女のきもの道

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顔見せ 2 [2007年12月14日(金)]
夜の出し物のつまらなさが
悔しくて
昼の部にも行って参りました。

松本幸四郎の「勧進帳」に期待!

10年ほど前、
妹と師走の「勧進帳」を歌舞伎座に
見に行ったことがあります。

このときの弁慶は団十郎。
本当にコーフンしました。

歌舞伎って素敵!
歌舞伎ってワンダホー!

高揚した気分で、その帰り、
フレンチ「シェ・イノ」に食事をしにいきました。

すると、店はちょうどお客様のお帰りのとき。
ギャルソンたちがお見送りに外に
出ていました。

と、
そのお客様は
なんと幸四郎さまご夫婦!

思わず
ビルの陰から
「いよっ、高麗屋!」
と声をかけてしまったのです。

にこっとこちらに会釈してくれた幸四郎さんに
感動。
その弁慶をいつか見たい、見たいと
その日から思い続け、
南座の顔見せ、昼の部となったわけです。

最大の見せ場、花道での飛び六方は
よかったですが、
数ヶ月前、生きた高級伊勢海老が
飛び跳ねるがごとくピチピチ、キラキラと
光輝く海老蔵の弁慶を見た後では
やっぱり、今、旬の弁慶は海老蔵なんだわ…

と思ってしまいました。

が、
目が離せなかった役者がいます。

それは坂田藤十郎。
夜の部で娘道成寺、
昼の部「勧進帳」では義経…

なんと厚かましい配役なんでしょう!
と思いつつ、
目が釘付けになってしまいます。

白塗りの藤十郎はほぼ、白塗りをした
ドラえもん。
あ、ドラちゃんは最初から白塗りだわね。

そのドラ十郎がうら若く美しい娘をやる。
それがどうがんばっても56歳より若く見えない。
娘じゃなく、オバちゃんになってしまうわけです。

だけれども、確かにうまい。
キレがあるし、くるくる回り続ける速度は
さすがプロ!

フィギュアでいったら、
カタリーナ・ビットや荒川静香ではなく
伊藤みどりといったところでしょうか。
技のすごさがすごいんです。

で、義経。
これは昼の部で夜より疲れてないせいもあってか、
鮮やかな紫の衣装もあってか、
無理すればフケた39歳に見えないこともない。

別の日に見た友人は
「藤十郎の息子がでてきたかと思った」くらい
若々しく見えるのです。

でも、いくら若く見えても
56歳の若い娘と39歳の義経って
ありえんだろう!!!

と憤りながら藤十郎の年齢を調べてみると
、、、、、


なんと1931年生まれの76歳!

いやいや、各20歳、37歳は若く見えていたというわけです。


おお、これぞ至芸。

襲名の緊張でハジケられない主役、中村錦之介
をはじめ、並み居る役者を差し置いて、
60歳もサバを読んで、性別をたばかりながら
クルクル回るのが楽しくてしょうがない、
そんなじーさん役者、藤十郎だけが
まぶしく輝いておりました。

その帰り、出勤途中の舞妓ちゃんに遭遇いたしました。

●原色キモノ美女図鑑
No.00050  京都の舞妓


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