[幽霊展] マグカップ再生ボランティア レポート01 [2007年12月18日(火)]
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[幽霊展] [マグカップ再生ボランティア] ワークショップを開催しました 01
今夏、漆直しによる[マグカップ再生ボランティア] ワークショップを開きました。内容のご紹介と報告をこのブログに掲載する予定でしたが、12月の今日まで記事のアップを待ちました。何故なら、来年1月10日から修復されたマグカップも展示される<カブールの幽霊>展が開催されるのです! このブログをご覧になって、記憶の新鮮なうちに来年の展覧会に行かれた方が、こんな感じで直していたんだー、と思い出していただければ嬉しいです。 ■ことのおこり ![]() 昨年、金継ぎnicoにLike Water Press(アフガニスタンの子どもたちを対象に活動を続けているNGO)から、活動資金の一つであるマグカップが破損してしまい、なんとか再生できないものかとのご相談がありました。 ちょうどnicoで販売する[漆直し接着セット]の内容を考えていた時期でしたので、セットを購入していただいた方を対象に、マグカップを教材にしたワークショップができないかあ、と考えるようになりました。 それぞれマグカップを自宅に持ち帰り、数ヵ月後の締め切りまでに直したものを持ち寄っていただき、nicoで最終チェック。その後、Like Water Pressさんが東京の展覧会で展示する、このような運びになるものでした。 *マグカップはアフガンの子どもたちが描いた絵の展覧会<カブールの幽霊展>での絵をモチーフにしたものです。オレンジ・茶・黒の3色があり、とてもかわいいです。 ■楽しいワークショップ nicoの[漆直しセット(欠け専用)]で漆かぶれをしなかった方を対象に声をかけ、私を含め、17名の方たちがこの[マグカップ再生ボランティア]に参加してくださいました。下記のような「楽しいですよ〜」という謳い文句でお誘いしたのです。 ◇こんなに楽しい<マグカップ再生ボランティア>! ・マグカップの再生がボランティアにつながります ・<カブールの幽霊展>in東京で自分の直したものが展示されます ・同じ教材で説明しますので、理解度抜群 ・マグカップの傷がひどいので、覚えたら大抵の割れ補修はOK! ・ただ修理するだけでなく、カップの持ち手が取れたものは湯飲みに変身 ・<カブールの幽霊展>なので、マグカップがオブジェに化ける ・定番(漆のパレット)代わりの白磁小皿プレゼント ・すでに漆チューブの残量が少ない方には、1本進呈 ・ワークショップ参加費無料 ◇日時 7月7日(土)・9日(月)のどちらか1日参加 10:00-13:00 ◇場所 Classico(クラシコ) 東京都台東区谷中2-5-22 1F TEL:03-3823-7622 12:00 - 19:00(火曜定休) 初回2日間の会場を谷中にあるショップClassicoさんが快く貸してくださり、2組に分かれて2日間ワークショップを行いました。1日目のグループと2日目のグループ、どちらも同じ内容だったはずなのですが、そうでもなかったみたいです。そういうことは、ずっと後になって分かってくるのです。伝えたと思ったことが伝わっていない・・・。話すって難しい。 ![]() ◇当日の内容 1 Like Water Pressの挨拶と活動紹介 2 破損したマグカップ選び 3 [接着キット]の説明 4 接着のための漆入れ 5 漆チップの作り方 6 下地について(姫糊・錆地) 7 大カケの補修方法(吉野紙) 8 炭研ぎ(針炭の作り方) 9 仕上げ、漆の艶上げ方法 10 漆の乾固方法について ・お持ち帰りいただく際のご署名 ・持っていると便利な備品の紹介 みなさん、真剣な面持ち。壊れたものとちゃんと向き合っています。うれしかった。 ■地獄のワークショップ このタイトルは大袈裟です。でもワークショップは3ヶ月の間に幾度となく開き、受ける側はけっこう大変だったと思います。始めていくうちに、漆下地がうまく作れなかったり、炭研ぎが難しかったりと悪戦苦闘している参加者の方が多く、本当にこういう苦労は素敵。在宅で直していただいているので、追加情報を知らせる手段が必要になり、専用サイトで掲示板を用意しました。思い起こせば、この掲示板がなかったら相当効率悪かったなあと思います。インターネット万歳です。 みなさんには、左画像の[漆直し 接着セット]というセットを使って直していただきました。このワークショップは実演販売が異常に長時間にわたって行われたようなものです。 02に続く・・・。 |





このタイトルは大袈裟です。でもワークショップは3ヶ月の間に幾度となく開き、受ける側はけっこう大変だったと思います。始めていくうちに、漆下地がうまく作れなかったり、炭研ぎが難しかったりと悪戦苦闘している参加者の方が多く、本当にこういう苦労は素敵。


