女のきもの道

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京都へおこしやす! [2008年02月01日(金)]
去年の「砂時計」に続き、
またまた
TBSの昼ドラ「京都へおこしやす!」にハマってます!

今回の舞台はなんと
祇園の花街!

中村玉緒演じるお茶屋のおかーさんは
ケチで「すかんたこ」。

●原色キモノ美女図鑑
No.0051 お茶屋水嶋の女将
花村雪乃さん




写真は初回のものですが、
今はだいぶん話が進んで、
めちゃめちゃおかしい。

このドラマのよいところは
中村玉緒をはじめとする
たいがいの人たちの京都弁が
ヒドくないこと。

へったーっぴな
京都弁まがいのセリフは
萎えますものね。

それから、
ビッグゲストもいろいろ出てくるのも見物。

東国原知事がタマオ女将に
「えろうならはって」みたいに言われつつ、
お客として登場もしてたし、

第一回目はなんと
アホの坂田師匠!



●原色キモノ美女図鑑
No.0052 祇園のNO.1芸妓 花村彩乃さん
No.0053 彩乃さんの妹分の舞妓 菊乃さん

みんなでお座敷遊び「金比羅船船」
をやってますね。

眼鏡の方は
チッチキチーの人。

「金比羅船船」
「すかんたこ」
などなど、
花街言葉はテロップで解説が流れ、
なかなか勉強になります。

よくできたドラマですよ!

顔見せ 2 [2007年12月14日(金)]
夜の出し物のつまらなさが
悔しくて
昼の部にも行って参りました。

松本幸四郎の「勧進帳」に期待!

10年ほど前、
妹と師走の「勧進帳」を歌舞伎座に
見に行ったことがあります。

このときの弁慶は団十郎。
本当にコーフンしました。

歌舞伎って素敵!
歌舞伎ってワンダホー!

高揚した気分で、その帰り、
フレンチ「シェ・イノ」に食事をしにいきました。

すると、店はちょうどお客様のお帰りのとき。
ギャルソンたちがお見送りに外に
出ていました。

と、
そのお客様は
なんと幸四郎さまご夫婦!

思わず
ビルの陰から
「いよっ、高麗屋!」
と声をかけてしまったのです。

にこっとこちらに会釈してくれた幸四郎さんに
感動。
その弁慶をいつか見たい、見たいと
その日から思い続け、
南座の顔見せ、昼の部となったわけです。

最大の見せ場、花道での飛び六方は
よかったですが、
数ヶ月前、生きた高級伊勢海老が
飛び跳ねるがごとくピチピチ、キラキラと
光輝く海老蔵の弁慶を見た後では
やっぱり、今、旬の弁慶は海老蔵なんだわ…

と思ってしまいました。

が、
目が離せなかった役者がいます。

それは坂田藤十郎。
夜の部で娘道成寺、
昼の部「勧進帳」では義経…

なんと厚かましい配役なんでしょう!
と思いつつ、
目が釘付けになってしまいます。

白塗りの藤十郎はほぼ、白塗りをした
ドラえもん。
あ、ドラちゃんは最初から白塗りだわね。

そのドラ十郎がうら若く美しい娘をやる。
それがどうがんばっても56歳より若く見えない。
娘じゃなく、オバちゃんになってしまうわけです。

だけれども、確かにうまい。
キレがあるし、くるくる回り続ける速度は
さすがプロ!

フィギュアでいったら、
カタリーナ・ビットや荒川静香ではなく
伊藤みどりといったところでしょうか。
技のすごさがすごいんです。

で、義経。
これは昼の部で夜より疲れてないせいもあってか、
鮮やかな紫の衣装もあってか、
無理すればフケた39歳に見えないこともない。

別の日に見た友人は
「藤十郎の息子がでてきたかと思った」くらい
若々しく見えるのです。

でも、いくら若く見えても
56歳の若い娘と39歳の義経って
ありえんだろう!!!

と憤りながら藤十郎の年齢を調べてみると
、、、、、


なんと1931年生まれの76歳!

いやいや、各20歳、37歳は若く見えていたというわけです。


おお、これぞ至芸。

襲名の緊張でハジケられない主役、中村錦之介
をはじめ、並み居る役者を差し置いて、
60歳もサバを読んで、性別をたばかりながら
クルクル回るのが楽しくてしょうがない、
そんなじーさん役者、藤十郎だけが
まぶしく輝いておりました。

その帰り、出勤途中の舞妓ちゃんに遭遇いたしました。

●原色キモノ美女図鑑
No.00050  京都の舞妓


顔見せ [2007年12月11日(火)]
12月の京都といえば、
南座の顔見せ興行。

界隈の通りにぼんぼりが立ち並び、
町全体に「師走やなあ」という
雰囲気が立ちこもっていきます。



そこで、母や叔母たちと
行って参りました。



今年、顔見せ、つまり
デビューというか、名前が変わって襲名披露目を
するのは二代目中村錦之介。
初代の甥にあたる信二郎が錦之介になる、
というわけです。

我々は16時20分開演の夜の部に
行ったのですが、、、、

まず、中村錦之介という
名前だけは大きいものの、
ご本人が登場しても、
全然歌舞伎ファンでもなく、
イベントとしてたまに鑑賞する程度の
我々にとっては
え、誰ですか? 状態。

結果、
あまり楽しめず
まず、風邪気味の叔母が二幕目を
見終わったところで帰宅。
わたしは三幕目の「娘道成寺」
を見て帰ってしまいました。

その後、家で
マッサージを頼んでいるところへ
脱落した母親が脱落して帰宅。

最後まで見終わると五幕、10時過ぎまで
という長丁場はかなりキツかったです。

ですが、
顔見せにはつきものの
芸舞妓さんの姿も客席にはあり、
そちらのほうではなかなか
楽しめました。

うちの妹は
「本物かな、観光客かな」
と見分けが付かないようでしたが、
正真正銘本物です。

●原色キモノ美女図鑑
No.0048〜49



京都の舞妓さんたち(本物)
ただし、街は不明。


見分け方は
カツラ(しかも安物)のニセ舞妓に対して
地毛を結っているのが本物。

それからお化粧でもわかります。
本物は白塗りながらも
紅をうまく使ってほんのり頬がピンクだったり
するのですが、ニセはのっぺり白いバカ殿メイク。

あとは衣装もニセは残念ながら
ペラペラですね。

みなさんも生え際やら
肌の具合、気になったら
じーっとガン見してみてください。



不倫にも効く! [2007年10月30日(火)]
えー、お待たせしました、
恋愛指南役としてご登場いただきます、
小鈴さんです。

●原色キモノ美女図鑑 No.0033

京都・祇園の芸妓 小鈴さん

拍手〜、パチパチパチパチ。

小鈴さんにお話を伺ったのは
お盆の時期。
薄ものの縦絽をお召しでしたが、

「夏の着物といっても、
立秋(8月8日)を過ぎたから
秋草模様のものを
選びました。
地球がどれだけ温暖化して、
連日猛暑が続いても
季節を先取りするのが
着物のルールなんどす」
とのこと。

ワイン片手にお着物のルール、
花街のルールなどなど、
小鈴さんはわかりやすく
教えてくださいます。

さすが、ベテラン!

人生の師として、もっといろいろ
お教えを賜りたくなってしまいました。

そこで、
●●どうしたら、彼と上手に恋愛ができるか●●
についてお話を伺ってみました。

「女の子は好きな彼に禁句を言うてしまうんどす。
 そやから、関係がダメになる」

その禁句とは?

「仕事と私、どっちが大事?
 これがダメどす。
 30代、40代の素敵な男性は
 みんな仕事が忙しい。
 そこをわかってあげないと。
 
 よく、私のことを全然わかってくれない
 と言って相手を困らせる女性が
 いてはりますけど、
 じゃあ、あなたはどれだけ彼を
 わかってあげてるの?

 大切なのは自分がして欲しいことを
 相手にもしてあげる、自分が言ってもらいたいことを
 相手にも言ってあげるということ。

 あとね、
 彼に向き合ってもらいたくて
 喧嘩をふっかけるっていうのも
 ダメですよ。
 確かに喧嘩をすれば、彼が
 真正面に自分と向き合ってくれる。

 奥さんがいる彼の場合だと、
 自分に真っ直ぐ向いてくれないんじゃないか
 という不安から、わざと彼を怒らせたりする
 人もいるでしょう。

 でもね、これは相手を疲れさせるし、
 自分もヘトヘトになる。

 同じエネルギーを使うなら、
 もっと素直に自分を表現すること。

 ま、私だって、この年でやっと
 わかってきたこと。
 失敗しながら恋してますよ(笑)」

なーんて話を真剣に! そして楽しく
伺ううちに、みんな食後酒を愉しみだしたのでした。

男性を惹きつける! [2007年10月25日(木)]
さて、神戸のフレンチ「オーベックファン」にて
遭遇した2人の芸妓さん、


まず、ひとり目。

●原色キモノ美女図鑑 No.0032 
京都・祇園の芸妓 多満葉さん


こちらが、今、祇園で圧倒的人気を誇る、
あの、多満葉さんでいらっしゃいます。

なんだか、明治大正期に描かれた
日本画壇の巨匠の美人画みたいですね。

レストラン内にある、
サー・G・ネッラー(1682〜1745年)作(本物です!)、
ヨーロッパの美人画と対をなすようです。


実業家、松方幸次郎が大正、昭和にかけて
収集した美術品のコレクション、「松方コレクション」
としてロンドンに眠っていたも作品だそう。

貴婦人は肖像画という一世一代の
晴れ舞台には、持てる宝飾品のすべてを
身につけて描かれるといわれており、
何もつけていない女性はモナリザも含め、
高級娼婦であったろうといわれております。

昔のヨーロッパの高級娼婦は
花魁同様、教養が高かったといいます。
お相手となる位の高い男性たちが、
話して楽しいように、美術、文学、音楽等の
素養を身につけていたみたいですね。

数年前に上映された『娼婦ベロニカ』は
16世紀のヴェニスが舞台。
主人公である高級娼婦、ベロニカは
当時、(確か貴族の)男性しか入れない
図書館にも足を踏み入れることを許され、
熱心にお勉強していたような気がします。

洋の東西、歴史を問わず
美しさや若さ、魅惑的な体だけでは
男性を惹きつけておくに十分ではない、
ということなんでしょうね。

で、とうとう次回、
お待ちかね。
ベテラン芸妓による、
「男性を虜にする方法」、伝授です!

世界一おいしいカルパッチョ [2007年10月18日(木)]
それにしても、
神戸のフレンチ『オーベックファン』
食べたカルパッチョはうまかった……。

この『オーベックファン』のオーナーは
大の釣り好き。

瀬戸内海に船を出して釣った魚が
その日、レストランの卓上に上がるといいます。



「鯛のカルパッチョ」
は鳴門の渦で鍛えられ、
身の締まった鯛を使用。

これが、コリコリとした歯ごたえで、
磯の香り、それも日本海でも太平洋でもない、
瀬戸内海の香りが口の中にフワーッと広がる極上モン。

このクラスの鯛は日本料理でも
トップクラスの料亭でしか扱われていないはず。
まさに、世界一おいしい鯛のカルパッチョといえるでしょう。

こんな素晴らしい食材を毎日使える
華野英人シェフ(右)は料理人さんから
羨ましがられるでしょうね。


また、支配人兼シェフソムリエの
市川嘉教さん(左)も全国、いえ、世界の
サービスマンから羨ましがられるはず。

だって、


世にも珍しい、
往年のミシュラン3ッ星(最近は2ツ星になっちゃいましたが)
パリの名店『タイユヴァン』とのWネーム
(下の「BUNBUN」がオーナーの相性)で
作ったコニャックを扱えるんですから。



みんなが食後のコニャックを
楽しむ頃、
レストラン常駐ピアニストの演奏に合わせ、
小鈴さんがなんとジャズを熱唱!

和でならした人は
洋でもバッチリ。
エンターテイナー、芸妓の底力を
目一杯堪能いたしました。



お外のブロンズ像たち、
ロダン作「考える人」 、ルノアール作「勝利のヴィーナス」
(どちらも本物の美術品です!)
もちゃんと聞いててくれたかな?

神戸オーベックファンにて*1 [2007年10月16日(火)]
夏の某日、神戸の老舗フレンチ「オーベックファン」に行ってまいりました。



こちらは
愛好家なら一回死んでからでも、飲ませてもらえるもんなら飲んでみたいという1945年ものの5大シャトーワイン、シャトー ムートン・ロートシルトなどお宝ワインがたくさんある素敵なお店です。



きらきらイルミネーションは夜のデート、
とりわけ、クリスマスにぴったり。



大人な雰囲気のお客様方に
愛され、なかにはお着物の女性の姿も。



なんと、この2人は祇園の芸妓さん。
芸妓さんの主たる職場はお茶屋や料亭の
お座敷ですが、
「ごはん食べ」と称してお客様の食事の
お供にはべるのも立派なお仕事。

京都を離れ、神戸まで「遠出」することもあるのです。

次回以降、この祇園のお2人へのインタビューなど
連続ものでお届けいたしますので
乞う、ご期待!

まこっちゃん [2007年09月11日(火)]
さて、ちょっとここいらで、
以前に採取した単衣姿の美女をご紹介
させていただきとう存じます。

●原色キモノ美女図鑑
No.0023 祇園の芸妓 眞箏さん



ご存知の片もいらっしゃると思いますが、
cafeglobeで『京女のつれづれ草』というブログを書いている芸妓さんです。

京都に遊びに行ったとき、
連絡をとってモデルになってもらいました。

一見、ムンクの叫びのごとき
モダンな柄ゆきに見えますが、
実は「墨流し」という今ではなかなかに
得難い貴重な技法で染められた反物らしいです。



帯もポップなようで
日月を表す伝統モチーフ。

伝統芸能の芸妓でありながら
現代芸能のジャズ歌手としても
活躍する眞箏さんそのもの、
といった着こなしです。

端から見ると、
2つの異なるステージをうまーい具合に
行ったり来たりしているように見える眞箏さんですが、
きっと、大変ながんばりなしでは
成し遂げられないんじゃないかな、
と思います。

花柳界というところは
平成の世にあっては、信じられないほど
閉鎖的なところがあり、
なんでもかんでも思い通りにスーイスイ
とはいかないところと察せられます。

これは眞箏さんとは
全然関係のない話になりますが、


花柳界特有の価値観に
驚愕してしまった、ということがあります。

とある歌舞伎俳優に隠し子がいたことが
わかり、子の母親である女性が
困った挙げ句にマスコミにそのことを
訴えかけてしまったということがありました。

当時、世間では
♂男が悪い! 
という意見が圧倒的。

昼間、そのスキャンダルでワイドショーが
賑わっていたその夜、
とあるバーでとある花街の芸者さんたちが
お客さん(♂)と一緒にいる場面に遭遇しました。

彼女たちもくだんの隠し子騒動を話題にしています。
そのとき、首がすっと長く艶麗な
芸者さんが言ったのです。

「女が悪い!」

彼女の言い分はこうでした。

仮にも、
一度は好きになった人と別れたからといって
ふたりの間で起こったことを
世間様に暴露してしまうなんて、やってはいけないこと。
女として言語道断。
歌舞伎役者の彼がかわいそう。

衝撃でした。
普通に暮らしてきた多くの女が思うように

仮にも、
一度でも好きになった女に
子供ができたら
責任とるのが当然でしょ。
ほったらかしなんて、言語同断!
相手の女性がかわいそう。

という見地から
遠くかけ離れた意見です。

わたしはその芸者さんの言葉を
聞いて、ふたつのことを感じました。

ひとつめは
潔い、身ぎれいな考え方だなあ。
無償の愛を相手に与え、やったことの責任は
自分ひとりでとる。
そして、一度でも愛した男性の
幸せを願う。
なんて格好のいい女なんでしょう。

ふたつめは

花柳界って
男性に都合のいいルールを
芸者さんに叩き込んで
機能している世界なんだなあ、と。

お客様の秘密保持。
それは花街における最大のサービスとも
いえるでしょう。

お金をいただいている殿方に
関する事柄は
たとえ、不始末であっても、というか
不始末であればあるほど
固く口を閉ざして、秘密にする。

街をあげて秘密が漏れない
システム作りに血道を開けてきた歴史がある。

いずれにせよ、
純粋培養ともいうべき
芸者さんの育てられ方に
ちょっぴり、胸がきゅんと痛んだ次第でありました。

芸妓と芸者 [2007年06月14日(木)]
演舞場の前に黒塗りの車が次々と停まる。
降りてくるのは 
 あ!
IのH社長、あ! S元社長のIさん!
大物財界人の他にも歌舞伎俳優や女優さんなど、テレビでお馴染みの顔を見かける。というのが「東をどり」毎年恒例の風景です。

芸者衆が「よそ地」と呼ぶ、新橋以外の花柳界で活躍する女性たちの姿もみえます。初日には祇園から照古満(てるこま)さんがいらしてました。

●原色キモノ美女図鑑 No.002
祇園の芸妓 照古満(てるこま)さん


3年前、初めて照古満さんと会った頃、彼女はまだ舞妓でした。それが、その数ヶ月後に雑誌で取材させてもらったときには芸妓に姿変わり。その後、会うたびにきれいになって……抜けるように白い肌にため息が出ます。この日、お召しの帯は菊唐草の地模様から察するに、京都『ゑり萬』製と思われます。

京都がはんなりなら、江戸は粋が芸者の身上。
新橋でその名を知られた清葉ねーさんは黒紋付きで舞台に臨みます。

●原色キモノ美女図鑑 No.003
新橋の芸者 清葉さん


気付きました?
祇園は「芸」、新橋は「芸」。
花柳界で芸&接客にいそしむおねーさんの呼称は土地によって違うんです。

それから、清葉さんは清元をうたう「地方」なので顔は白塗りにしてません。白く塗るのは「立ち方」と呼ばれる踊り手だけです。

たとえば、
●原色キモノ美女図鑑 No.004
新橋の芸者 小いくさん


小いくさんは今、新橋で最も旬の男役の踊り手の方。今年は宮本武蔵の巌流島の決闘を踊りで表現した「芸者の四季 三景」で小次郎役を務め、手足がスーッと伸びていく様子、要所要所でスパッスパッとキレのある動きで見せ場を作っていらっしゃいました。

前にお会いしたときは着物も髪型も凛々しい男役のものでしたが、この日は「今日はオカマなの」。色気と粋がブレンドされた女姿も素敵でした。
 

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