンで引退させるような服の買い方ができないケチな私にはトレンディ過ぎた、ってだけで、H&Mが悪いとか言うつもりはないので、そこのところ、よろしくお願いします。
2008年10月25日(土) 18:38 [ ひとりごと ]
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