女のきもの道

2007年06月
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

はじめまして [2007年06月07日(木)]
はじめまして。
今日から着物ブログ、始めます。

ウンチクいろいろは、知識豊富な方々にお任せ。

このブログでは今、生きている着物美人を
ライブなヴィジュアルとともにご紹介させていただきたいと
思います。

たとえば、
銀座のホステス、祇園&新橋の芸者衆、料亭の女将
といった着こなしのプロの方々。
それから、茶道や踊りをされている、マダム&お嬢様方……

見ているだけで、着物ってきれいだなー、
楽しいなーというブログを目指してがんばります。

で、記念すべき第一回目は
不肖、わたくしめのお着物紹介。

新橋芸者の年に一度のフェスティバル「東をどり」の最終日、
5月31日、今年は新橋花柳界が誕生して150年という節目
ということもあり、張り切ってお着物選ばせていただきました。

黒地のちりめんに蝶が舞う小紋。
これはある日突然、うちに送りつけられたものです。

送り主は1年半ほど前、
店を潰し、自己破産して失踪してしまった銀座のマダム。

周りでは消息不明ということで、心配していた矢先、
しわくちゃに丸まった状態で届いたのでした。

同封の手紙には
「他の着物はすべて処分しましたが、
これだけはたえちゃんに着てもらいたかったので送ります」
とありました。

「私には両親が残した遺産があって、お金持ちだから
 働かないほうが儲かるのよ、利息で」
と言っていたマダム。

「お金が出て行くばっかりだけど、
 男に貢ぐと思えば、店やってるほうがずっといい。
 店は浮気しないから」と言っていたマダム。

いつもブランドものを身につけ、
贅沢にとりまきを引き連れて遊び回っていたマダムの、
華やかなりし、往時が偲ばれるその小紋は
高級呉服店「ゑり善」のたとう紙に包まれておりました。



東をどりの大ファンだったマダムも、
今は潜伏中の身の上。
とてもじゃないけど、かつてのお客様たちが
集まる演舞場へは出てこれません。

この小紋はマダムの分身。
身代わりとなって舞台を堪能してくれたでしょうか。

いつかまた、戻ってこられる日がきたら
一緒に東をどり、行きましょう。
その日まで、この着物、大切にあずかっておきます。
体だけは気を付けて、お元気で。

http://www.cafeblo.com/kimono/index1_0.rdf