はじめまして [2007年06月07日(木)]
|
はじめまして。
今日から着物ブログ、始めます。 ウンチクいろいろは、知識豊富な方々にお任せ。 このブログでは今、生きている着物美人を ライブなヴィジュアルとともにご紹介させていただきたいと 思います。 たとえば、 銀座のホステス、祇園&新橋の芸者衆、料亭の女将 といった着こなしのプロの方々。 それから、茶道や踊りをされている、マダム&お嬢様方…… 見ているだけで、着物ってきれいだなー、 楽しいなーというブログを目指してがんばります。 で、記念すべき第一回目は 不肖、わたくしめのお着物紹介。 新橋芸者の年に一度のフェスティバル「東をどり」の最終日、 5月31日、今年は新橋花柳界が誕生して150年という節目 ということもあり、張り切ってお着物選ばせていただきました。 黒地のちりめんに蝶が舞う小紋。 これはある日突然、うちに送りつけられたものです。 送り主は1年半ほど前、 店を潰し、自己破産して失踪してしまった銀座のマダム。 周りでは消息不明ということで、心配していた矢先、 しわくちゃに丸まった状態で届いたのでした。 同封の手紙には 「他の着物はすべて処分しましたが、 これだけはたえちゃんに着てもらいたかったので送ります」 とありました。 「私には両親が残した遺産があって、お金持ちだから 働かないほうが儲かるのよ、利息で」 と言っていたマダム。 「お金が出て行くばっかりだけど、 男に貢ぐと思えば、店やってるほうがずっといい。 店は浮気しないから」と言っていたマダム。 いつもブランドものを身につけ、 贅沢にとりまきを引き連れて遊び回っていたマダムの、 華やかなりし、往時が偲ばれるその小紋は 高級呉服店「ゑり善」のたとう紙に包まれておりました。 ![]() 東をどりの大ファンだったマダムも、 今は潜伏中の身の上。 とてもじゃないけど、かつてのお客様たちが 集まる演舞場へは出てこれません。 この小紋はマダムの分身。 身代わりとなって舞台を堪能してくれたでしょうか。 いつかまた、戻ってこられる日がきたら 一緒に東をどり、行きましょう。 その日まで、この着物、大切にあずかっておきます。 体だけは気を付けて、お元気で。 |
Posted at 18:33
| その他姫君たちのキモノ
| この記事のURL




