女のきもの道

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花嫁 [2007年12月26日(水)]
先日、とても豪華な会食がありました。

場所は帝国ホテル、ミシュラン一ツ星「レ・セゾン」。
トリュフを丸ごと1個パイで包んだ前菜を食べつつ、
1970年のCH.ムートン・ロートシルトやらを
飲むとんでもない会で、
とんでもない話で盛り上がっていました。

その、とんでもない話は置いておいて、

わたしが今、芸能人で一番好きな
千原ジュニアにハートを打ち抜かれた瞬間は
「すべらない話」で彼の細長いきれいな指が写った
瞬間であったことを公表したところ、

ノーブル美女のT子様に
「あら、ひょっとして少女漫画好き?」
と聞かれました。

T子様の説では
手フェチには少女漫画好きが多いそうなんです。

そう!
わたしはとっても少女漫画が好き。

千原ジュニアの後ろ姿は
ときめきトゥナイトの真壁俊くんの後ろ姿とそっくりなの!

そーんな話で盛り上がった翌日、
なんだかモーレツに胸きゅんしたくなって
ツタヤで「ロングバケーション」のビデオを
借りてきてしまいました。

あれは、
ぶっきらぼうで口ベタでシャイで
思いの丈をピアノに託すような瀬名くんが
モロ、少女漫画な設定でいいのです。

その第一話で若かかりし山口智子が
花婿に逃げられた花嫁という設定で
白無垢で街を駆け抜けておりました。



それで瀬名くんの部屋に駆け込み、
一服プカーっと。

年下でなんの関係もない瀬名くんに灰皿を差し出させてます。

で、すっかりくつろいじゃって
こんな感じ↓



やさぐれた行きそびれ女(でも、元モデルの美女)
美形の年下がハッピーに結ばれる
お話しでありましたが、
なんだかんだいっても
美女っていう設定だし、
30いったかいってないかくらいの年だし、
そりゃあ、やさぐれるには
まだ早い! よなー、この設定は
と35歳独身は思った次第でございます。






上賀茂神社 [2007年12月19日(水)]
母親が京都の人なので、
生まれてこの方、しょっちゅう京都へ行っており、
今年は京都滞在日数を数えたら
二ヶ月近く住んでおった計算となりました。

小さいときはもちろん母親同伴でしたが
中学生以降はそういうのって
ちょっとイヤ。

冠婚葬祭以外で
一緒に京都、なんてほとんどなかったのです。

でも、父もなくなり、
三十半ばにもなってくると
母親と一緒というのもいいもんです。

で、京都観光してしまいました。
行き先は上賀茂神社。

京都では一番古い神社ということで、
格でいったら伊勢神宮につぐ二番目の格なんだとか。

師走というのに紅葉がまだきれい。
紅葉柄の羽織の母がそこに立つと
紅葉の中に紅葉という風情でなかなかよかったです。



広いし。

それにしても、やっぱり
京都ってすごい。
上賀茂神社ってすごい。

なんでも本物なんだもん。

よく神社に白馬の像ってあるでしょ?
それがここでは本物の生きたお馬さん。



残念ながら、私たちが訪れたときは
その姿はありませんでしたが
(お散歩中?)

ちゃんと厩舎があり、
こんな風に「神馬エサやり注意事項」
なんて張り紙まであるのです。



中へ進むと二年前までは公開されていなかった
本殿を500円で拝観することができます。

中はやはり、特別な場所ということで
入る前に控えの間で
神職の方にお祓いをしてもらいます。

アルバイトの神官でも来るのかな、
と不埒なことを思っていたら
ちゃんと烏帽子を被った正装の方が祝詞をあげ、
白い紙のフサフサでバサッバサッ。

めちゃめちゃ本格的でした。

そして、本殿と、横に並んだ、本殿を建て替える際に神様に
仮の家としていていただく、本殿うり二つの権殿を
しばし眺めて帰りました。

顔見せ 2 [2007年12月14日(金)]
夜の出し物のつまらなさが
悔しくて
昼の部にも行って参りました。

松本幸四郎の「勧進帳」に期待!

10年ほど前、
妹と師走の「勧進帳」を歌舞伎座に
見に行ったことがあります。

このときの弁慶は団十郎。
本当にコーフンしました。

歌舞伎って素敵!
歌舞伎ってワンダホー!

高揚した気分で、その帰り、
フレンチ「シェ・イノ」に食事をしにいきました。

すると、店はちょうどお客様のお帰りのとき。
ギャルソンたちがお見送りに外に
出ていました。

と、
そのお客様は
なんと幸四郎さまご夫婦!

思わず
ビルの陰から
「いよっ、高麗屋!」
と声をかけてしまったのです。

にこっとこちらに会釈してくれた幸四郎さんに
感動。
その弁慶をいつか見たい、見たいと
その日から思い続け、
南座の顔見せ、昼の部となったわけです。

最大の見せ場、花道での飛び六方は
よかったですが、
数ヶ月前、生きた高級伊勢海老が
飛び跳ねるがごとくピチピチ、キラキラと
光輝く海老蔵の弁慶を見た後では
やっぱり、今、旬の弁慶は海老蔵なんだわ…

と思ってしまいました。

が、
目が離せなかった役者がいます。

それは坂田藤十郎。
夜の部で娘道成寺、
昼の部「勧進帳」では義経…

なんと厚かましい配役なんでしょう!
と思いつつ、
目が釘付けになってしまいます。

白塗りの藤十郎はほぼ、白塗りをした
ドラえもん。
あ、ドラちゃんは最初から白塗りだわね。

そのドラ十郎がうら若く美しい娘をやる。
それがどうがんばっても56歳より若く見えない。
娘じゃなく、オバちゃんになってしまうわけです。

だけれども、確かにうまい。
キレがあるし、くるくる回り続ける速度は
さすがプロ!

フィギュアでいったら、
カタリーナ・ビットや荒川静香ではなく
伊藤みどりといったところでしょうか。
技のすごさがすごいんです。

で、義経。
これは昼の部で夜より疲れてないせいもあってか、
鮮やかな紫の衣装もあってか、
無理すればフケた39歳に見えないこともない。

別の日に見た友人は
「藤十郎の息子がでてきたかと思った」くらい
若々しく見えるのです。

でも、いくら若く見えても
56歳の若い娘と39歳の義経って
ありえんだろう!!!

と憤りながら藤十郎の年齢を調べてみると
、、、、、


なんと1931年生まれの76歳!

いやいや、各20歳、37歳は若く見えていたというわけです。


おお、これぞ至芸。

襲名の緊張でハジケられない主役、中村錦之介
をはじめ、並み居る役者を差し置いて、
60歳もサバを読んで、性別をたばかりながら
クルクル回るのが楽しくてしょうがない、
そんなじーさん役者、藤十郎だけが
まぶしく輝いておりました。

その帰り、出勤途中の舞妓ちゃんに遭遇いたしました。

●原色キモノ美女図鑑
No.00050  京都の舞妓


顔見せ [2007年12月11日(火)]
12月の京都といえば、
南座の顔見せ興行。

界隈の通りにぼんぼりが立ち並び、
町全体に「師走やなあ」という
雰囲気が立ちこもっていきます。



そこで、母や叔母たちと
行って参りました。



今年、顔見せ、つまり
デビューというか、名前が変わって襲名披露目を
するのは二代目中村錦之介。
初代の甥にあたる信二郎が錦之介になる、
というわけです。

我々は16時20分開演の夜の部に
行ったのですが、、、、

まず、中村錦之介という
名前だけは大きいものの、
ご本人が登場しても、
全然歌舞伎ファンでもなく、
イベントとしてたまに鑑賞する程度の
我々にとっては
え、誰ですか? 状態。

結果、
あまり楽しめず
まず、風邪気味の叔母が二幕目を
見終わったところで帰宅。
わたしは三幕目の「娘道成寺」
を見て帰ってしまいました。

その後、家で
マッサージを頼んでいるところへ
脱落した母親が脱落して帰宅。

最後まで見終わると五幕、10時過ぎまで
という長丁場はかなりキツかったです。

ですが、
顔見せにはつきものの
芸舞妓さんの姿も客席にはあり、
そちらのほうではなかなか
楽しめました。

うちの妹は
「本物かな、観光客かな」
と見分けが付かないようでしたが、
正真正銘本物です。

●原色キモノ美女図鑑
No.0048〜49



京都の舞妓さんたち(本物)
ただし、街は不明。


見分け方は
カツラ(しかも安物)のニセ舞妓に対して
地毛を結っているのが本物。

それからお化粧でもわかります。
本物は白塗りながらも
紅をうまく使ってほんのり頬がピンクだったり
するのですが、ニセはのっぺり白いバカ殿メイク。

あとは衣装もニセは残念ながら
ペラペラですね。

みなさんも生え際やら
肌の具合、気になったら
じーっとガン見してみてください。



二ツ星 龍吟 [2007年12月05日(水)]
先日、
ミシュラン二ツ星の『龍吟』に行ってまいりました。

同伴者のひとり、Fさんはもはや異常というほどの食通。
食にかける情熱と知識とお金は
ハンパではありません。

とにかく真剣さの度合いが常人とは異なるのです。
食べることを偏愛するゆえに
フードライターになってしまった私なんか
足元にも及ばないくらい執念がすごい。

そのFさんは過日、
渋谷西武のデパ地下でとあるフレンチレストランの
牛頬肉の赤ワイン煮とやらを購入されたとか。
それが、あまりにもおいしくなかったとかで
お店にその旨を伝えたそうなんです。

いわゆる、クレームってやつですね。

そのやり方がすごい!
聞いてて、背筋が凍りました。

なんと、
先方に食べかけの牛頬肉の赤ワイン煮の
歯形がついた部分を「失礼だからな」と
包丁できれいに切り落としたものを
真空パックしなおし(!!機械をもっていらっしゃるのです)
ちゃんとクール宅急便で送り返したというのです。
「おいしくなかったです」という手紙を添えて…
ただし、私はクレーマーではないので
クレーマー対応をしてくれるな、
手持ちでメロンをもってくるようなことではなく、
交換商品は宅急便で送ってもらえれば
それで結構ですという主旨で。

そしたら、
先方から電話があって
「申し訳ございません。
 調理の工程がひとつ抜けてました」
と言ってきたらしいです。

「どんな工程が抜けてたんですか?」
の問いには
「それは企業秘密で言えません」
という答えが返ってきたそうです。

数日後、送られてきた
新生、牛頬肉の赤ワイン煮は
すばらしくおいしいものだったそうです。

そんなFさんとともにいただいた
龍吟 ディナー
印象に残ったのは

カキのジュレがけ でした。



載っているのは真珠?
と思いきや、
スペインの三ツ星「エル・ブリ」などが
盛んにやっているおもしろ調理法、
人工イクラを作る要領で
アルギン酸というものを使って
海老のだしをプニョプニョ膜に閉じこめた
おいしい真珠もどきでございました。

いえ、こんな「おイタ」だけが印象に残ったのではなく、
すだちの香りも爽やかな、
醤油ジュレと海のミルクのハーモニー。

山本シェフは
明日の三ツ星に向かって邁進中です。



これからはガストロノミーの世界で生きていく!
そうで、
残念ながら私がひとりで行って食べていた
5000円のラーメンなどは
星発表の11月19日を境に
きっぱり作らないことにしてしまったとか。
あーあ。

チャーシュー→前菜
スープ→第二の品
麺→メイン

として楽しめる高級ラーメンだったのになー。

カバーガールになる! [2007年12月03日(月)]
不肖、わたくし、
11月30日発売の
「淡交別冊 第52号
 香合
−多彩なデザインと創造性 」で

なんと!
表紙を飾らせていただいております!!!




その昔、裏千家の茶の湯を教えていた
祖母が毎月購読していた「淡交」の別冊に
なんとなんと、
あろうことか表紙で登場する日がやってくるとは…

しかも表紙だなんて、
読モの極み。
素直にうれしいです。

これというのも
わたしの茶の湯の師、カフェブロで
「一服のもてなし」を執筆されている
北見せんせい
のおかげでございます。

当ブログの話題のひとつに
いかがですか?
と香合をテーマにしたページの撮影に
呼んでくださったのです。

着物一式をせんせいのほうで
2種類ご用意いただいてまして、
ひとつはボルドーカラーの柔らかもの。
蔦系植物に金糸の縫い取りが上品なタイプ。

で、もうひとつが
実際に着用した
薄い藤色の紬。

どちらも素敵だったのですが、
今回の主役である香合が(わたしではありません)
北欧のインク壺を見立てたもので

合わせた道具も
・益田鈍翁の茶杓「鷹ケ峯」
・堂本印象の茶碗「冬籠」
といった近代ものに

バーナード・リーチの菓子器
・河合寛次郎の水差
といった民芸系のものを配したもの。

  *こちらの詳細は中のページに
   掲載されております。
   (二重アゴのわたしも…)
    ご興味のある方は
   是非、立ち読みででも
   ページをめくってみてください。



ざっくりした紬がよかったようです。


帯は間道(シマシマ模様)で
ボルドーカラーの帯揚げと帯締めでアクセントを
つけた組み合わせ
とても勉強になりました。

せんせい、ありがとうございます。

一生の記念となりました。

うれしくて、
六本木ヒルズのTSUTAYAまで
走っていったら、



ありました、
ありました!
スタバの裏の雑誌コーナーに
仏像やら科学やらの
雑誌の合間に置かれておりました。

1600円、
茶の湯愛好家のあいだでは
絶賛(であってほしい)
発売中です。

http://www.cafeblo.com/kimono/index1_0.rdf