● 東京・谷中で陶磁器専門の修復「金継ぎ」など、漆を使った修理をしています。

● nicoではお客さまからのご依頼品の修理と、自分で直す漆直しセット[チビクロ]などの販売をしています。

● 通常は必ずご予約をお願いしていますが、不定期で土曜日だけshop nicoとしてオープンしますので、
  この機会にお気軽にお越しください。
 
● 教室開催のお問い合わせがありますが、nicoでは教室などの技術指導は行っていません。

[幽霊展] <カブールの幽霊 in 下町 リレー展>が開かれます! [2007年12月18日(火)]
 


夢みることを奪われた子どもたちの祈りの物語
<カブールの幽霊 at 谷根千リレー展>




2006年から開始した「カブールの幽霊展」では、アフガニスタンの子どもたちの幽霊の絵を展示しております。

今回の展覧会は2008年1月。東京の下町、谷中・根津・千駄木(谷根千)界隈のギャラリーやショップ、カフェのご協力を得て、<カブールの幽霊 in 下町 リレー展>を下記の通り開催いたします。入場料は無料です。

会場は7カ所、各会場では「カブールの幽霊」の関連グッズの販売をはじめ、修復された幽霊たちのマグカップが個性豊かな作品として展示されるなど、会場ご とに趣向を凝らした楽しい展示となっております。昔ながらの情緒を残した谷根千の散策を楽しまれながら、アフガニスタンの子どもたちの紡いだ絵と物語を通 して、子どもたちの内なる夢や祈り、自由な感性と豊かな想像力に触れて頂ければ幸いです。

新たな年に新たな形で発信される「カブールの幽霊展」に多くの方々がご来場下さることを願っております。

尚、1月12日(土曜日)には展覧会のオープニング・パーティーを下記の内容で行ないますので、皆様、是非ご参加下さい。



オープニング・パーティー
日時:2008年1月12日(土) PM6:30〜PM8:30
会場:Higure 17-15cas contemporary art studio
   荒川区西日暮里3-17-15
   TEL:03-3823-6216 FAX:03-3823-6217
地図




後援:駐日アフガニスタン大使館
協賛:谷根千工房 (地域雑誌「谷中・根津・千駄木」発行) 
主催:特定非営利活動法人Like Water Press
   〒170-0002 東京都豊島区巣鴨3-17-2-110号 
   TEL&FAX : 03-5394-8138
   E-mail : info@likewater-press.org
   URL : http://www.likewater-press.org


________________________________________
◆1
Higure 17-15cas contemporary art studio
http://higure1715cas.bufsiz.jp/


カブールの幽霊展 ・「物語/友だち? それともいじめっ子?」
2008年1月12日(土)〜20日(日) 12 : 00 〜 19 : 00
荒川区西日暮里3-17-15
TEL:03-3823-6216 FAX:03-3823-6217
E-mail:higure1715cas@sea.plala.or.jp
________________________________________
◆2
Classico


カブールの幽霊展 ・「物語/子どもたちを死傷する悪霊たち」
漆直しマグカップ展示&関連グッズ販売
2008年1月10日(木)〜20日(日) 12 : 00 〜 19 : 00
台東区谷中2-5-22 山岡ビル102号
TEL&FAX : 03-3823-7622
E-mail:classico@nexyzbb.ne.jp
________________________________________
◆3
千駄木空間
http://www.sendagi-kukan.com/


カブールの幽霊/リトグラフ展
&関連グッズ販売
2008年1月10日(木)〜20日(日) 12 : 00 〜 19 : 00
文京区千駄木2-49-8
TEL:03-6904-3917 FAX:03-6904-3918
E-mail:info@sendagi-kukan.com
________________________________________
◆4
Leprotto


『物語/カブールの幽霊』書籍展示販売
2008年1月10日(木)〜20日(日)
12 : 00 〜 19 : 00(水曜休)
台東区谷中2-5-9
TEL:03-3827-8100
E-mail:leprotto_y@yahoo.co.jp
________________________________________
◆5
gallery okarina B
http://okarinabnews.seesaa.net/


カブールの幽霊展・
「物語/戦争の記憶が呼び出すものたち」
2008年1月10日(木)〜20日(日) 12 : 00 〜 19 : 00
文京区根津2-16-10
TEL : 090-9816-5292
E-mail:y-tambo@hanamarugroup.jp
________________________________________
◆6
喫茶 谷中ボッサ
http://www.yanakabossa.jp/


カブールの幽霊/原画展
2008年1月9日(水)〜14日(月) 11 : 30 〜 20 : 00
台東区谷中6丁目1-27
TEL&FAX:03-3823-5952
E-mail:Yanakabossa@r9.dion.ne.jp
________________________________________
◆7
青空洋品店


カブールの幽霊展
&関連グッズ(Tシャツ)販売
2008年1月10日(木)〜20日(日) 12 : 00 〜 19 : 00(火曜休)
文京区根津2-5-9
TEL:090-6655-9757 / 090-4145-7135

[幽霊展] <カブールの幽霊 in 下町 リレー展>開催! [2007年12月18日(火)]
 
[幽霊展] <カブールの幽霊 in 下町 リレー展>が開かれます!


先の記事でご紹介しましたLike Water Pressさんの<カブールの幽霊 in 下町 リレー展>が2008年1月10日から20日まで開催されます。

会場は谷中、根津、千駄木界隈でおなじみの散歩コースに点在しています。是非、谷根千散策を楽しみながら、会場に足を運んでください。詳細は次の記事にあります。

Classico、千駄木空間、HIGURE、gallery okarinaB、谷中ボッサ、青空洋品店、Leprotto、谷中根津千駄木界隈のギャラリー・ショップ・カフェで同時開催です。 
地図

*nicoの[漆直し接着セット]を使って、みんなで直したマグカップも展示されます(会場 Classico)。


[幽霊展] マグカップ再生ボランティア レポート01 [2007年12月18日(火)]
 
[幽霊展] [マグカップ再生ボランティア] ワークショップを開催しました 01


今夏、漆直しによる[マグカップ再生ボランティア] ワークショップを開きました。内容のご紹介と報告をこのブログに掲載する予定でしたが、12月の今日まで記事のアップを待ちました。何故なら、来年1月10日から修復されたマグカップも展示される<カブールの幽霊>展が開催されるのです!

このブログをご覧になって、記憶の新鮮なうちに来年の展覧会に行かれた方が、こんな感じで直していたんだー、と思い出していただければ嬉しいです。



■ことのおこり

昨年、金継ぎnicoにLike Water Press(アフガニスタンの子どもたちを対象に活動を続けているNGO)から、活動資金の一つであるマグカップが破損してしまい、なんとか再生できないものかとのご相談がありました。

ちょうどnicoで販売する[漆直し接着セット]の内容を考えていた時期でしたので、セットを購入していただいた方を対象に、マグカップを教材にしたワークショップができないかあ、と考えるようになりました。

それぞれマグカップを自宅に持ち帰り、数ヵ月後の締め切りまでに直したものを持ち寄っていただき、nicoで最終チェック。その後、Like Water Pressさんが東京の展覧会で展示する、このような運びになるものでした。

*マグカップはアフガンの子どもたちが描いた絵の展覧会<カブールの幽霊展>での絵をモチーフにしたものです。オレンジ・茶・黒の3色があり、とてもかわいいです。


■楽しいワークショップ


nicoの[漆直しセット(欠け専用)]で漆かぶれをしなかった方を対象に声をかけ、私を含め、17名の方たちがこの[マグカップ再生ボランティア]に参加してくださいました。下記のような「楽しいですよ〜」という謳い文句でお誘いしたのです。


◇こんなに楽しい<マグカップ再生ボランティア>!

    ・マグカップの再生がボランティアにつながります
    ・<カブールの幽霊展>in東京で自分の直したものが展示されます
    ・同じ教材で説明しますので、理解度抜群
    ・マグカップの傷がひどいので、覚えたら大抵の割れ補修はOK!
    ・ただ修理するだけでなく、カップの持ち手が取れたものは湯飲みに変身
    ・<カブールの幽霊展>なので、マグカップがオブジェに化ける
    ・定番(漆のパレット)代わりの白磁小皿プレゼント
    ・すでに漆チューブの残量が少ない方には、1本進呈
    ・ワークショップ参加費無料

 
◇日時 
7月7日(土)・9日(月)のどちらか1日参加
     10:00-13:00

◇場所 
Classico(クラシコ)
    東京都台東区谷中2-5-22 1F
    TEL:03-3823-7622
    12:00 - 19:00(火曜定休)




初回2日間の会場を谷中にあるショップClassicoさんが快く貸してくださり、2組に分かれて2日間ワークショップを行いました。1日目のグループと2日目のグループ、どちらも同じ内容だったはずなのですが、そうでもなかったみたいです。そういうことは、ずっと後になって分かってくるのです。伝えたと思ったことが伝わっていない・・・。話すって難しい。


◇当日の内容
1 Like Water Pressの挨拶と活動紹介
2 破損したマグカップ選び
3 [接着キット]の説明
4 接着のための漆入れ
5 漆チップの作り方
6 下地について(姫糊・錆地)
7 大カケの補修方法(吉野紙)
8 炭研ぎ(針炭の作り方)
9 仕上げ、漆の艶上げ方法
10 漆の乾固方法について

・お持ち帰りいただく際のご署名
・持っていると便利な備品の紹介 

みなさん、真剣な面持ち。壊れたものとちゃんと向き合っています。うれしかった。


■地獄のワークショップ

このタイトルは大袈裟です。でもワークショップは3ヶ月の間に幾度となく開き、受ける側はけっこう大変だったと思います。始めていくうちに、漆下地がうまく作れなかったり、炭研ぎが難しかったりと悪戦苦闘している参加者の方が多く、本当にこういう苦労は素敵。

在宅で直していただいているので、追加情報を知らせる手段が必要になり、専用サイトで掲示板を用意しました。思い起こせば、この掲示板がなかったら相当効率悪かったなあと思います。インターネット万歳です。

みなさんには、左画像の[漆直し 接着セット]というセットを使って直していただきました。このワークショップは実演販売が異常に長時間にわたって行われたようなものです。



02に続く・・・。


[幽霊展] マグカップ再生ボランティア レポート02 [2007年12月18日(火)]
 
[幽霊展] [マグカップ再生ボランティア] ワークショップを開催しました02


■マグカップはどうなったのか?

10月のある日。谷中界隈では毎年恒例の谷中芸工展2007が開催されました。芸工展期間中に、それぞれが黄色い紙箱にマグカップを収め、作業カルテとともに納品していただきました。こちらはカップを受け取ると一人ひとりにこれでもうすべての責任から解放されました、という呪文のお手紙をお渡ししました。

本当にこれで3ヶ月間の修復作業が終わったのです。自分の直したマグカップを名残惜しそうに見ている人や、やれやれ、終わった〜という様子など様々です。



このあと、私の工房で水漏れテストや写真撮影、そして手直しなどの作業を行い、Like Water Pressさんにお返しします。実は、1客だけ終わっていないのです。あとほんの少し。一息です。

こんな風に、漆で仕上げた概観は金継ぎと違って艶やかさはありませんが、漆直ししかもつことのできない存在感があります。

マグカップの形に戻したものや、口をつけて片口になったもの、完全に変身してオブジェになったものもあります。しかも、漆直しなのでどれも使うことができるのですよ。こんなにかわいい傷だらけのマグカップ、おそらく見たことがないと思います。見たくなってきませんか?


           


■どこで見られるの?

やっとこのレポートの本題となりました。次の記事にある、Like Water Pressの<カブールの幽霊 in 下町リレー展>で展示されます。

2008年1月10日〜20日までです。是非、会場に遊びにいらしてください。カブールの子供たちが描いた幽霊の絵が待っていますよ。


*nicoの[漆直し接着セット]を使って、みんなで直したマグカップも展示されます(会場 Classico)。


■振り返ってみた

こうやって数ヶ月前のことを書いてみると、すでに冷静になっている自分に気がつきます。もっと盛り上がった気分でやっていたのですが、文章にすると、全然盛り上がっていない気になってきます。そうなのです。ひと夏の経験というものはあっという間に過ぎるのです。

いつも一人きりの仕事場に3ヶ月間、賑やかに人が出入りし、信じられないような失敗する人や、驚くような熱心さで挑む人や、辛抱強かったり、へたれたり、とても大変で楽しくって、なんだかすごいことになっていました。

nicoは教室ではありませんし、今後このように同じものが割れてみんなで直す、ということはありえないでしょう。本当に最初で最後の楽しいイベントでした。また、Like Water Pressさんからお声をかけてもらったことで、自分の仕事を通して、遠くの国の子供たちと少しだけ関われた、そんな貴重な体験ができたのでした。



   


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